LINEヤフー LY Corporation
LINEヤフー HPより
企業について
LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は、2023年10月1日に誕生した日本国内最大級のインターネットサービス企業である。
同社は、LINE株式会社、ヤフー株式会社、持株会社であったZホールディングス株式会社の3社の合併を含むグループ内再編によって設立された。
ポータルサイト「Yahoo!JAPAN」、コミュニケーションアプリ「LINE」、決済サービス「PayPay」を始め、メディア運営によるインターネット広告事業、eコマース事業、会員サービス事業など、幅広いサービスを展開する。コミュニケーション、情報、決済の3つの領域においては、日本のインターネットユーザーに圧倒的なリーチ力を誇る。
同社は、これらの事業の融合により、人々の暮らしをより便利で豊かにすることを目指しており、「LINEアカウント」と「Yahoo! JAPAN ID」の連携により、さまざまなサービスのアップデートが期待されている。
また、同社は、PayPay銀行株式会社、アスクル株式会社、株式会社出前館、株式会社一休などのグループ会社の経営管理業務を行っている。
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代表者代表取締役会長:川邊 健太郎
代表取締役社長CEO:出澤 剛 -
設立1996年1月31日
2023年10月 LINEヤフー株式会社発足 -
所在地東京都千代田区紀尾井町1-3
東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
News & Topics
LINEヤフーの理念
以下にLINEヤフーの企業理念(ミッションとバリュー)を引く。
ミッション
「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。
めざめてから、眠りにつくその瞬間まで。
さらには非日常のひとときやいざという非常時も。
進んでいくあなたの毎日に、驚きと感動を提供しつづけます。WOW!
初めての体験であり、他の人に教えたくなるような
感動を表す「WOW」。想像を超える体験や、今の延長線上にない
創造性の象徴である「!」。「WOW!」は、LINEとヤフーが長年大切にしてきた
価値観が一つとなって生まれました。ライフプラットフォーム
24時間365日
すべてのユーザーに寄り添い、
日常のあらゆる場面を支える存在
そんな思いを込めています。バリュー
ミッションを実現するためにわたしたちが大切にしている思考と行動が、バリューです。バリューは業務を推進するための基準として、大きく3つのパートに分かれています。
ユーザーファースト
・データを基に俯瞰で判断
・細部へのこだわりが違いを生む
・信頼を勝ち得るやりぬく
・本質に集中
・圧倒的当事者意識と成果へのこだわり
・プロフェッショナリズムの徹底少数精鋭
・率直な議論から導く決断
・ゴールに向かって同期し続ける
・挑戦を共に楽しむLINEヤフー公式サイトより引用
LINEヤフーの沿革
LINEヤフー株式会社および、その前身となる各社(ヤフー株式会社、LINE株式会社、Zホールディングス株式会社)の主な沿革を以下にまとめる。
※日本国内に関する内容のみを掲載。
ヤフー株式会社
- 1996年1月
- 「ヤフー株式会社」設立。
- 1996年4月
- 日本語の情報検索サービス「Yahoo! JAPAN」開始。
- 1996年7月
- 「Yahoo!天気情報」(現「Yahoo!天気・災害」)、「Yahoo!ニュース」開始。
- 1997年
- 「Yahoo!ファイナンス」、「Yahoo!スコアボード」(現「スポーツナビ」)、「Yahoo! Travel」(現「Yahoo!トラベル」)、「Yahoo!きっず」開始。
- 1998年
- 「Yahoo!地図情報(Yahoo!-Mapion)」(現「Yahoo!マップ」)、「Yahoo!ゲーム」、「Yahoo!路線情報」、「Yahoo!自動車」(現「carview!」)開始。
- 1999年
- 「Yahoo!メール」、「Yahoo!不動産」、「Yahoo!オークション」、「Yahoo!ショッピング」開始。
- 2001年
- ADSLインターネット接続サービス「Yahoo!BB」開始。
- 2002年
- 検索結果画面に広告を掲載する「検索連動型広告」開始。
- 2003年
- 「Yahoo!プレミアム」開始。
- 東証一部上場。
- 2004年
- 「Yahoo!知恵袋」開始。
- 2007年
- インターネットの可能性の調査・研究を行う「Yahoo! JAPAN研究所」を設立。
- 2011年
- 「Yahoo!リアルタイム検索」、「防災速報」開始。
- 2012年
- 「アスクル株式会社」(現 連結子会社)と業務・資本提携の締結。
- アスクル株式会社・Yahoo! JAPAN協力により、通販サイト「LOHACO」を開始。
- 2013年
- スポーツ総合サイト「スポーツナビ」開始(「Yahoo!スポーツ」・旧「スポーツナビ」の統合による)。
- 2014年
- 「Yahoo!カーナビ」開始。
- 2015年
- ワイジェイカード株式会社(現「PayPayカード株式会社」)の株式を取得(現 連結子会社)。
- 2016年
- 「株式会社一休」の株式を取得(現 連結子会社)。
- 2018年
- 株式会社ジャパンネット銀行(現「PayPay銀行株式会社」)の株式を取得(現 連結子会社)。
- ソフトバンク株式会社と共同出資し、「Pay株式会社」(現 PayPay株式会社)を設立。同年に「PayPay株式会社」に商号変更。
- スマホ決済サービス「PayPay」開始。
- 2019年
- 筆頭株主がソフトバンク株式会社に異動。
- 「Yahoo!くらし」、「PayPayフリマ」(2023年11月に「Yahoo!フリマ」に名称変更)、「ヤフー・データソリューション」開始。
LINE株式会社
- 2000年9月
- 韓国のインターネットサービス会社「NHN Corporation」(現 NAVER Corporation)が、「ハンゲームジャパン株式会社」を設立。
- 2000年11月
- インターネットゲーム・ポータルサイト「Hangame」開始。
- 2003年
- ハンゲームジャパン株式会社が「NHN Japan株式会社」に商号変更。
- 2007年
- NHN Japan株式会社が「ネイバージャパン株式会社」を設立。
- 2010年
- NHN Japan株式会社が「株式会社ライブドア」の設立株式を取得。
- 2011年
- コミュニケーションアプリ「LINE」サービスを開始。同年「LINEスタンプ」の提供も開始。
- NHN Japan株式会社がネイバージャパン株式会社を吸収合併。
- 2012年
- 3社(NHN Japan株式会社、ネイバージャパン株式会社、株式会社ライブドア)が経営統合。
- 「LINE公式アカウント」、「LINE GAME」、「LINE@」(現在は「LINE公式アカウント」に統合)、開始。
- 2013年
- NHN Japan株式会社が「LINE株式会社」に商号変更。
- 「LINE占い」、「LINE NEWS」開始。
- 2015年
- 「LINEバイト」、「LINEギフト」、「LINE MUSIC」開始。
- 2016年
- 「LINE Ads Platform」(現「LINE広告」)、「LINE Research Platform」(現「LINEリサーチ」)開始
- 2019年
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- 「LINE公式アカウント」と「LINE@」を統合、新「LINE公式アカウント」開始。
- 「LINEオープンチャット」開始。
- 2020年
- 「株式会社出前館」実施の第三者割当の株式を追加取得し、資本業務提携を締結。
- 2021年
- 「LINEスキマニ」、「LINE VOOM」開始。
Zホールディングス株式会社
- 2019年10月
- 「ヤフー株式会社」が持ち株会社体制に移行。「Zホールディングス株式会社」に商号変更。
- 2019年11月
- 「株式会社ZOZO」の株式を取得(現 連結子会社)。
- 2021年2月
- 筆頭株主が「Aホールディングス株式会社」に異動。
- 2021年3月
- 2社(Zホールディングス株式会社と「LINE株式会社」)が経営統合。
- 2022年
- 東証プライム市場に移行。
- 「PayPay株式会社」を子会社化(現 連結子会社)。
LINEヤフー株式会社
- 2023年10月
- Zホールディングス株式会社、LINE株式会社、ヤフー株式会社などのグループ内再編により、「LINEヤフー株式会社」が発足。
- 「LYPプレミアム」(「Yahoo!プレミアム」より名称変更。既存のヤフー特典にLINE特典を追加したサービス)開始。
LINEヤフーのサービス
主軸サービス
- コミュニケーションアプリ「LINE」
- 総合インターネットサービス「Yahoo! JAPAN」
メディア
- Yahoo! JAPANアプリ
- carview!:自動車情報総合サイト
- Yahoo!ファイナンス:金融情報総合サービス
- Yahoo!不動産:不動産ポータルサイト
- スポーツナビ:スポーツ情報総合コンテンツ
- LINEオープンチャット:共通点でつながるチャットサービス
- LINEニュース:スマートフォン向けニュース配信プラットフォーム
- Yahoo!ニュース:インターネットニュース配信サービス
- Yahoo!リアルタイム検索:X(旧Twitter)検索サービス
- Yahoo!検索:インターネット検索サービス
コマース事業(eコマースサイトの運営)
- Yahoo!ショッピング:オンラインショッピングサービス
- LYPプレミアム:LINEヤフー共通の有料会員プログラム(LINE・Yahoo!・PayPayの特典を提供)
- LINEブランドカタログ:総合通販サイト
- Yahoo!フリマ:フリマアプリ
- Yahoo!オークション:ネットオークションサービス
- Yahoo!トラベル:オンライン旅行予約サービス
- LINEギフト:LINE上でプレゼントを贈るサービス
エンターテインメント
- LINEスタンプ:LINEのトーク上で、キャラクター、イラスト、画像などで感情や挨拶を伝えるサービス
- LINE占い:LINEのトーク上で占い鑑定をするサービス
- Yahoo!ゲーム:ブラウザゲームプラットフォーム
- LINE GAME:LINEが提供するゲームプラットフォーム
- LINE VOOM:LINE内のショート動画プラットフォーム
くらし・生活
- Yahoo!メール:ウェブメールサービス
- PayPayグルメ:飲食店予約サービス
- Yahoo!ネット募金:クレジットカード、PayPay、Vポイントなどを利用して災害発生後の緊急支援募金や、NPOやNGOなどの団体に寄付ができるサービス
- LINEスキマニ:単発雇用サービス
- LINEバイト:バイト求人情報サービス
- Yahoo!しごとカタログ:企業情報サービス
- Yahoo!きっず:子ども向けポータルサイト
- Yahoo!くらし:行政手続きのサポート・自治体情報配信サービス
- Yahoo!知恵袋:知恵の共有サービス
- Yahoo!路線情報:乗り換え検索サービス
- Yahoo!カーナビ:カーナビアプリ
- Yahoo!マップ:地図サービス
- Yahoo!防災速報:防災アプリ
- Yahoo!天気:天気・災害総合サイト
- Yahoo!カレンダー:スケジュールや予定を管理できるオンラインカレンダーサービス
ビジネス
- Yahoo!広告:運用型広告プラットフォーム
- Yahoo!プレイス:「Yahoo!検索」「Yahoo!地図」で、店舗・施設の公式情報を発信できるサービス
- LINEリサーチ:スマートフォン専用リサーチプラットフォーム
- ヤフー・データソリューション:ビッグデータ活用サービス
- LINE公式アカウント:ビジネス用のLINEアカウント
- LINE広告:LINEに広告を配信できるサービス
サービスを提供する主なグループ会社
- アスクル株式会社:オフィス用品、生活消耗品、医療・介護用品などを販売する通販会社。事業所向けの通販サービス「ASKUL」と個人向けインターネット通販サービス「LOHACO」などを提供
- 株式会社出前館:国内最大級のデリバリー総合サービスを提供する企業
- 株式会社一休:宿泊施設、レストラン、スパの予約サービスのほか、ふるさと納税などのサービスを提供する企業
- PayPay銀行株式会社:ネット銀行
- PayPay株式会社:決裁アプリ「PayPay」などを提供するフィンテック企業
- 株式会社ZOZO:ファッション通販サイトを運営するインターネット企業
LINEヤフーの求める人物像
LINEヤフーは、挑戦と自由を尊重するカルチャーのもと、変化を楽しみながら成長を続ける人材を求めている。同社は、LINE株式会社とヤフー株式会社の強みを融合し、国内最大級のインターネットサービス企業として多様な事業を展開している。大規模なプロジェクトに関わる機会も多く、成長意欲の高い人材にとって理想的な環境といえる。
多様な事業領域で専門性を発揮できるキャリア採用を積極的に行っており、エンジニア、データサイエンティスト、デザイナー、セールス、マーケティングなど、多彩なバックグラウンドを持つメンバーが集い、それぞれの専門性を活かして事業をリードしている。
同社が重視するのは、ユーザー視点に立ち、課題を発見し解決へ導く力である。ユーザーの期待を超える体験を追求し、より良いサービスを生み出すために、自ら考え、行動し、挑戦を続ける姿勢が求められている。また、テクノロジーとデータを軸に新たな知識を吸収し、変化を恐れず自己研鑽を重ねることも不可欠である。
社内では「自由とオープンなコミュニケーション」を重んじ、多様な人材が職種や立場を越えて協働している。チームワークと信頼関係を大切にし、困難に直面しても創意工夫で乗り越え、失敗から学び次の挑戦につなげる――そうした柔軟で粘り強い人材が求められている。
LINEヤフーでのキャリアパス
広告事業、検索、決済サービス、ECなど幅広い事業領域を持つため、多様なキャリアパスを築ける点がLINEヤフーの大きな魅力である。成長性の高い事業に携わるチャンスもあり、個人としても大きな成長を実感できる環境が整っている。
同社は福利厚生が整備されているため、社員が長期的かつ安心して働くことができる。
フレックスタイム制度や各種休暇、育児・介護両立支援の制度などが導入されており、自身のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が選択できる。
LINEヤフー Job Challenge
社内やグループ会社が人材募集を行っているポジションに応募できる制度。
入社から一定期間が経過した社員が対象で、応募者の業務実績やパフォーマンス発揮度合いなどを参考に選考を行い、合格した場合は社内やグループ会社への異動ができる。
ソフトバンクイノベンチャー
ソフトバンクグループの社内起業制度「ソフトバンクイノベンチャー」にLINEヤフーも参加しており、自身のアイデアの事業化実現に向けて挑戦できる。
社内アワードの開催
全社のデータ活用事例を発掘し、さらなる活用を促進する「データアワード」や、生成AIのユースケース展開を推進する「LINEヤフー ChatAI CHALLENGE」を開催している。いずれも職種を問わず応募が可能で、社員が自律的に挑戦できる機会となっている。
フィードバック機会の提供
社員一人ひとりのキャリア形成と成長を支援するため、定期的なフィードバックの機会を設けている。
半期に一度、上長・同僚・部下から成長に向けたアドバイスを得る「役割評価(多面)」では、バリューや期待役割の発揮度などについて多面的なフィードバックを受けることができる。
また、週1回・30分程度の「1on1ミーティング」を通じて、上長と部下が1対1で課題解決や目標達成に向けた対話を行い、社員が自らの成長やキャリアを主体的に見つめる機会を提供している。
LINEヤフーのトレーニング
LINEヤフーは人材育成にも力を入れており、入社時オリエンテーション研修やOJTに加えて、ビジネススキル研修を通じて社員の成長を支援している。個々の自己理解を深め、将来のキャリアイメージを具体化するための多様な学びの機会を提供している。
成長支援プログラム
社員が自律的にスキルを高め、キャリアの可能性を広げるための多様な研修・トレーニングを用意している。希望者向けのビジネススキル研修や「GLOBIS学び放題」のほか、トップリーダー向けの選抜クラス、女性リーダークラス、AI活用アカデミア、サステナビリティアカデミアなど、幅広い層に学びの機会を提供している。
語学研修
業務上必要となる社員に対して、英語・韓国語・日本語の語学講座を開講している。全額会社負担で受講可能。
マネジメント研修
役職者を対象に、組織運営や人材育成に関するスキル強化コンテンツを提供している。
サバティカル休暇
自身のキャリアや働き方を見つめ直し、さらなる成長につなげるための休暇制度。勤続10年以上の正社員が対象で、2〜3カ月の範囲で取得できる。
社会人ドクター進学支援
働きながらビッグデータなどの分野で博士号取得を目指す社員を支援する制度。勤続2年以上の正社員が対象で、審査を通過した場合、理系博士課程進学の費用を奨学金として給付(上限あり)されるほか、週1日の特別有給休暇が取得できる。
LINEヤフーの社員の声
LINEヤフーでは、データ分析、広告、サービス開発など多様な領域で専門性を発揮する社員が活躍している。
彼らが共通して語るのは、「自らの手で事業を成長させる実感」と「働き方の自由度」。
ここでは、実際にLINEヤフーを選んだ社員たちが語る同社で働く魅力を紹介する。
データアナリストの声
膨大なデータをもとに、経営判断やサービス改善を支えるデータアナリスト。
LINEヤフーのアナリストたちは、単なるデータ処理にとどまらず、事業やプロダクトの意思決定に直接関わりながら、分析の価値を最大化している。
以下に、実際に現場で活躍する2名の社員の声を紹介する。
やはり、意思決定者と直接話せることですね。分析結果を直接説明し、フィードバックをもらい、持ち帰って再度分析して、また提案する…といったプロセスは前職ではできなかったこと。準備は大変ですが、その分やりがいがありますし、裁量も増えました。漠然とした社内の課題に対して、リサーチクエスチョン(調査課題)を立て、ある程度長期スパンで取り組んでいくので、自分のペースで分析を進められています。
仕事以外では、リモートワークを活用して柔軟な働き方ができる点も気に入っています。LINEヤフー公式サイトより引用
セールス・広告コンサルティング担当の声
以下に紹介する広告コンサルティング職として入社した社員は、クライアント企業の課題解決を支援しながら、自社事業の成長にも直接関わっている。
僕が事業会社に入った理由は、その会社の事業を大きくグロースさせる一翼を担いたいと思ったから。それはセールス職としてかもしれませんし、今後はもしかしたら事業開発や、もっと上のレイヤーを目指すかもしれません。形にとらわれず、LINEヤフーで事業の成長にもっと貢献していくことが、いまの目標です。
LINEヤフー公式サイトより引用
デザイナーの声
ユーザー体験を磨くデザインに加え、リサーチや企画など職域を越えて挑戦する社員もいる。
ここでは、「Yahoo!知恵袋」などのプロダクトで活躍するデザイナーの声を紹介する。
LINEヤフーでは、本人がやりたいと言えば経験がなくても任せてくれますし、多くの領域の専門家が在籍しているため学びを得る環境も整っています。デザイナーとして働きながら新しい領域も任せてもらえることに、とても感動しました。
LINEヤフー公式サイトより引用
LINEヤフーの社会貢献・ESG
LINEヤフーは、持続可能な社会の実現に向けて、社会課題の解決を通じた価値創出に挑戦している。すべてのステークホルダーと協働し、共に成長し続ける未来を目指して、サステナビリティの取り組みを推進している。
サステナビリティ推進にあたっては、取締役会の監督のもと、執行機関としてサステナビリティ委員会を設置し、「サステナビリティ基本方針」と「6つのマテリアリティ(重要課題)」を定めている。
概要は以下のとおり。
【サステナビリティ基本方針】
- 社会的価値の創出と事業成長の両立を通じ、持続可能な未来の実現に貢献する。
- グループ各社の強みを結集し、連携してサステナビリティを推進する。
- 常に新しい発想で挑戦し、継続的なイノベーション創出を目指す。
【6つのマテリアリティ(重要課題)】
以下に主な取り組みを紹介する。
災害対策・復興支援(主なもの)
- 「スマホ防災」の提供
「地震」「津波」「大雨・台風」などの災害別にカテゴリーに分け、事前の備え、有事の際にとるべき行動、情報収集方法などを案内する。 - 緊急災害対応アライアンス「SEMA(シーマ)」
民間企業と市民団体が連携し、日本国内の災害支援を行う仕組み。LINEヤフーは事務局として参加している。
SEMAは平時より加盟企業や団体が持つ物資・サービスなどを集約し、災害発生時は被災地の現地ニーズを把握した上で、参加各社が提供した食品・飲料、生活用品、衣類などの支援物資を届けている。 - プロボノ活動の場の提供
2023年10月に、社員が業務外の時間を使ってプロボノ活動ができる場を提供することにより、社会課題の解決を目指す「LINEヤフープロボノ」プロジェクトを立ち上げた。
被災地などで社会課題解決のために活動する非営利団体と、仕事で得たスキルや経験を活かして社会貢献したいと考える社員とのマッチングを支援し、マッチングが成立した社員は、約3カ月間プロボノ活動を行う。
次世代育成の支援
- 子どもたちへのデジタルリテラシー教育や適正なインターネット利用環境の提供を通じて、将来社会で活躍できる人材の育成に貢献。
- 学校、教育機関、行政と連携したデジタル教材の提供や研修プログラムの実施。
情報技術社会の発展
- 地域やコミュニティにおけるデジタル活用支援と、産業・情報革新を支える基盤の整備。
- 寄付や基金を活用した、誰もが参加できる包摂的で多様な情報社会の実現に向けた取り組み。
- 堅牢なセキュリティと安心・安全なデジタル環境の構築。
地球環境への配慮
- 環境対応型の次世代データセンター建設など、最新技術を活用した気候変動対策の推進。
- 地球環境、生物多様性、持続可能性などに関するニュースやアイデアの発信を通じた、課題解決につながるメディアの展開。
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