ドリームインキュベータ Dream Incubator Inc.

ドリームインキュベータについて

 企業について

『コンサル業界大研究』抜粋
概要

ビジネスプロデュースで、日本経済を元気にするリーディングカンパニー

「戦略コンサルティング」×「インキュベーション」で、社会変革を実現

次代を担う大きな事業創造で、日本経済を元気にする――。ドリームインキュベータ(以下、DI)は、戦略コンサルティングとインキュベーション※1を通じて、社会を変えるビジネスプロデュースに取り組む、コンサルティング業界のリーディングカンパニーだ。今や、「ビジネスプロデュース」は、DIの代名詞。あらゆる業界をリードする企業から事業創造や既存事業を大きく成長させる成長戦略の相談を受けている。

DIでは、創業以来、主に大企業向けに戦略コンサルティングサービスを提供している。プロジェクトのテーマは、短期的な業務改善ではなく、5年後、10年後の「柱」を創るような事業創造や成長戦略の案件が中心。業界自体を変える意志・問題意識をもつ業界トップ企業との案件が約8割を占める。また、大きな事業創造に携わるがゆえにグローバル市場での戦略検討と実行というケースも年々増加している。

数ある戦略ファームの中で、①「業界横断型アプローチ」と②「インキュベーション事業との連携・シナジー」の2点が同社の突出した特徴であり、強みとなっている。コンサルティング業界では、伝統的に、業界の知見を効率的に蓄積できるよう、コンサルタントの専門領域をある程度固定する。しかし、今やGoogleが自動車開発、Amazonが映画製作に乗り出す時代。業界という「たこ壺」にとどまっていては、社会を一変させるような大きな進化は実現できない。

こうした考えのもと、DIは社員の担当業界を限定せず、幅広い業界でのコンサルティングを実践させている。またインキュベーション事業を通じて、多数のビジネスプロデューサー※2が投資先の現場で「経営力」を培っており、より効果的で実現性の高い提言ができる。さらに、投資事業を通じて形成されるグローバルかつ先鋭的な起業家・キャピタリストとのネットワークにより、次代のビジネスへのインサイトが得られるとともに、有力なプレイヤー・人材をクライアントとつなげられることも大きな強みとなっている。

数千億円規模のビジネスを創り出す、「ビジネスプロデュース」

DIが取り組むビジネスプロデュースは、これまでの戦略コンサルティングの発展形。創業以来、新規事業創出に注力する中で辿り着いたサービスだ。
各産業が成熟していく昨今、自社製品やサービス、要素技術ばかりに目を向けていては、「第二の本業となる」規模のビジネスを創るのはむずかしい。そのような状況で試行錯誤を繰り返しながら、複数の主体(複数の国や大企業、ベンチャー、大学など)を巻き込み、つなぐことで大きなビジネスを創り出していくビジネスプロデュースという活動が生まれた。

大きな規模の事業を創るには技術、戦略、政策のすべてを深く理解し、融合させながら付加価値を生み出すことが必要になる。これらすべてを兼ね備えた組織はDIの他にはない。企業の枠を超えた大きな構想を描き、実現への道筋を示す。そして、国や企業などの関係者に対して仲間づくりとルールづくりを主導しながら実際に動かしていく――。戦略コンサルティングファームとして国や企業に意思決定を促す戦略立案力が必要なのはもちろん、ベンチャー支援や事業経営を通じてビジネスを動かす経験を積んできたDIだからこそできるサービスだ。ビジネスプロデュースを通して、数千億~兆円規模を狙えるビジネスを創り出している。

考え抜かれた経験学習で人材を育て、多様なキャリアの可能性を提供する

DIの働き方として、常駐型の支援はあまりない。プロジェクト期間は3カ月程度が基本だが、大きな事業創造を構想から実行まで支援するような場合は、1年超の継続案件となるケースも多い。1つのプロジェクトには、マネジャー1名とビジネスプロデューサー3~4名が遂行メンバーとして参画。

DIは戦略コンサルティングを「経験の仕事」と捉えている。現在に至るまでに、いかに濃密かつ多様な経験を積んできたかでコンサルタントが提供できる付加価値が決まる。従って、若手のビジネスプロデューサーには、業界もテーマもまったく異なるプロジェクトを担当させて、幅広い経験を短期間で蓄積して成長を加速できるよう工夫している。加えて、会社・社員が保有するナレッジ、スキル、ネットワークは、誰でも容易に相互アクセスできるようにしたうえで、「1人で解決しないこと」(プロデューサーであること)を奨励している。

ちなみに、DIに入社すると、数年間は戦略コンサルティング業務に従事することになる。そこでビジネスプロデューサーとしてのベースを築いた後、適性や希望に応じて多様なキャリアの可能性を拓いていくことになる。シニアコンサルタントになる人、ベンチャー支援に回る人、経営人材として出資先企業の経営に携わる人、海外拠点で活躍する人など、適材適所かつ本人の希望に応えることがDIの特徴であり、魅力だ。

「明日の日本を創ること」を本気で考えられること

DIで求められる資質は大きく3つ。「現象を俯瞰・洞察して構想や仮説を構築する力」、「社内外の多種多様なプレイヤーと連携・協働するためのネットワーク力や共感力」、そして「それらをまとめ上げ前進させるリーダーシップ、マネジメント力」だ。もちろん、すべての資質を完璧に兼ね備える必要はないが、同社で活躍するには一定の資質が必要となるのも事実だ。

グローバル規模の事業創造を通じて日本経済を元気にしたい。そんな熱い想いをもつ尊敬できる仲間とともに、次代を担う大きな事業創造を成し遂げられる舞台がある。大きな志を胸に、ぜひ門を叩いてみてほしい。

※1 DI では、国内のみならず、海外の有力ベンチャーキャピタルと連携し、新たなイノベーションを創造する国内外のベンチャー企業に対して投資・育成を行っている。資金提供から、成長戦略策定、仲間づくり、大企業と連携したビジネスエコシステムの構築など、支援内容は多岐にわたる。また、成長企業にはマジョリティ投資を行い、グループ企業として事業経営も行う。

※2 ビジネスプロデューサー:DI では、戦略コンサルタントを「ビジネスプロデューサー(BP)」と呼称する。

ドリームインキュベータのビジネスプロデュース ドリームインキュベータのクライアントの規模と業種

The Business Progucing Company 自信と誇りを持って、日本の強みをアジアに展開

ドリームインキュベータ(DI)は、2000年に元BCG(ボストン・コンサルティンググループ)日本代表の堀紘一が設立した日系戦略コンサルティングファーム。本社を東京に、支社を上海、ホーチミン、シンガポールなどに置き、800名を超える社員が属する。
上場企業などの大企業に対するコンサルティングやベンチャー企業への投資などをその事業内容とする。特にベンチャー企業に対する投資については、他のベンチャーキャピタルとは異なり、継続成長が見込める企業においてインキュベーションを目的とする株式の長期保有を行っている。(※ベンチャー投資事業についてはこちらをご覧ください。

また、同社は同一産業に留まらない企業間、官民連携の海外展開戦略などを重視しており、社内にはコンサルタントの他に、法務、会計、政策など様々な分社の専門家を擁する。

株式会社ドリームインキュベータ
Dream Incubator Inc.
  • 代表者
    代表取締役CEO 原田 哲郎
  • 設立
    2000年
  • 所在地
    東京都千代田区霞が関3-2-6  東京倶楽部ビルディング4F

ドリームインキュベータの理念

ドリームインキュベータの企業理念と社是を以下に引く。

Mission

社会を変える事業を創る。

Vision

挑戦者が一番会いたい人になる。

Value

枠を超える。

社是

1. 人々の役に立つ(事業に存在理由がある)
2. 利益を創出する(事業が付加価値を生む)
3. 成長する(事業が社会的影響を持つ)
4. 分かち合う(事業が社会に調和する)

ドリームインキュベータの沿革

ドリームインキュベータは、BCGの日本代表であった堀紘一によって2000年に設立された。
翌2001年には連結子会社として株式会社デライトを設立し、創立2年後の2002年には東証マザーズへの上場、さらにその3年後の2005年には東証一部への指定替えを達成するなど、早いスピードで成長、拡大してきた。

2000年4月
東京都港区にて設立。
2000年6月
東京都港区六本木に本社事務所を開設。営業活動を開始。
2000年7月
新事業創出促進法の認定を受ける。
2001年2月
連結子会社株式会社デライトを設立。創業期のベンチャー企業に対しての業務支援と投資を行う。
2002年5月
東京証券取引所マザーズ市場に上場。
2005年9月
東京証券取引所市場第一部に指定替え。
2007年11月
ホーチミン(ベトナム)にDream Incubator Joint Stock Companyを設立。アジアを中心に海外ベンチャーへの支援、投資を行う。
2010年12月
上海(中国)に現地法人設立。
2011年8月
日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合(連結子会社)を設立し、 東京ガールズコレクション(TGC)の商標権を60%取得。
2012年2月
シンガポールにDREAM INCUBATOR SINGAPORE PTE. LTD.を設立。
2015年9月
株式会社ボードウォークに投資(出資比率22,14%)
2016年9月
インドムンバイ市に駐在員事務所を設立。
2018年4月
DIインドデジタル投資組合(子会社)設立
2018年8月
株式会社ワークスタイルラボの株式習得(子会社化)
2019年
DIMENSION投資事業有限責任組合(子会社)設立
2020年
ピークス株式会社の株式取得(子会社化)
2021年
株式会社電通グループとの資本業務提携を開始
「Next Rise ソーシャル・インパクト・ファンド投資事業有限責任組合」結成
日本生命保険相互会社との業務提携を開始

ドリームインキュベータのサービス

ファンクション

  • 産業プロデュース
  • 戦略コンサルティング
  • アジア展開支援
  • M&A支援
  • ベンチャー支援

ドリームインキュベータの求める人物像

先頭に立って周りをドライブしていくこと

ドリームインキュベータでは、新卒採用、中途採用ともに行っている。特に新卒採用に関しては少数精鋭の大変狭き門となっている。
DIは「世の中に大きなインパクトを与えるような事業の創造」のをミッションとして掲げており、その達成の為に優れたアイデアを生み出せるだけでなく、その実現のためにリソースを集め、先頭に立ってチームを導いていくことができる人材を求めている。同社の求める人材像について以下に引用する。

1.ベースとなる人間力―志×ポジティブ思考×柔軟性
2.インテレクチュアルスキル―論理的思考力×ビジネスセンス×創意工夫
3.他人を動かす力―エンジン×コミュニケーション能力
4.他人にはない“何か”―突出した専門性×人とは違う経験

また、中途採用者の出身業界は、金融・生保、製造業・エネルギー、商社、IT、シンクタンク、監査法人など多岐に渡る。
出身学部はやや文系が多いものの、文理の差はほとんどない。

ドリームインキュベータでのキャリアパス

ドリームインキュベータ(DI)入社後のキャリアは、ビジネスプロデューサー(BP)からスタートする。
その後、マネージャー、執行役員への昇進していくが、その他にも、海外拠点や現地法人の立上げや事業展開、グループ会社、投資育成先企業への出向による事業経営などのキャリアもある。
コンサルティングのみに留まらず、こうした事業経営において、それまでに培った能力を活かすことのできるのも同社のキャリアの特徴の一つである。

ビジネスプロデューサー(BP)(Associate)

現場の最前線でプロジェクトを推進する。
マネジャーのアドバイスのもとで、能動的に事業をプロデュースする。

マネジャー

現場のリーダーとして、プロジェクトチームの指揮を担う。
プロジェクトの全体像をとらえリーダーシップを発揮する。
併せて、チームメンバーのコーチング、育成も行う。

執行役員

プロジェクトの総責任者であり、顧客企業の成長に大きくかかわる存在。
また、DIの経営チームの一員でありDI自身の成長にも責任を持つ。

ドリームインキュベータのトレーニング

学ぶ意思があれば、限りない成長を遂げられる環境

DIでは、社員全員にDIのナレッジとバリューを共有し、成長を促すために、様々な育成プログラムが用意されている。

OJT方式

ドリームインキュベータのOJTでは自主性が重んじられている。実際の業務を通してシニアメンバーや同僚から考え方、行動とその背景を学び取る。

スキルトレーング

ビジネスプロデューサー(BP)として身に着けるべき基本的なスキルについて学ぶ。キャリアのステージに併せて、体系的に研修プログラムが用意されている。

【スキルトレーング例】
・入社時トレーニング—情報収集、分析手法、スライドの書き方など
・ハイレベル・スキルトレーニング—アウトプットの質を高める手法など
・ケースリーダー塾—プロジェクトマネジメント、顧客マネジメント、営業開拓のやり方など
・自主トレーニング支援パッケージ—自習用資料、ビデオ、書籍など

その他の制度

・キャリアアドバイザー(メンター)制度
—先輩BPが各BPのアドバイザーとして参加し、仕事の進め方、成長に対するアドバイス、評価のフィードバックなど、細かなフォローを行う。

・チャレンジ・セッション
—シニアBPやマネジャーそれぞれが、執行役員陣に対して、オリジナルなプロジェクトや事業の提案の社内プレゼンテーションを行い、提案力を鍛える。議論の中で相互に高め合っていくことを期待している。

・ケース・シェアリング
—各々がプロジェクトの中で発見したことや、それぞれの得意なトピックなどを持ち寄り、ディスカッションを行う。

・分野別勉強会
—プラクティス(業界/分野)毎に、新しい知見をシェアし、インサイトを深めてきくための勉強会が行われている。各分野のプロフェッショナルである特別顧問にも参加する。

・外国語研修(英語、中国語など)
—海外拠点勤務予定者には語学学習の費用などのついて一部補助を行っている。

ドリームインキュベータの社会貢献・ESG

新たな官民連携の仕組み「ソーシャルインパクトボンド」

ドリームインキュベータは日本の様々な社会課題を解決するために、民間企業のノウハウと民間資金を総動員させ、新しいソリューションを成果連動型で実行するソーシャルインパクトボンド(SIB)を推進している。
愛知県豊田市のソーシャルインパクトボンドを活用した取り組みである介護予防「ずっとつながるプロジェクト」を受託するなど、複数の市区町村と連携し、社会課題の解決を目指している。

ドリームインキュベータの関連書籍

ドリームインキュベータへの転職を志す方へ、面接までに読むべきお勧めの書籍をご紹介します。

  • 産業プロデュースで未来を創るー新ビジネスを次々と生み出す思考法
    三宅 孝之、遠山 みず穂 (著)(株式会社ドリームインキュベータ)
  • 社長、ウチにもCTOが必要です
    ドリームインキュベータ (監修)
  • 3000億円の事業を生み出すビジネスプロデュース成功への道
    三宅 孝之、島崎 崇 (著) (株式会社ドリームインキュベータ)

※このページの内容は、 コンコードエグゼクティブグループが、独自に調査、執筆したものです。
更新や修正等のご要望がございましたら企業担当者、或いはお問い合わせフォームよりご連絡ください。
(企業の宣伝、広報としてのご利用は頂けません。)

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