キャンサースキャン Cancer Scan. Inc.
キャンサースキャン HPより
企業について
株式会社キャンサースキャンは「人と社会を健康にする」をミッションに掲げる予防医療系ソーシャルベンチャー企業である。AI・ビッグデータ解析という最新のテクノロジーと、最先端のマーケティング手法を活用し、国及び地方自治体の抱える医療福祉の課題解決に貢献するサービスを全国に展開している。
2025年には約58兆円にまで膨れ上がると予測されている日本の医療費削減・社会補償制度改革を背景に、ますます需要拡大が見込まれる領域に積極的にソリューションを展開しており、今後の大きな成長が期待されるスタートアップである。
2008年に福吉 潤氏と石川善樹により設立。
P&Gのブランドマネージャーであった福吉氏が、ハーバードビジネススクールに留学時に、同じくハーバードで公衆衛生を学んでいた石川氏と出会ったことが同社設立のきっかけとなる。
二人は、日本のがんによる死亡率が諸外国と比べて高いこと、その一因であるがん検診率の低さと、それ故の予防・早期発見不足に課題を感じ、帰国後「医療の問題をマーケティングで解決する会社」を志し、キャンサースキャンを設立した。
昨今では、同社サービスにより、自治体の健康診断受診率を約3%改善するなど、医療福祉問題の改善に寄与している。
同社の特長・強みは、ヘルスビッグデータやデジタル技術を駆使したマーケティングプロジェクトの企画・実行により、予防医療的な行動変容を起こさせる点にある。
特にアウトソーシング事業では、高度なヘルスデータ解析から、被保険者(個人)へのコミュニケーションの企画・運営、事業評価までを、一気通貫に同社のソーシャルマーケターが行う。その成果には定評があり、リピート率は90%超え、高い分析力と技術力、信頼性の高さで業界内外で注目を集めている。
同社で働くチームは研究職・コンサル・金融・メーカーなど様々な業界出身のメンバーで構成されており、多様な業界のリアルな経験と知見を結集して柔軟性の高い優れたサービスの開発を可能としている。
全国1700の地方自治体のうち、200自治体、計500自治体(2020年10月時点)が同社のサービスを導入、その95%が継続利用しており、事業収益の高い安定性がうかがえる。
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代表者代表取締役社長:福吉潤
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設立2008年11月19日
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所在地東京都品川区西五反田1-3-8
五反田PLACE 2F
キャンサースキャンの理念
キャンサースキャンでは、会社の事業で目指すものを「ミッション」、つくりあげたいと願う世界観を「ビジョン」、核となる価値観を「バリュー」と定義しています。メンバーの一人一人がこの3つに込められた意味や思いを理解し、業務に反映させることで、組織の成長と、個人の成長を実現させています。
Mission
人と社会を健康に
Vision
行動変容をゼロフリクションに
Core values
1. Social and Profit:社会貢献とビジネスの両立
2. Stay True to Science:科学に忠実に
3. Respect and Empower:リスペクトある全力サポート
キャンサースキャンの沿革
- 2008年
- 株式会社キャンサースキャン 設立
- 2009年
- 東京都杉並区の乳癌検診受診率向上事業に参画
- 2010年
- 東京都立川の乳癌受診率向上事業が高評を博し、同事業を全国展開に拡大
- 2011年
- World Social Marketing Conference に同社副社長が登壇し基調講演を行う
- 2012年
- 同社の事業事例がフィリップ・コトラー氏の書籍に取り上げられる
- 2018年
- 健診受診率向上事業が全国シェア10%以上を記録
- 2019年
- 同社事業を47都道府県に展開
キャンサースキャンのサービス
医療福祉分野において以下の事業を展開
- 健診受診率向上事業
- 生活習慣病重症化予防事業
- 後期高齢者向け予防医療事業
- 医療費分析事業
- コンソーシアム型疾患啓発事業
- 調査研究事業
キャンサースキャンの求める人物像
仕事のひとつひとつが日本の医療の未来を形作るものになり得るため、社会貢献意識が高く、同社の理念に共感する人物であることが重視される。
医療とデジタルという、ともに日進月歩の領域を扱う事業のため、積極的に新しい知識や情報をキャッチアップできる向上心/向学心、成長意欲のある方、また、地方自治体や公共機関との折衝を行えるコミュニケーションスキルのある方などが求められている。
キャンサースキャンの社員の声
クライアントとの関係を対等以上のパートナーとして捉え、相手に本質的に寄り添って課題を発見し解決できることにやりがいを感じるという声を紹介する。
お客さまに寄り添って課題解決の道を共に考え、実行できることが一番のやりがいです。
たとえ専門外の相談を受けたとしても、決して「わかりません」で終わらせず、お客さまの課題解決にどう寄与できるかを考え抜くようにしています。
勿論、医療という日本の抱える課題解決を担うことへのやりがいをあげる声も多い。
公衆衛生の施策には、すでに自治体で取り組まれているもの以外にも、これから取り組むべき重要な課題がたくさんあります。そうした課題を、私たちが探し出し、精査し、エビデンスとして、世の中に提示していく。それがお客さまだけでなく、いろいろなところでの判断材料となっていく、そんな道を切り開いていく存在になりたいと思っています。
子育てをしながらでも心配せずに働き続けることができる環境があり、働きやすさやワークライフバランスへの配慮もなされている。
キャンサースキャンは子育て中のメンバーも多く、時短勤務などを遠慮せずに使用できるので、その部分は働きやすさを感じています。
キャンサースキャンの社会貢献・ESG
同社事業を通して、国の様々な医療福祉課題の解決に直接・間接的に貢献しており、深刻化する国の医療費問題の改善にも寄与している。
※このページの内容は、 コンコードエグゼクティブグループが、独自に調査、執筆したものです。
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