PwCアドバイザリー PwC Advisory
企業について
PwCアドバイザリーは、世界4大会計事務所の一角を占めるPwC(2020年1月現在では158カ国に拠点を構える)のメンバーファームであり、M&Aや事業再生・再編を手掛けるプロフェッショナルファームである。
M&Aや事業再生・再編の支援を行うディールズ部門と、経営戦略の策定からオペレーションまでを取り組むコンサルティング部門に分かれて活動している。
グローバルネットワークを駆使して海外拠点と「One Team」となって協力しながら、クライアントに有益な解決策をトータルサービスとして提供している点が特徴。
2016年3月1日に「プライスウォーターハウスクーパース株式会社」からコンサルティング部門を分離し、「PwCアドバイザリー合同会社」に社名変更した。
※分離されたコンサルティング部門は、さらにPwCストラテジー(旧ブーズ)、PwC PRTMと統合し、「PwCコンサルティング合同会社」となった。
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代表者代表執行役 吉田 あかね
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設立1999年6月15日
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所在地東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング
PwCアドバイザリーの理念
PwCグループ(グローバル)の理念を以下に引く。
Act with integrity
正しいと思ったら声を上げる、それが困難と感じるときほど
最高のクオリティを期待し、生み出す
自分自身のレピュテーションが問われているかのように決断し行動するMake a difference
常に世の中の情報に通じ、その将来について自分の意見を持つ
同僚、クライアント、そして社会と共に、行動を通じてインパクトを生み出す
絶えず変化する環境にスピード感をもって対応するCare
すべての人を個人として尊重し、その人にとって何が大切なのかを理解する
一人ひとりの貢献を認め合う
周りの人の成長をサポートし、その人が最も能力を発揮できるやり方を尊重するWork together
様々な境界を越えて協働し、人脈、アイデア、知識を共有する
多種多様な視点、人材、アイデアを求め、それらを結びつける
双方向のフィードバックを通じて、互いを高め合うReimagine the possible
現状に挑戦することをいとわず、新しいことを試す
創造する、試す、失敗から学ぶ
いかなるアイデアに対しても先入観を持たないhttps://www.pwc.com/jp/ja/about-us/code/code-of-conduct.htmlより引用
PwCアドバイザリーの沿革
- 2010年
- PwCアドバイザリー株式会社とプライスウォーターハウスクーパース コンサルタント株式会社が経営統合、「プライスウォーターハウスクーパース株式会社」となる
- 2016年
- プライスウォーターハウスクーパース株式会社からディールズ部門が独立、「PwCアドバイザリー株式会社」となる
※グローバルのPwCの沿革はPwCコンサルティングをご参照ください。
PwCアドバイザリーのサービス
ファンクション
- 事業再生
- M&Aファイナンシャルアドバイザリ
- ディールストラテジー
- M&Aにかかわる統合支援
- トランザクションサービス
- バリュエーション&モデリング
- PPP(官民パートナーシップ)
- インフラ
PwCアドバイザリーの求める人物像
通年採用にて中途採用を行っており、未経験者含め多様なポジションで積極的な採用を行っている。
「公認会計士試験合格者採用」という枠があり、会計士有資格者は優遇される傾向もある。
グローバルファームでありながら英語などの語学力も必須条件ではない。
PwCアドバイザリーでのキャリアパス
PwCアドバイザリーでは、若手社員はアソシエイト、シニアアソシエイトのポジションとなり、マネージャー、シニアマネージャー、ディレクター、パートナーへとキャリアアップしていく。
アソシエイトやシニアアソシエイトは、コンサルタントに求められるスキルや知見を身に付けながら、自信の専門性を磨いていくこととなる。
マネージャーに昇格すると、プロジェクト全体の管理やクライアントとの関係構築など、高いマネジメント能力が要求される。
また、キャリアアップについては、マネジメント領域へと進むだけではなく、スペシャリストのキャリアパスもあり、いずれの方向へ進むかは自らが選び、キャリア形成を図る。
アソシエイト
上司の指示やサポートの下、顧客担当者と信頼関係を築き、コンサルタントとして必要やスキルと専門性を身に付ける。
上司の指示やサポートの下、顧客担当者と信頼関係を築き、コンサルタントとして必要やスキルと専門性を身に付ける。
加えて、アソシエイトの指導を行う。
マネージャー/シニアマネージャー
現場責任者としてプロジェクトのスケジュールやクオリティの管理を行う。顧客担当者と信頼関係を築き、シニアアソシエイトやアソシエイトの指導を行う。
ディレクター
プロジェクトの範囲や進め方、方向性を決定する。
顧客のキーマンと信頼関係を築き、継続的なプロジェクト受注が求められるポジション。併せて、スタッフの指導も行う。
パートナー
複数プロジェクトの責任者となるポジション。
新規顧客の開拓(営業)や組織マネジメントに加え自社の経営にも参画する。
PwCアドバイザリーでのトレーニング
同社には一人ひとりが自らの能力を十分に発揮し、さらに新しい知識を吸収し成長できる環境を整えることが重要だという考えがある。
グローバでナレッジマネジメントが実践されており、集合研修やチーム別勉強会の開催、e-Learningなどの学習環境が整えられている。
PwCアドバイザリーの社会貢献・ESG
同社では、職場でのダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容)の推進体制が整えており、女性の活躍支援、Global Mobility Programの実施、未来のリーダー育成、働きやすい職場の実現に向けた活動を行っている。
またコミュニティへの参画も活発で教育プログラムの支援、地域コミュニティの社会貢献活動支援、災害復興への貢献が例として挙げられる。
さらに環境への責務も重要な視点であるとし、サステナブルビジネスの新しい環境価値の創出や気候変動分野における投資家のための分析ツールの作成支援、サステナブルなオフィス環境の創出、カーボンフットプリントの算定を実施している。
PwCアドバイザリーの関連書籍
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