スコラ・コンサルト Scholar Consult Co.,ltd
スコラ・コンサルト HPより
企業について
スコラ・コンサルトは、クライアントの「組織の風土・体質」に着目し、「プロセスデザイン」というプロセス型コンサルティングにより組織改革を支援する、組織人事・チェンジマネジメント系のコンサルティングファームである。
1986年に、組織をソフト面から改革支援する会社として柴田昌治により設立。業績悪化により危機的状況にあった大手自動車メーカーや、大手建機メーカーの改革支援で成果を上げるなど多数の実績を持つ。その経緯をまとめた書籍『なぜ会社は変われないのか』は出版当時のベストセラーとなった。
また、主に外資系企業等で広まっていた「オフサイトミーティング」(オープンな場で活発な議論を促すために社外で行う集中的なミーティング)を日本の環境に合わせて再定義、再構築し、創業以来一貫して活用してきており、「オフサイト・ミーティング」は同社の登録商標にもなっている。
設立以来、同社が手掛けてきた長期(3年以上)風土改革コンサルティングは述べ500社以上。短期の研修支援なども含めるとその実績は800社以上に上り、これは同社事業の約8割を占める主要事業となっている。
2005年からは、日本企業のアジアビジネス進出支援を開始しており、2013年には日本企業のグローバル化をより一層推し進めるべく、シンガポールにスコラ・コンサルト・アジアを設立。組織風土改革の方法論によるグロバール化支援を展開している。
特徴~プロセス・デザイン~
スコラ・コンサルトでは、創業時の1980年代半ばから、不可視のプロセスの部分に働きかけるプロセス型コンサルティング(※1)に着目、提供しており、特に「プロセスデザイン」というアプローチをとることを特徴としている。
「プロセスデザイン」とは、プロセス型コンサルティング(※1)に日本企業の組織や制度、文化、風土、メンタリティなどを取り込みつつ、「組織を進化させる価値観」を設計思想として独自に進化、発展させ、体系化したものである。
「プロセスデザイン」の特長として、コンサルタントとクライアントとの間から「指導する側」「される側」といった役割固定を排除している点が挙げられる。
これは「する側」「される側」という能動と受動の関係性が、クライアントの自発的、内発的なモチベーションの発露を妨げるという考えに基づく。
したがって「プロセスデザイン」では、クライアントと共に考える、というスタンスにこだわり、「コンサルタント」という呼称も使用せず、「プロセスデザイナー」という名称を用いている。
「プロセスデザイナー」がクライアントと共に課題に取り組み、自発性を引き出し高めることで、組織全体の変革をトータルにプロデュースするのである。
※1:プロセス型コンサルティング:
組織を「人が構成するひとつの有機体」と捉え、人の感情やモチベーション、人間関係、コミュニケーション、意志決定、リーダーシップといった不可視の部分をプロセスと見なし、そこに働きかけることで、クライアント自身が自力で解答を発見し、解決するよう支援していくコンサルティング手法。
これに対し、クライアントの抱える課題に対する解決策を提示して、トップダウンで実行させる手法は「コンテント型」のコンサルティングと呼ばれる。
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代表者簑原 麻穂
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設立1986年
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所在地東京都品川区東五反田5-25-19
東京デザインセンター6F
スコラ・コンサルトの理念
スコラ・コンサルトの価値観
組織が進化を続けるための原動力は、そこで働く人びとの内発的動機にもとづくエネルギーである。
人は、命じられたことを義務感でやるのではなく、自分のこととして物事に取り組んではじめて、いきいきと心身をかけて考え行動することを始める。そのプロセスのなかで自らに課す試行錯誤が人を開花させ、さらなる情熱を生みだす。
そのような個人のありようが組織をつくり、人の成長のみならず、持続的な組織の成長を下支えしていくのである。
その一方で、人は、自分で自分を律することは難しく、ともすれば易きに流れてしまう弱さを持っている。そういう人の可能性を引き出す環境となるのは、互いに協力し合い、切磋琢磨しあう人との結びつき、そのような関係性をベースに持つネットワークやコミュニティの存在である。
人が人として自律的に在るためには、それゆえに、他者を受容し尊重することと、主体的に人や組織に関わり続けることが欠かせない。
組織に属する人間は、ひとたび仕事のやり方が確立すると、それを定常として維持しようとする。それは安定化を前提とする組織の秩序や仕組みとあいまって、そのままにしておくと、確実に組織は硬直化の方向に進んでいく。
しかし、どんな人間も組織も生き物(生きたシステム)であり、たえず変化していくなかで、さまざまな矛盾や問題を生成するものである。それが自然な姿であるがゆえに、組織の中に問題があること自体は、実は問題ではない。
本当に問題なのは、問題があること自体を否定して”無いもの”にしようとすること、問題を顕在化することによって生じる揺らぎを必要なプロセスとして認めないことである。
組織は生きているかぎり、新しいものを取り入れながら変化していくものであり、よりよく変わっていくためには必ず混乱を伴う。それを自然な状態として受け入れて、「揺らぎのなかから新しいものが生まれる」という価値観を備えもつことができるかどうかが、組織の進化を大きく左右する。
スコラ・コンサルトの沿革
- 1986年
- 柴田昌治により創業
- 1999年
- 地方自治体など公共分野の組織風土改革支援を開始
- 2005年
- アジアビジネス支援を開始
- 2010年
- シンガポールにて現地日系企業支援を開始
- 2012年
- 地方分権実現に取り組む自治体支援のプロジェクト「行政経営デザインラボ」を開始
- 2013年
- グループ企業として株式会社もくてきを設立
- シンガポールにスコラ・コンサルト・アジア設立
スコラ・コンサルトのサービス
ファンクション
- 企業風土改革コンサルティング
- 変革支援プログラム、研修
- 中堅・中小企業経営者支援
- 中央省庁の風土改革支援
- 地方公共団体の風土改革支援
- 講演、出版、各種セミナー
スコラ・コンサルトの求める人物像
スコラ・コンサルトは、様々な社員の多様性を活かした総合力ある企業を目指し、下記のような人物像を求めている。
- 信念をもってぶれずに進むことができる者
- 結果にこだわり最後までやり抜く者
- ビジネスを継続させることでクライアント、社会に貢献しようとする者
- 主体性をもち、自ら責任を取りに行く者
- 自己中心的な考えを捨て、仲間を尊重できる者
- 自らの経験、実績に捕らわれることなく、他人の話を素直に受け入れ自己変革できる者
※このページの内容は、 コンコードエグゼクティブグループが、独自に調査、執筆したものです。
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