プロレド・パートナーズProred Partners
企業について
プロレド・パートナーズは、佐谷進氏(ブーズ・アンド・カンパニー(現PwC strategy&)出身)と 山本卓司氏(アクセンチュア出身)らにより設立された国内最大規模の日系コンサルティングファーム。2008年4月設立、2009年創業。
成果報酬型でのコンサルティング提供が特徴である。
成果報酬というスタイルでのコンサルティングのため、顧客満足度は高く、クライアントのリピート率は90%以上を誇る。
クライアントは企業再生ファンドや銀行からの紹介も多く、上場企業、大手企業の顧客を多く抱えている。
業種としてはメーカー、小売、サービスが多く、特に再生絡みのプロジェクトを得意とする。
2018年7月、東証マザーズ上場、その後2020年4月、東証一部に市場変更。
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代表者佐谷 進
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設立2009年12月
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所在地東京都港区芝大門1-10-11 芝大門センタービル4F
理念
Identity : Think Out
私たちは考え抜く
パートナーに対して、社会に対して、世の中に対して、 どのような価値を提供できるのか
現状のままで良いのか。 求めている以上の価値を生み出せないのか
何度も何度も、何度も何度も、何度も何度も、脳が擦り切れるまで考える私たちの言動は、時に周りに負荷をかけ、迷惑をかけ、
成果をあげられないかもしれないしかし、考えることを諦めない
誰よりも多く、諦めずに考え抜いた人たちが
革新的なものを生み出し、人を変え、世界を変えていった私たちは誰よりも考え抜く集団で在りたい
think out
沿革
以下に同社の主な沿革を記載する。
- 2009年12月
- 株式会社プロレドパートナーズを創業、事業開始
- 2010年12月
- 業務拡張のため本社を港区芝へ移転
- 2012年7月
- 業務拡張のため本社を港区浜松町へ移転
- 2013年4月
- 資本金を10,000千円に増資
- 2013年12月
- 業務拡張のため本社を港区芝大門へ移転
- 2016年6月
- 名古屋オフィスを開設
サービス
インダストリー
- コンシューマービジネス
- 製造
- ライフサイエンス&ヘルスケア
- パブリックセクター
- 情報・メディア・通信
- 資源エネルギー
- 金融&不動産
ファンクション
【マネジメントコンサルティング】
(1)ターンアラウンド
- マーケティング・営業戦略
- CREマネジメント
- BPO・BPR
(2)ローコスト戦略
- 間接材・直材コスト・マネジメント
- エネルギーコスト・マネジメント
- コストマネジメント4.0
(3)AI×BPR LAB
- AIソーシング
- RPAコンサルティング
- BtoBシェアリングエコノミー
求める人物像
プロレド・パートナーズに企業理念はなく、ロイヤリティも求めない。
しかしながら、各個人の価値観を持つことと、仕事に対するアイデンティティを強く求められる。
「Think Out(考え抜く)」というアイデンティティは、プロレドのすべての活動に強く求められる。
コンサルティングという仕事は考えるだけでは、足りない。他のコンサルティングファームより、優れたコンサルティングを提供するためには、深く考えただけでは足りない。クライアントが解決できない問題や感動するサービスを提供するには考え考え、考え抜くことが必要である。
「できた、これでいいよな」と思った後に、「本当にこれでいいのか」考え抜く。考えに考え、考え抜くことが求められる。
それはコンサルティング活動だけでなく、管理部門においても、新規事業においても、営業や投資先においても同様である。
プロレド・パートナーズのメンバーである以上、考え抜くことが求められる。
3つのValue
「Be Professional(情熱的に、そしてプロフェッショナルとして日々の仕事に取り組むこと)」
「Compassion(多様性を受け入れ、思いやりと敬意を持って人々に接すること)」
「Outside The Box(革新的なアイデアを生み出すための、枠にとらわれない様々な視点を持つ)」
キャリアパス
キャリアパスについて
- コンサルティングファームの新卒入社の方は、アナリストからスタートする。
- アナリストの期間は、調査・分析を中心としたコンサルタントの基本動作を学ぶ「修行期間」である。
基本的に入社後1~2.5年でコンサルタントに昇格し、昇格スピードは本人の実力次第となっている。 - 新規事業およびコンサルティングファームの中途入社の方はそれまでの経験と実力により入社時のポジションが決定される。
プロレドのキャリアパス
アナリスト
プロジェクトの調査・分析、データ収集
コンサルタント
ワンストリームマネジメント、プロジェクトマネジメント
マネージャー
プロジェクトマネジメント、クライアントリレーション
ディレクター
事業部門長、会社運営、新サービス立案
パートナー
会社運営、新規事業/新会社立案、業務提携、M&A
アサインメント(プロジェクトメンバーの配置)について
コンサルタントは、複数プロジェクトを担当するのが基本である。担当するプロジェクトは、ディレクター・プロジェクトマネージャーが集まる会議で決定する。各コンサルタントのスキル、経験だけではなく、育成の観点や本人の希望も考慮される。
評価について
評価はビジネススキルおよびプロジェクトにおけるパフォーマンスの評価が基本となり、年2回行う。
上席、プロジェクトマネージャーが、複数の評価項目を通じて、メンバーを評価する。
複数のメンバーから評価されるため、評価に大きな偏りが生じない仕組みとなっている。
報酬について
報酬は年俸制で、固定給部分と変動給部分とから成る。固定給部分は評価に連動し、年2回見直す。
変動給部分は、その年度の会社業績と各メンバーの評価の二つの要素で決まる。
昇格するにつれて年俸に占める変動給部分の比率が高くなる。
中途入社の方の初年度年収は入社時のポジションおよびその年の評価により決まる。
トレーニング
OJT(On the Job Training)
コンサルタントにとって最も重要なトレーニングは、クライアントの抱える問題と向き合うことである。
プロジェクトを通して先輩コンサルタントや同僚からアプローチ、調査・分析手法、スライド作成方法を学び取る。
マニュアルも正解も無い世界にチャレンジする我々にとって、自らの問題意識に従って必要な技を吸収するOJTが、トレーニングの基本ともいえる。
スキルトレーニング
人材はコンサルティングファームにとって唯一無二の財産である。
プロレドのコンサルタントとして身に着けるべき基本的なスキルについて、キャリアのステージに併せて体系的に学んでいただけるよう、研修プログラムが用意されている。
入社時トレーニング
ロジカルシンキング、情報収集、インタビュー、スライド作成、過去プロジェクトの紹介等
スキルトレーニング
アウトプットの質を高める手法など
ロールプレイング
プロジェクトマネジメント、顧客マネジメント、質問の方法など
その他の育成制度
外部の研修会社等も積極的に利用している。
メンター制度
先輩コンサルタントがメンターとしてアサインされ、仕事の進め方、成長に対するアドバイス、評価のフィードバックなど、細かなフォローを行う。新卒社員に対しては、社会人としての振舞い方、ビジネスマナーなどについても指導する。
また、役員陣がメンターになる成長型メンター制度もある。
勉強会・ケースシェアリング
プラクティス(業界/分野)毎に、新しい知見をシェアし、インサイトを深めるため、様々な勉強会が行われている。
また、新しい発見のあったプロジェクト事例からの学び、それぞれの得意なトピックなどを持ち寄り、共有およびディスカッションを行う。
各分野のプロフェッショナルである専門家にも参加いただいている。
書籍資料購入費補助
業務における分析・研究、スキルアップを目的とした書籍の購入費用は全額補助を行っている。
社員の声
プロレド・パートナーズの社員の声を以下に引く。
■事前に「これだけの期間でこれだけの成果を出せます」という具体的な目標をクライアントに提示するため、我々は時間や数字に対するプレッシャーと戦いながらプロジェクトを進めていきます。
どうしたらクライアントのメリットを最大化できるのか?どうしたら最速でメリットを出せるのか?その答えの出し方はコンサルタントによって異なりますが、私の場合、まずは自分で考え道筋をつけた上で、偏りや、抜け落ちがないか、先入観にとらわれていないかの検証を行います。
経験豊富な上司や仲間、さらにその道のスペシャリストであるサプライヤー様へ「良いアイデアはないか?」ヒアリングし、知恵を拝借するなどして、最良の方法の模索・検証を行います。考える場面が多いため、コンサルタントは頭脳明晰であるに越したことはありませんが、それだけでは物足りません。チームのメンバーと連携を図る場面や、クライアントやサプライヤー様と条件について話し合う場面も多いので、コミュニケーション能力や商談力も必要となってくるでしょう。
そして、「絶対にやり抜いてやる!」という情熱も必要。実はこれがプロレドのコンサルタントに求められる最も大事な要素かもしれません。
社名の「Prored」は「プロフェッショナル+情熱(赤)」を意味する造語であるからです。■プロレドはどんな会社か? そう聞かれたら、「良い人が多い会社だよ」と答えますね。良い人というのは、「きちんと前提や事実を聞いた上で話をしてくれて、なおかつ個々に対するリスペクトがある人」という意味です。
そういう人々が集まっているだけに、固定概念にとらわれずに議論しようという雰囲気があります。
また、自由度が高い会社なので、結果さえ出していれば、勤務時間や仕事の進め方についてとやかく言われることもありません。
ただし、逆をいえば、それなりの思考力と行動力を求められる職場でもあります。
求められることを求められる水準でできるようになって、ようやく仕事が楽しくなってくるのではないでしょうか。
そこへたどり着くまでの過程で、挫折しない心構えが重要です。