未経験からのコンサル転職―20代、30代、40代からコンサル業界に転職するには

昨今、コンサルティング業界の人気が高まっています。大きなやりがいと、恵まれた収入で、転職を考えるビジネスパーソンから注目されるコンサルティング業界。しかし、コンサルティングファームへの転職は難関として知られており、コンサル未経験者からすると、ハードルが高く感じられるかもしれません。本記事では、未経験からコンサルへ転職する際に求められる人材要件や、選考対策の方法を年代別に解説します。

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コンサル業界に未経験で転職する際に求められるスキル

未経験でコンサルに転職できる人とはどのような人でしょうか。大企業の経営企画やM&Aなどを担当していたような人材がコンサルタントとして活躍するイメージがあるかもしれません。しかし、実際のところは、企業規模の大小、業界、役職を問わず、様々なバックグラウンドを持つ人々がコンサルタントとして活躍しています。例えば、医師や官僚など、民間の事業会社での勤務経験がない人でも、高いポテンシャルや専門知識が評価されて、コンサルティングファームの内定を勝ち取るケースは珍しくありません。

未経験でコンサルに転職できる人とはどのような人でしょうか。大企業の経営企画やM&Aなどを担当していたような人材がコンサルタントとして活躍するイメージがあるかもしれません。しかし、実際のところは、企業規模の大小、業界、役職を問わず、様々なバックグラウンドを持つ人々がコンサルタントとして活躍しています。例えば、医師や官僚など、民間の事業会社での勤務経験がない人でも、高いポテンシャルや専門知識が評価されて、コンサルティングファームの内定を勝ち取るケースは珍しくありません。

コンサル業界の選考プロセス

コンサルティングファームの選考プロセスは、「書類選考」→「筆記試験」→「面接(人物面接・ケース面接)」の3ステップとなります。なお、応募先のファームによって、必要書類の種類、筆記試験の有無、ケース面接の有無などは異なるので、注意が必要です。

書類選考では、履歴書、職務経歴書を提出します。ファームによっては、志望動機書や英文レジュメも必要となります。志望動機書に記載する志望理由や自己PRは、面接で話す内容に直結します。よく練って作成しましょう。

筆記試験は、GABやTG-WEB、玉手箱、判断推理などの適性検査を出題するファームが多くなっています。各ファームにおいて出題される適性検査の種類はおおよそ定まっていますので、合致する対策をしておくことが大切です。

人物面接では、これまでの経験や職歴、志望動機について質問が中心となります。候補者の性格や価値観、仕事に対する姿勢、スキルの高さなどが評価されています。選考において大きなウェイトを占めているので注意が必要です。

ケース面接は、特定のビジネスシチュエーションを想定して、面接官と問題解決にむけたディスカッションを行う選考です。ディスカッションパートナーとしての適性が確認されています。そのため、論理的思考力や問題解決能力だけでなく、粘り強さや柔軟性なども含めて多面的な評価がなされています。

また、コンサルタントへの転職を考える時、年齢によって求められるスキルや経験は異なります。例えば、20代はこれからの成長を見越したポテンシャル面が重要視されますが、40代では一定のマネジメント経験が転職に有利に働く場合があります。それぞれの年代別に、未経験でコンサル業界に転職する際に必要な要件を詳しく見ていきましょう。

20代前半でのコンサル転職-ポテンシャルによる挑戦

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20代前半、いわゆる第二新卒でコンサルタントへの転職を考える際、企業の経営課題を解決するための高度なスキルや経験はほぼ求められていません。20代前半の転職においては地頭力や論理的思考能力など、ポテンシャルが重視されます。これらは、各種適性検査やケース面接などを通して評価されます。特にケース面接は、準備や慣れによって結果が大きく異なるため、対策をしっかりとして臨むことが大切です。

ビヘイビア面接とも呼ばれる人物面接では、コンサル業界への理解や志望度を掘り下げられます。「なぜ、コンサル業界への転職を志望するのか」「コンサルタントになって何をしたいのか」これらの項目は必ず聞かれる内容ですから、しっかりと自分の想いを言語化しておく必要があるでしょう。ポテンシャルを重視しての採用となるため、モチベーションの高さは合否に大きな影響があります。

なお、昨今では多くの新卒学生を採用することに成功したファームが、第二新卒の採用を絞ることも珍しくありません。ポテンシャル採用なので入社しやすいなどと、準備を軽視しないようにしましょう。

また、大手総合ファームなど一部のコンサルティングファームでは、第二新卒の採用をまとめて行っているケースも見られます。そのため、20代前半でのコンサル転職を検討している方は、主要ファームの募集時期を把握しておき、逃さずに応募することが大切です。

20代前半はキャリア形成の初期段階であり、この時期にコンサルファームに入ることで、多角的な視点やビジネススキルを身につけることができます。コンサルでの経験を活かし、経営企画や幹部候補、起業などのネクストキャリアにつなげることも可能です。このようなキャリアビジョンを描いている場合、社会人としての基礎を築く時期にコンサル業界を経験できることは、非常に大きなアドバンテージとなるでしょう。

20代前半 コンサルへ未経験で転職に成功した事例

手厚いサポートのおかげで、ビジネス経験なしで、戦略ファームへ内定獲得!人生・キャリアに徹底的に向き合った転職活動


20代男性、医師から戦略ファームへの転職事例です。転職活動開始当初は、未経験・専門職からの転職に不安を持たれていました。しかしその知識を強みにシナジー効果を生むことができる戦略コンサルティングファームから内定を獲得されました。

【第二新卒で戦略コンサルへ】具体的な選考対策により、数少ないチャンスを高確率で突破!


20代男性、ヘルスケア事業会社から日系戦略ファームへの転職事例です。コンサル業界に行きたいと考えながらも、就業経験が短いこともあり、苦戦されていました。しかし、書類アドバイスと模擬面接を重点的に行ったことで、念願の日系戦略ファームの内定を獲得されました。

20代後半~30代前半でのコンサル転職-経験を活かしたキャリアアップ

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20代後半~30代前半でのコンサルへの転職は、適性が見られるだけでなく、これまでの経験を活かして早期に戦力となることが期待されます。この年代でコンサルティングファームへ転職した場合、コンサルタント〜シニアコンサルタントクラスで採用される場合が多く、後輩指導やプロジェクトのマネジメントが求められるからです。そのため選考においては、これまでの実績や経験をどのように活かすことができるのかを説得力をもって伝えることは必須となります。

また、これまでいた業界知識や経験だけでなく、高度な分析力や戦略的思考力も求められます。これらは、クライアントのビジネスを理解し、適切な提案を行うために必要な能力です。

書類作成では、これまでの経験とご自身の強みが伝わるように準備していきます。20代前半での転職とは異なり、積んだ経験や実績に差がつくようになります。そのため、応募書類のクオリティが合否に及ぼす影響も大きくなると言えるでしょう。なお、応募先のファームによって、アピールすべき内容が変わることがあります。応募企業から期待される能力・スキルをよく理解したうえで作成することが大切です。

もちろん、筆記試験や面接もしっかりと対策してから臨むことが重要です。特にケース面接での回答に対する期待値も上がります。ケース対策本を読み込んでおくことはもちろんのこと、面接本番までに、実践的な練習を積んでおくことが欠かせません。

未経験からのコンサルタント転職は、20代後半~30代前半で行うケースが最も多くなっています。コンサルティングファームも、この年代に対して最も積極的な採用を行っているのです。ご関心をお持ちの方はぜひチャレンジしていただければと思います。

20代後半~30代前半でコンサルへの未経験転職に成功した事例

人生の分岐点だからこそ後悔しない選択を。キャリアビジョンを明確にし、希望の転職先に内定


26歳男性、スタートアップからシンクタンクへの転職事例です。これまで抽象度が高かったキャリアビジョンの明確化・具体化を行うことで、希望する企業から内定を獲得しました。

キャリアの階段を一緒に考えてくださり、未来が広がりました


26歳女性、店舗運営から経営コンサルティングファームへの転職事例です。「なんとなく」転職活動を始めたSさんでしたが、ご自身のキャリアと真剣に向き合い「キャリアの階段」を考えた結果、志望するコンサルティングファームへの転職を実現されました。

入社だけでなく、その先を見据えたキャリア支援


34歳男性、建築設計事務所から外資系戦略ファームへの転職事例です。「本当にコンサルタントを目指したいのか」を考え直し、コンサル転職ありきではなく自分自身のキャリアにしっかり向き合ったことで、トップ戦略ファームの内定を手に入れました。

地方公務員からコンサルへキャリアチェンジ。真摯に向き合ってくれるキャリアパートナーとの出会い


30代男性、地方公務員から大手総合コンサルティングファーム公共系部門への転職事例です。地方公務員としてベテラン層に片足を踏み入れ始めた時期での転職でしたが、公務員として身につけた知識や経験が大きく評価され、念願としていた志望ファームの公共系部門から内定を獲得されました。

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30代後半~40代でのコンサル転職-高度な専門性を活かす

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30代後半~40代から未経験でコンサル業界へ挑戦することは、一般的にハードルが高いといえるでしょう。しかし近年では、特定領域に高い専門性を持つ30代後半~40代の方が、コンサル業界への転職を実現するケースが見られるようになってきました。そして、その際の採用ポジションは、マネージャー以上となることもあるのです。

企業を取り巻く競争環境が激化する中、コンサルティングファームへ寄せられる相談も、サスティナブル対応、生成AIをはじめとするデジタル化対応、地政学リスク対応など、続々と新しいテーマが増えています。そのため、先端的な領域に高い専門性や豊富な経験を持っている人材が求められるようになっているのです。

また昨今では、実行支援型のコンサルティング案件が増加しています。クライアント企業の現場社員や自社のコンサルタントをリードできる、組織マネジメントの経験を持つ人材が評価される傾向にあると言えるでしょう。30代後半~40代でコンサル業界への未経験転職は、これまでの経験とスキルを活かす絶好のチャンスでもあるのです。自身の強みを理解し、それを最大限に活用することで、新たなキャリアパスを切り開くことも可能となっています。

40代のコンサル転職においては、書類や面接を通じて、高い専門性とマネジメント力を持つことをアピールすることが大切です。なお、ケース面接が課せられるファームへ応募する場合は、他年代と同様に対策が必要となります。また、新しい仕事にキャッチアップできるだけの行動力や柔軟さについては、慎重に判断されますので、面接時のコミュニケーションに気をつけるようにしましょう。

40代でコンサルへの未経験転職に成功した事例

業界の知見をフルに活かしたサポートで叶った、40代でのキャリアチェンジ


40代男性、個人事業主から外資系コンサルティングファームへの転職事例です。「自分の専門領域を活かしてさらに活躍の場を広げたい」というご自身の強い想いが実り、第一志望のファームからオファーを獲得されました。

政府職員からテクノロジーコンサルタントへの大転身!


49歳男性、外国政府職員から大手ITコンサルティングファームへの転職事例です。前職で経験した外国での専門的な活動と技術経歴が高く評価され、わずか2ヶ月弱で大きなキャリアチェンジを成就されました。

外資系コンサルティングファームへのワークライフバランス転職


46歳男性、大手BPOサービスベンダーから外資系コンサルティングファームのマネージャー職への転職事例です。親の介護と仕事の両立を希望して転職活動を行った結果、これまでの経験を最大限生かした上でワークライフバランスが取れる企業への転職を成功しました。

転職活動は市況が良いときに行う

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コンサル業界への転職は、どなたにとっても難関です。年齢に関係なく、書類や各種適性検査、面接などの入念な対策は必須となります。さらに、20代後半以降は年齢が上がれば上がるほど、前職での経験や専門スキル等を問われ、難度は上がります。そのため、コンサル業界への転職は「希望したらできるだけ早く」が基本的な考え方だといえるでしょう。

一方で、転職には「市況」も大きく関わってきます。企業のDX対応やafterコロナの経済活動への転換などを背景に、コンサル業界の成長が続いているため、近年のコンサル業界への転職はとても良い市況となっています。しかし、リーマンショック後の不況期や、コロナ禍のスタート時などにおいては、多くのファームで採用がストップすることもありました。そのような時期に、未経験からコンサル転職を成功させることは、ハードルがとても高くなります。

転職を考えたとき、「今の会社で成果をあげてから」「英語を勉強してから」「資格を取得してから」などと考える方もいらっしゃいます。しかし、コンサル業界への転職にそれらは必須ではありません。むしろ市況の良いときを逃さずに、転職活動をするほうが良い結果に結びつくことが多いでしょう。

コンサル転職するために信頼できるエージェントを頼る

コンサルティングファームへの転職には、書類を作成し、ケース面接対策などの準備など、多くのやるべきことがあります。転職活動期間は4〜6ヶ月と長期になることが珍しくありません。この対策や準備を、現職の仕事との両立は並大抵のことではないでしょう。

コンサル業界への転職を目指す場合、各コンサルティングファームの傾向を熟知し、選考対策を支援してくれるエージェントに相談することが大切です。提出書類の添削やケース面接のトレーニングなどをサポートしてもらうことで、合格率を大きく引き上げることができます。転職を伴走してくれるパートナーがいるだけで、長い転職活動期間のモチベーション維持にもつながるでしょう。ぜひ、複数のエージェントやキャリアコンサルタントと会い、ご自身にフィットするパートナーを見つけてみてください。

未経験でコンサルへ転職したい方へ
「コンサル転職の基礎知識」ではコンサルファームの採用要件、選考対策のポイントなど、未経験から目指すコンサル転職の全容を紹介しています。併せてご覧ください。

著者/監修者

blankコンコード キャリアガイド編集部(著)

ビジネスリーダーのキャリア支援に豊富な実績を持つコンコードのコンテンツ編集チームです。独自のナレッジやキャリア設計法、転職市場の最新情報を、わかりやすくご紹介します。

blankコンコードエグセクティブグループ 代表 渡辺 秀和(監修)

「日本ヘッドハンター大賞」初代MVP受賞。著書『ビジネスエリートへのキャリア戦略』『未来をつくるキャリアの授業』は東京大学におけるキャリア設計の授業の教科書に選定。『新版 コンサル業界大研究』は東大生協本郷書籍部で第1位を獲得。