レノボ Lenovo Japan
企業について
レノボ・ジャパン合同会社は、ThinkPadなどのPC製品やスマートデバイスの開発・販売・サービスを提供する革新的なインターナショナル・テクノロジー・カンパニーである。
2005年、中国レノボとIBMのPC部門の統合により設立、2011年にNECと「NECレノボ・ジャパングループ」を立ち上げた。レノボとNEC、それぞれの知見、技術、情報の共有から生み出されるシナジーを強みとして、PC市場で国内トップシェアを誇る業界リーダーとなった。外資系の競合他社よりも日本の裁量が大きいといえる。
近年はスマートフォンやタブレット、AIやIoT機器、サーバーなどの製品・サービスにも力を入れている。顧客第一の製品を作り、意味のあるイノベーションを起こすことで、日本マーケットを活性化させていくステージにある。
レノボグループに在籍する社員の国籍は60か国以上、レノボ・ジャパンにおいても1〜2割は外国籍社員である。2018年以降は若手を積極的に採用し、組織の若返りが進んだ。
国籍や年齢の幅が広く固定化された上下関係がないため、若手に与えられる裁量度も高い。テレワーク体制が以前から浸透しているほか、毎週金曜は16時30分退社などワークライフバランスの取りやすい環境がある。
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代表者David Bennett(デビット・ベネット)
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設立2005年(平成17年)4月28日
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所在地東京都千代田区外神田4丁目14番1号秋葉原UDX
レノボの理念

現在世界トップシェアを誇るレノボ・ジャパングループですが、もちろんその地位に甘んずることなく、さらに高みを目指して技術革新を遂げていかなければなりません。
そのさらに高みを目指すために、私たちが掲げるコンセプトはふたつ。ひとつは「Smarter Technology for All」。
これは、世界に向けて人々の生活をより豊かに、働き方をより効率的にするための製品・技術を追求し、また提供していく私たちの思い。もうひとつは「Different is Better」。
PCビジネスの分野を維持し、変化を求めていくために様々なバックグラウンドや考え方を持つ人々を広く受け、相乗効果を生み出していく私たちの姿勢です。
レノボの沿革

- 2005年
- レノボ・ジャパン株式会社設立
※IBMのPC部門と中国レノボの統合 - 2011年
- NECとの合弁会社「NECレノボ・ジャパングループ」を発足
- NECパーソナルコンピュータ株式会社設立
- 2013年
- 世界シェア第1位となる
- 2014年
- IBMのx86サーバ事業を買収
- レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ設立
- 米沢事業場による生産の開始
- アメリカの携帯電話機大手、モトローラモビリティーを買収
- Fortune500で286位
- 2015年
- ThinkPadの販売数、1億台を突破
- Fortune500で231位
- 2016年
- Fortune500で202位
- 2017年
- 富士通のPC・タブレット部門を買収
- 2018年
- 2018年5月に新社長のデビット氏が就任
- 2019年
- 第2回 NECレノボ キッズ・プログラミングコンテスト
- インテルとHPC/AI分野のリーダーシップ拡大に向けた協業を発表
- 2020年
- 合同会社へ組織変更
- 全国約30の公共図書館で無償プログラミング教室
- 児童生徒一人一台コンピュータの実現に向け「GIGAスクールパック」を提供
- GIGAスクール構想に準拠した教育分野のICT利活用促進のための4モデルを発表
- 東京書籍と協同で学校用プログラミング教材を開発
- 2021年
- レノボクロスワーカーズを開始
- 次世代女性のIT・STEM分野の教育支援:Waffleの「Technovation Girls」に協賛
- NeutrixCloudJapan社とマルチクラウド接続ストレージサービス事業での協業開始
- ガートナー社の「グローバル・サプライチェーン・トップ25」で16位に選出
- カシオ計算機社と協業で教育機関向けコンテンツの提供開始
- 日経コンピュータ顧客満足度調査ノートPC部門で1位を獲得
- 13製品が2021年度グッドデザイン賞を受賞
- Everything-as-a-Serviceプラットフォームを発表
- IT/テクノロジー分野でのキャリア形成について出張授業の募集開始
- Fortune500で159位
- 2022年
- 「Lenovo TruScale HPC as a Service」を発表
- 世界で最も持続可能な100社の1つに3年連続で選出
レノボのサービス

事業グループ
インテリジェントデバイス
- PC&スマートデバイス/モバイル事業
- PC/スマートフォン、スマートホーム、AR/VRデバイスなど
インフラストラクチャーソリューション
- スマートインフラストラクチャーソリューションを提供
- エッジ/クラウドコンピューティング、AI、TrueScaleなどを通したサービス提供
- エンドツーエンドの製造体制を持つ唯一のデータセンター
ソリューション&サービス
- すべてのサービスとソリューションを統合
サービスチームと事業グループの能力の統合でas-a-serviceソリューションを提供 - ThinkIoTソリューションの提供
レノボ キャピタルアンドインキュベーター(投資事業)
以下を対象領域とする投資事業
- IoT
- エッジ・コンピューティング
- ビッグデータ
- クラウド
- AI
- スマート・インフラストラクチャー
また、以下の運営、支援を行っている。
- グローバルテクノロジー業界基金(LCIG)の運営
- ITベンチャーへの投資、10の子会社と事業の支援
レノボの求める人物像

中途採用ではとくに各ポジションで必要な経験、知識やスキルが提示されている。レノボの社内共通言語は英語である。異文化コミュニケーションに抵抗がなく、英語で業務を進める能力が必要だ。マインド面では以下のような素養が求められる。
- 論理的なコミュニケーションが取れる人
- ものづくりや最新のIT技術・動向に高い関心を持っている人
- 自分で考え、スピーディーに行動できる人
- 主体的に考え、発言し、率先して動くリーダーシップを発揮できる人
- 多様な人材が集まるチームで協力・ファシリテートしながら動ける人
- レノボの企業文化に共感し、体現できる人
- グローバルな舞台で活躍したい人
レノボでのキャリアパス

レノボは、Individual Development Plan (IDP)を採用している。自身でキャリアゴールを設定し、能力開発計画を立て、上司との対話やレビューを受けながら実行していくプログラムである。
社内のポジションに空きが出た場合、新たな領域に手を挙げ、チャレンジできる「社内公募制度」もある。さまざまな場所で、多様なビジネスを展開しているため、幅広い経験を積むことが可能だ。
レノボのトレーニング

新入社員には、外部・社内を含めた1〜2か月にわたる新人研修が提供される。レノボについての理解を深める研修(ワークショップ)のほか、マネージャー研修や技術研修、e-learningなど豊富な学習機会が提供されている。
e-learning(約670のコース)
e-learningプログラムについては、好きな場所・時間に受講できる。商品、ソフトウェア、テクノロジー、マネジメントなどさまざまなコースが用意されている。
マネージャー研修
PMのチーム管理力を向上させることを目的とするプログラム。意識改革から、役割の理解、チーム内のコミュニケーションの方法などが学べる。
レノボの社員の声

さまざまな国籍や価値観を持つ仲間が集まる組織であり、IBMやNECで培った知識や経験を持つメンバーも多い。それぞれの強みが、誰かの不足した部分を補う協力体制が日常業務の中にある。
社内には経験豊富な先輩が数多くいてくれることが、とても大きな支えになっています。どうしたらいいんだろうと、立ち止まってしまいそうな時には、すぐに相談にのってくれる人がいることはありがたいことです。時には私が気付かなかったことを示唆してくれるなど、本当に恵まれた環境にいると感じています。
事業部のスタート時から連携して動いていたので仲間意識が強く、仕事を離れても一緒に旅行に行くような関係ができているので、お互いに無理を言い合いながら、仕事を進めています。こうして生み出した製品が市場評価を得て、メディアなどで取り上げられたりする時は嬉しいですね。掲載誌を子どもに見せながら「これ、パパが関わった製品だよ」と自慢してしまいます(笑)。社内の他部署と連携し、「One Team」として大きなビジネスを成功させていくという取り組みは、これからも深化させていきたいですね。
レノボは、年齢や経験値に関わらず、誰もが発言でき、的確な反応が返ってくるフラットな文化を持つ。ポジションについても同様で、若手でも社内でキャリアアップしていくことを視野に入れている人は多いようだ。
幸いレノボは改善に対する志向はどん欲で、「もっとこうしたら良いのではないか」といった意見は、誰もが言うことができ、かつその声を受けとめる土壌があります。レノボは年齢も学歴も性別も関係なく、成果を出せばそれに正しく応えてくれるリベラルな風土がある会社です。そこが好きなところでもあります。私はまだチーム内では最年少ですが、そんな私でもマネジャーになることを目標とし、そこに向けて自身を育んでいくことができる。こうした空気もまた、レノボらしさだと思います。
レノボの凄いところは「やりたい!」という声を聞いてくれる一方で、現場へのコミットメントも徹底しているということです。計画に対してギャップがあった場合、リスクを洗い出しすぐに手を打つ示唆をもらえる。こうしたことは、レノボのカルチャーの一つだと感じました。軌道修正してくれるという安心感は、逆に動きやすさにつながりました。
レノボは2015年から「無制限テレワーク制度」を導入、テレワーク体制がすでに全社に浸透している。どこからでもオフィスと変わらない環境で、かつ、出勤社員と格差のない仕事ができる。多くの社員がワークライフバランスが向上したことを感じている。
3時間かかっていた通勤時間を業務にあてられるので、効率が良くなり、疲れも少なくなりました。
家族と昼食や夕食を一緒に取ることができ、コミュニケーションを取る機会が増えました。
レノボの社会貢献・ESG
レノボが持つ知識や技術を、次世代に伝え、将来の選択肢を増やす活動を行っている。
いずれの活動にもレノボ社員が講師として参画する。
女子中高生を対象にしたIT・STEM教育の促進
一般社団法人Waffleの活動に協賛し、次世代女性にIT・STEM分野の魅力を伝える
IT分野におけるキャリア形成についての無料の出張授業を実施(対面・オンライン)
全国の図書館で無料のプログラミング教室を開催
全国約30の公共図書館を会場として、プログラミング教室を開催。
レノボジャパングループから講師と教材を提供する。
- 対象:5~7歳アプリ
「オリガミ」を使う動画制作体験ワークショップ - 対象:7~12歳
キット「micro:bit」を使うモノづくりプログラミング体験ワークショップ
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