JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーJPMorgan Chase & Co

 企業について

JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーはアメリカ、ニューヨークに本社を置く世界有数の総合金融サービス会社である。
従業員数は25万人を超え、米国、欧州、アジア、南米、東欧、アフリカなど世界60カ国以上に110を超える拠点を持つ(2020年1月現在)。
グローバル展開する法人向け事業では「J.P.モルガン」のブランドを、米国で展開する中小企業/個人を対象とした事業では「チェース」のブランドを用いている。

JPモルガン・チェースは2000年にチェース・マンハッタンとJPモルガン・アンド・カンパニーとの経営統合で誕生した企業である。
総資産、収益力、時価総額で世界屈指の規模を誇り「世界で最も賞賛されるメガバンク(2019 Fortune)」「世界で最も魅力的な雇用主トップ10(2018 Universum)」として名を馳せている。
日本では「JPモルガン証券株式会社」、「JPモルガン・チェース銀行東京支店」、「JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社」の3社が事業を行っている。
事業会社、金融機関、機関投資家、政府機関などの顧客に対して、投資銀行業務、マーケット業務(債券・株式、為替資金など)、貿易金融、資金決済や資産管理の媒介、資産運用など多岐にわたる金融サービスを提供している。

JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
JPMorgan Chase & Co.
  • 代表者
    • 【JPモルガン証券/JPモルガン・チェース銀行東京支店】李家 輝
    • 【JPモルガン・アセット・マネジメント】大越 昇一
  • 設立
    2000年
  • 所在地
    東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 東京ビルディング

理念

以下に挙げる5つの理念を全社的に共有している。

You can make a difference

<世界屈指のグローバル金融機関として、数百万に上る個人や企業のお客様に対し、金融面のゴールの設定や達成をお手伝いします。

Your creative thinking will go a long way

<アジャイル・チームで働くにせよ、新プロジェクトで研鑽を積むにせよ、チームや上司はあなたのアイデアやイノベーションを尊重します。

You can build the career you want

<あなたのキャリアに関係なく、多岐にわたる関心、スキル、経験に応じたプログラム、役割、職種をご用意し、多様なお客様を担当していただきます。

Your learning never stops here

<大切なことはあなた自身の成長です。公式・非公式の研修を重ね、上司や同僚から学びを得て、どのようなキャリアを選択することもできます。

You’re a member of our team

<当社ではお互いの意見を聞いて助け合います。尊重し合うインクルーシブな企業文化が素晴らしいチームを作り上げるのです。

https://careers.jpmorgan.com/jp/ja/about-us/より引用

さらに、グローバル展開する同社では”Our Business Principles”(ビジネスの原則)として、以下の様なフレーズを掲げている。

特別なクライアントサービス

1.私たちは顧客に焦点を合わせます
2.私たちはフィールドおよびクライアント主導です。私たちはローカルレベルで運営しています
3.顧客にサービスを提供するために、世界クラスのフランチャイズを構築し、長期的に投資します

オペレーショナルエクセレンス

4.最高のパフォーマンス基準を設定します
5.財務上の厳格さとリスク規律を要求します。私たちは常に要塞であるバランスシートを維持します
6.私たちは、最高の内部ガバナンスと統制に努めます
7.私たちは所有者やパートナーのように行動し、考えます
8.最善かつ最も効率的なシステムと運用の構築と維持に努めます
9.私達は、私達の行うすべてで鍛えられます
10.スキルと緊急性の両方で実行します

誠実さ、公平性、責任に対するコミットメント

11.私たちは誠実さを損ないません
12.私たちは事実に向き合います
13.私たちは屈しません
14.私たちは、尊敬、包括性、人間性、謙虚さの環境を育みます
15.私たちは、私たちが住み、働くコミュニティの強化を支援します

素晴らしいチームと受賞文化

16.優秀で多様な従業員を雇用、訓練、保持します
17.私たちはチームワーク、忠誠心、士気を築きます
18.私たちは、すべての人々のために、オープンで起業家精神を維持します
19.私たちは、誠実に、明確に、一貫してコミュニケーションをします
20.私たちは、良いリーダーになるよう努めます

https://www.jpmorganchase.com/corporate/About-JPMC/document/our-business-principles.pdfより和訳

沿革

JPMorgan Chase&Co.は、世界で最も古く、最大かつ最も有名な金融機関の1つである。
同社の起源はニューヨーク市の1799年にまで遡り、金融の革新と米国および世界経済の成長に密接に結びついていた1,200以上の前身の機関の上に構築されている。

1871年
「ドレクセル・モルガン&カンパニー」をニューヨークで設立
1895年
「JPモルガン&カンパニー」となり、米国債を6200万ドルで引き受け
1924年
JPモルガン、関東大震災の震災復興公債1億5000万ドルを日本政府から引き受ける
1929年
世界恐慌で打撃を受け、グラス・スティーガル法(銀行と証券の兼営を禁止する法律)の規定により、投資銀行の「モルガン・スタンレー」と分割
1947年
チェース・ナショナル銀行が外国銀行として戦後初めて東京に支店を開設
1959年
ギャランティ・トラスト・カンパニー・オブ・ニューヨークと合併し、モルガン・ギャランティ・トラストに
(その後、持株会社を設立し、再び社名はJ.P. モルガン&カンパニーとなる)
1961年
JPモルガンの銀行部門であるモルガン銀行が東京に駐在員事務所を設立
1969年
モルガン銀行駐在員事務所、東京支店に昇格
1972年
グローバルな資産運用の調査拠点として、J.P.モルガンが日本での活動を開始
1974年
チェース・マンハッタン・コーポレーションとして東京証券取引所に株式公開
1985年
モルガン信託銀行、チェース信託銀行、ケミカル信託銀行を東京に設立
1987年
JPモルガン証券東京支店を開設
1992年
ケミカル・バンキング・コーポレーションとマニュファクチャラーズ・ハノバー・コーポレーションの合併に伴い、両行の東京支店統合
1995年
JPモルガン・インベストメント・マネージメント・インク東京支店を開設
1996年
チェース・マンハッタン・コーポレーションとケミカル・バンキングの合併に伴い、両行の東京支店を統合
1997年
JPモルガン証券、東京証券取引所の会員権取得
2000年
「チェース・マンハッタン」と経営統合し、「JPモルガン・チェース」設立。投資銀行を再スタートさせる
2001年
  • JPモルガン証券東京支店、ジャーディン・フレミング証券東京支店およびチェース証券東京支店より営業譲受
  • モルガン銀行とチェース・マンハッタン銀行を統合し、JPモルガン・チェース銀行誕生
2002年
チェース信託銀行がモルガン信託銀行に業務の一部(資産流動化関連業務)を譲渡し、モルガン信託銀行として営業開始
2004年
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーとバンク・ワン・コーポレーションの合併に伴い、JPモルガン・チェース銀行東京支店がバンク・ワンの東京支店の全営業を譲受
2006年
  • JPモルガン・フレミング・アセット・マネジメント・ジャパンが、JPモルガン・アセット・マネジメントに社名変更
  • モルガン信託銀行がJPモルガン信託銀行に社名変更
  • JPモルガン・インベストメント・マネージメント・インク東京支店が、JPモルガン信託銀行に営業譲渡
  • 日本における各社、オフィスを千代田区丸の内の「東京ビルディング」に移転
  • JPモルガン証券東京支店、組織改編によりJPモルガン証券として営業開始
2008年
  • JPモルガン証券、ベアー・スターンズ証券東京支店より営業譲受
  • JPモルガン・ワールドワイド・セキュリティーズ・サービス設立
2011年
JPモルガン・ワールドワイド・セキュリティーズ・サービス、JPモルガン証券と合併

サービス

事業内容として以下の様なサービスを展開している。

バンキング

  • インベストメント・バンキング
  • トレジャリー・サービス
  • コーポレート・バンキング

マーケッツ&セキュリティーズ・サービス

  • 債券
  • 株式
  • 為替
  • 調査
  • セキュリティーズ・サービス

アセット・マネジメント

機関投資家営業

金融法人営業

投資信託

求める人物像

モルガンチェースアンドカンパニーで必要な4つのスキルとして、チームワーク・分析力・結果を引き出す力・プレゼンテーション力が挙げられ、同社では採用時に主にこれらの4つのスキルを判断しているという。
以下は採用の際に行う Virtual Interview(オンライン面接) のサンプルである。

チームワークについての質問

プロジェクトで他の人と協力し、チームメイトがあなたのアイデアに同意しなかったときの状況を説明してください。どのように対応しましたか。集合的な課題にはどのようなものがあり、どのように解決しましたか。

以前にチームで作業したプロジェクトを説明してください。 チームを成功させた理由は何ですか。

信頼を築く上で、他の人をどのように指導しますか。

分析力についての質問

プロジェクトにプラスの影響を与えた時期について教えてください。成功をどのように評価しましたか。

あなたの分析能力を実際に示すことのできる事柄を説明してください。

あなたがあるリクエストに受けたときに混乱した時のことについて教えてください。物事を明確にするためにどのような手順を取りましたか。

結果を引き出す力についての質問

時間をスケジュールするときに、タスクとプロジェクトにどのように優先順位を付けますか。例を挙げてください。

計画通りに進まないプロジェクトがあったことはありますか。それは具体的にどのようなエピソードですか。 軌道に乗せるために何をしましたか。

難しいフィードバックを受け取った時のことを説明してください。どのように対応しましたか。

プレゼンテーション力についての質問

学校、インターンシップ、またはボランティア活動でのプレゼンテーションを作成した経験について、あなたのプレゼンテーションが成功したことをどのように知りましたか。

プレゼンテーションを作成する際の重要な考慮事項は何ですか。

非公式および/または正式なプレゼンテーションに向けてどのように準備しますか。

https://careers.jpmorgan.com/us/en/advice/interview-tipsより和訳

また、さらに投資銀行部門では、以下のような人材が求められている。

  • 思考、背景、経験、視点の多様性を重視し、革新的なアイデアや起業家としての資質を持ち、新たな課題に取り組み、知的問題を解決することを楽むことのできる人物
  • 最初から貢献する準備が整っている、意欲的で機知に富み、かつ分析的な人物
  • 卓越した対人スキルとコミュニケーションスキルを持ち、ダイナミックで協調的な環境で成長する人物

キャリアパス

同社では、新入社員の研修の後、案件ごとにチームを編成してM&Aや資金調達などを手掛ける。財務分析や提案書の作成などの業務からスタートし、徐々に責任のある仕事へステップアップしていく。
最終的には、アドバイザーとして企業の経営者や組織のリーダー等に対し、事業や財務戦略についての助言を提供するようになる。
アナリストを数年務めた後、アソシエイトへ昇格する。

トレーニング

まず初めに8〜10週間にわたるニューヨーク研修で、金融の基礎を学んだ後、ケーススタディによる演習や実務トレーニングを実施。その後も継続的に研修を受ける機会がある。

プロボノ

J.P.モルガンは、CSR活動として、JPモルガン・チェース財団がサポートするプログラムと社員によるボランティア活動を行っている。
同財団は、就労支援やスモールビジネス支援に注力しており、東日本大震災の復興支援にも継続して取り組んでいる。
社員によるボランティアでは、その専門スキルを活かしたNPO中小企業の支援活動を行っており、リーガル・クリニックや中小企業向け経営・事業戦略のアドバイス、IT講座、復職を希望する女性や青少年を対象としたMoney関連講座、就労支援を受けている若者を対象とした面接講座などを行っている。

このように、世界の様々な非営利団体や慈善団体の活動を支援しており、また、社員による地域に根差した多様なボランティア活動が積極的に行われている。

書籍

JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーへの転職を志す方へ、面接までに読むべきお勧めの書籍をご紹介します。

  • 金融恐慌 1907―米FRB創設の起源とJ・P・モルガン
    ロバート・F・ブルナー (著)/ショーン・D・カー (著)/雨宮 寛 (翻訳)/今井 章子 (翻訳)

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