コーン・フェリー・ジャパン Korn Ferry (Japan) Ltd.
コーン・フェリー・ジャパン HPより
企業について
コーン・フェリーは1969年にレスター=コーンとリチャード=フェリーによって設立。1973年には日本に進出している。
2015年には、ヘイコンサルティンググループ(以下ヘイグループ)を傘下におさめた。同社は「コーン・フェリー・ヘイ」を経て、現在は「コーン・フェリー・ジャパン」として活動している。
コーン・フェリー・ジャパンでは、2019年現在、52か国の104のオフィスで8,600人以上のスタッフが働いている。
グローバルの本拠はカリフォルニア州ロサンゼルス。
2015年にコーン・フェリーにより買収されたヘイグループもまた、世界約50ヵ国に約90のオフィスを展開する世界最大級のグローバルな組織・人事系コンサルティング・ファームであった。
ヘイグループは、1943年、エドワード・ヘイらによって設立された。
ハーバード大学の心理学教授であったデイビッド・マクレランドも創業者の一人とされ、彼が設立した心理学研究所マクバー社は、後にヘイグループのマクレランドセンター(McClelland Center for Research and Innovation)として機能していた。
デイビッド・マクレランドは、コンピテンシー(※1)の開発者として知られており、コンピテンシーを構成するリーダーシップ、育成力、達成指向性などの不可視の要素を可視化、定量化し、リーダーシップ育成メソッド、組織開発・マネジメントツール、人材評価手法といった画期的なサービスを開発した。
ヘイグループの人材育成メソッドやツールは、このような心理学的知見をバックボーンとしており、数多くの企業組織変革に寄与してきた。
同社は職務分析やリーダーシップ育成開発の先駆けとして世界的な評価を得て、今日に至っている。
主要サービスはリーダーシップ開発、タレントマネジメント、戦略的報酬プログラム、効果的組織構築、社員意識調査など。
中でも職務分析、報酬決定、タレントマネジメント、職務設計のそれぞれにおける課題を互いにリンクさせ、統一的な手法で総合的に解決する「ヘイグループ・スペクトラム」は、独自の人材マネジメント総合ソリューションとして評判を得ている。
また役員報酬と従業員報酬、さらに世界各国の人事情勢の各データを組み合わせたグローバルな報酬データベースサービス「ペイネット・インターナショナル(PayNet International)」は、世界各国の報酬に関するマーケット情報、海外人事関連情報が容易に入手できるサービスとして、主に海外人事部、国際事業本部人事担当、グローバル人事企画などで広く活用されている。
クライアントは主要業界の民間企業のほか、公益企業、非営利団体等多岐にわたる。
対象業界ごとのノウハウ蓄積も豊富で、独自の職務評価システムは世界の8,000以上の企業、団体に導入されている。
日本オフィスの開設は1979年であり、国内でもすでに35年以上の実績を有し、500社以上(2013年現在)のクライアントにコンサルティングサービスを提供している。
主なコンサルティング事例は下記の通りである。
主なコンサルティング事例は下記の通りである。
・トヨタ自動車:「トヨタウェイ2001策定支援」
・花王:グローバル社員意識調査
・IBM:ガースナー改革(※2)支援
・P&G:グローバル組織改革支援
・Pfizer:リーダーシップ開発
※1, コンピテンシー:competency。高レベルの業務成果を生み出す行動特性をモデル化したフレームワークで、主に企業の人事考課に活用されている。
※2, ガースナー改革:主力商品であったメインフレームの需要減少により、会社分割、消滅の危機にあったIBM社が、1993年にCEOに就任したルイス・ガースナーによって、奇跡的とも言える復活を遂げた一連の改革のこと。
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代表者日本共同代表 滝波 純一、五十嵐 正樹
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設立・2019年(コーン・フェリー・ジャパン)
・1969年(Korn Ferry) -
所在地東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館14階
コーン・フェリー・ジャパンの理念
Be more than
大胆な目的のもとに全員が一致団結している組織を思い描いてください。ここでは、誰もが顧客のために真剣に取り組んでいます。 リーダーは刺激的で信頼に値する存在です。 人々は自信に満ち、適切にサポートされています。 潜在的な能力が花開く可能性にあふれた組織です。
そして、徹底的に人間らしさを重視する組織です。
コーン・フェリー・ジャパンの沿革
- 1943年
- エドワード・ヘイがヘイグループを設立。
- 1969年
- レスター=コーンとリチャード=フェリーがコーン・フェリーを設立。
- 1973年
- コーン・フェリー日本進出。
- 1979年
- ヘイグループが日本オフィスを設立。
- 2015年
- コーン・フェリーがヘイグループを買収、コーン・フェリー・ヘイとなる。
- 2019年
- コーン・フェリーが日本の3ブランドを統合。コーン・フェリー・ジャパンとなる。
コーン・フェリー・ジャパンのサービス
- 組織デザイン
- アセスメント
- サクセッション
- 人材採用
- リーダーシップ開発
- 報酬制度&福利厚生
コーン・フェリー・ジャパンの求める人物像
コーン・フェリーが自社の人材にまず求める資質を以下に挙げる
- 組織や人に関する課題解決のプロフェッショナルになることを志している人
- 世に流布している解決策へ安易に飛びつくのではなく、必死に考えて意味ある答えを導く、「考える力」を持つ人
- 長期間にわたりクライアントに寄り添い伴走できる、人間として成熟している人
- クライアント、そして日本社会のために貢献したいという価値観を持っている人
また該当職種の実務経験や英語力、海外でのビジネス経験などを有する者のほか、積極的な学習と向上への意欲を持つ者、他のコンサルタントと協業できる者、グローバルマインドを持ち、海外でのビジネスに意欲的な者、などが求められている。
コーン・フェリー・ジャパンでのキャリアパス
アナリスト
上司の指導の下、リサーチや分析、ドキュメント作成などを行うジュニアポジション。
早期にコンサルタントへプロモーションすることが期待される。
コンサルタント
上司の指示の下、自立したアウトプットが求められるポジション。
顧客とのコミュニケーションにも参加するようになる。
プリンシパル
プロジェクトマネジメントやメンバー育成がメインの業務となる。
プロジェクト進行に責任を持ち、同社の各となるポジション。
クライアント・パートナー
顧客との関係構築や維持を担い、オフィスの経営にも携わるポジション。
※このページの内容は、 コンコードエグゼクティブグループが、独自に調査、執筆したものです。
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