感度分析

感度分析とは、特に収益性などに影響を与えるパラメーターが、収益や売上など結果となる数字に対してどの程度影響を与えるものかを定量的に示す分析手法である。

評価しようとしているビジネスが収益の面でどういった特徴を持つビジネスなのか、そのビジネスを推進していくうえでどういった要素に気を遣う必要があるか、またそのビジネスを成長させていくうえでどういった施策が必要になるのかといった評価を定量的に行い、方針を策定すると同時に、関係者に向けて説明していく際に使われる。

特にM&Aバリュエーションの際には必ず行われる。
買収しようとしているビジネスにはどういったリスクやアップサイド(上振れ余地)が存在するかを把握し、そのリスクを低減するための打ち手を考案したり、場合によっては契約自体にリスクを軽減するための項目を盛り込んだりする。
他にも営業施策や業務効率化施策等の検討の際に有効な打ち手の絞り込み等に使われる。

感度分析を行う際には、売上や利益、コスト(の一部)を計算するためのモデルを用意したうえで、変化させたいパラメーター以外を固定し、変化させたいパラメーターを変更したときの売上や利益、コスト(の一部)の変化を見る。
その際には1%ごとの変化、5%ごとの変化など、パラメーターの振れ幅に応じて分析の幅を調整する。

例えばM&Aのバリュエーションであれば、リスク要因として為替変動が最終的な収益に与える影響を見たり、外注人件費の高騰による原価率悪化の影響を見たりする。
一方アップサイド要因としては為替がプラスの動きをした場合の変化や、コスト低減施策がうまくいった場合の固定費への影響などを見ることが多い。
上記のとおり為替であれば上下両方の影響を与えうるため、両方向で表現する。

また営業施策等の各施策の評価を行う場合も、例えば選択受注による粗利率向上の影響や単価上昇の影響、新規顧客獲得の影響など、それぞれの施策の効果を比較し、施策の優先順位付けにつなげる。

コンサルファームの面接で感度分析が実際に課されるケースは少ないが、M&Aのバリュエーションの際には必ず行われるなど、特に戦略ファームやFAS系ファームに入った場合は必須のスキルとなってくる。
感度分析そのものをマスターしておく必要はないが、その単語の意味するところは面接を受ける前に知っておいたほうが無難であろう。

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