KPMG FAS KPMG FAS
KPMG FAS HPより
企業について
KPMG FASは、企業の経営課題解決や、企業価値を向上させる支援活動を総合的にサポートする、KPMGグループのコンサルティングファームである。
ストラテジー(戦略策定、ビジネスデューデリジェンス等)、コーポレートファイナンス(M&Aアドバイザリー、バリュエーション等)、トランザクションサービス(財務デューデリジェンス)、インテグレーション&セパレーション(PMIにおける戦略策定、実行支援等)、ターンアラウンド&リストラクチャリング(事業再生アドバイザリー業務)、フォレンジック(不正調査、対応等)の6つのサービスラインによって、クライアント企業の様々な課題にワンストップで対応する。
財務の専門家や公認会計士のほか、フォレンジック部門の調査専門家、クライアントの対象個別業界専門家など、経験豊富なプロフェッショナルが数多く在籍する。
あずさ監査法人やKPMG税理士法人等、KPMGジャパンのメンバーファームとの連携や、ワールドワイドなKPMGのネットワークも活用し、高度な専門性とグローバルな視点に基づくプロフェッショナルサービスを提供する。
KPMGはオランダに本部を置き、142カ国にグローバルネットワークを展開する世界規模のサービスファーム。
世界4大会計事務所Big4(※1)の一角を占め、2010年にはBig4のうち最大の取引金額を記録。
Universumの調査による「世界で最も魅力的な企業ランキング」では、2010年から3年連続で2位となった。
ちなみに「KPMG」という名称は、4人の主要創設メンバーの頭文字(※2)である。
KPMGジャパンのメンバーファームは2025年現在で10社である。
KPMG FAS以外の9社は下記の通り。
- あずさ監査法人
- KPMG税理士法人
- KPMG社会保険労務士法人
- KPMGコンサルティング
- KPMGあずさサステナビリティ
- KPMGヘルスケアジャパン
- KPMG Ignition Tokyo
- KPMGアドバイザリーライトハウス
- KPMG Forensic & Risk Advisory
※1 KPMG、プライスウォーターハウスクーパース、アーンスト・アンド・ヤング、デロイト トウシュ トーマツの4社
※2 K:ピエト・クリンヴェルド、P:ウィリアム・バークレイ・ピート、M:ジェームズ・マーウィック、G:ラインハルト・ゲルデラー
-
代表者知野 雅彦
岡田 光
澄川 徹 -
設立2001年
-
所在地東京都千代田区大手町1丁目9番5号
大手町フィナンシャルシティ ノースタワー
News & Topics
KPMG FASの理念
KPMGグループの理念を以下に引く。
KPMGバリュー 〜5つの基本的価値観〜
“The KPMG Way”は、組織の一人ひとりがKPMGを代表していると考え、責任ある組織、成功する組織、そして我々が誇りに思える組織を築くために、具体的に何をどのように行っていくのかを定めています。
KPMGの5つの基本的価値観(Our Values)は、全世界のKPMG職員が守るべき行動規範の核となる理念です。Our Values〜5つの基本的価値観〜
Integrity
誠実に行動する
Excellence
自己研鑽を重ね、
高品質なサービスを提供し続けるCourage
正しいことを追求し、
新たな価値創造に果敢に挑むTogether
互いに尊重しあい、
多様性を強みに変えるFor Better
未来を見据え、
社会の発展に寄与する
社会に信頼を、変革に力を
– Inspire Confidence, Empower Change.このKPMGの理念を実現するためのビジョンが「The Clear Choice – 選ばれ続ける存在であること」です。卓越した高品質なサービスを提供し続けることにより、社会から、クライアントから、そして社員からも、常に選ばれる存在でありたい。これが、KPMGの目指す姿です。
また、あわせてKPMG FASの理念も以下に引く。
長期的なビジネスパートナーとして、クライアントの成長に貢献する
クライアント企業の経営戦略の立案から、M&Aや事業再生・事業変革など変革を期す大胆な施策の実行、一方で企業に潜む不正リスクへの対応や拡大する海外事業を含めたグループ統治の確立まで。
KPMG FASは、企業経営に大きな影響を与えるこれらの重要な局面において、顧客企業の持続可能な成長と長期的な成功を支援しています。 KPMG FASは社会の公器としての高い職業意識を持ち、また組織のDNAとして中立性を重んじる姿勢があります。公正で活力のある資本市場の発展に資するべく、業界の先駆者としてフィナンシャル・アドバイザリー・サービスを切り拓いてきました。
首尾一貫しているのは、クライアント企業の長期的なビジネスパートナーとして信頼に足る高い品質と、プロフェッショナル一人ひとりがクライアント企業の経営の革新を必ず結果に結びつけるという強いコミットメントに他なりません。
それは今後も揺らぐことのない、私たちのクライアントに対する価値であり続けます。KPMG FASが提供する価値
知識
各業界に関する国内外の最新動向に加え、アドバイザリー分野で培ってきた知見を活かし、日本企業の迅速かつ賢明な意思決定を支援します。
人材
戦略、財務、オペレーション、ガバナンス等の分野で高い専門性と幅広い経験を持つ人材が、顧客の経営課題に即したソリューションを提供します。
実績
業界の先駆者として、長年にわたる豊富なプロジェクト実績を誇り、あらゆる場面を想定した“転ばぬ先の杖”を提供します。
KPMGジャパン
監査、税務、アドバイザリーの3分野の8つのプロフェッショナルファームに所属する約8,600名の人員が、クライアントが抱える経営課題に対して、価値あるサービスを提供しています。
KPMGグローバル
世界約150ヵ国に展開するKPMGのグローバルネットワークと、世界の主要約40ヵ国90都市に、約700名の日本人および日本語対応が可能なプロフェッショナルを配しています。
KPMG FASの沿革
- 1987年
- Peat Marwick International(PMI)、Klynveld Main Goerdeler(KMG)、および両者のメンバーファームが合併し、KPMG成立。
- 2001年
- KPMG FAS創設。
- 2009年
- 子会社の株式会社KPMG BPAを設立。
- 2014年
- KPMG BPAを合併。
- 2024年
- PBR向上を支援するサービスの提供を開始。
- 2025年
- あずさ監査法人と合弁で「株式会社KPMG Forensic & Risk Advisory」を設立。
KPMG FASのサービス
インダストリー
- 自動車
- 消費財・小売
- エネルギー・化学
- 金融
- ヘルスケア・ライフサイエンス
- 製造
- 商社
- 不動産・インフラ・物流・ホスピタリティ
- テクノロジー・メディア・通信
- プライベートエクイティ
- Public(パブリック)
ファンクション
経営戦略
- 全社戦略・事業戦略立案
- 事業ポートフォリオの組み換え
- PBR向上支援サービス
- 無形資産投資支援
- 新規事業開発
- 海外進出支援
- M&A戦略の立案
- ビジネスデューデリジェンス
- デジタル戦略
- オペレーション戦略・改善
- カスタマーブランドマーケティングアドバイザリー
- 事業計画・オペレーティング・財務モデル作成支援
- 不動産関連アドバイザリー
M&A・PMI
- バイサイドM&Aアドバイザリー
- セルサイドM&Aアドバイザリー
- デューデリジェンス
- バリュエーション(取引目的・会計目的)
- 統合支援(PMI)アドバイザリー
- 買収後のリスク診断支援
- バリューチェーン統合
- IT・オペレーション統合
- 資金調達アドバイザリー
- インフラ・資源プロジェクトアドバイザリー
ターンアラウンド&リストラクチャリング
- 経営不振企業・事業のデューデリジェンス
- 資金繰り管理・安定化支援
- 再建計画策定・実行・モニタリング支援
- 利害関係者との交渉・利害調整
- M&A型事業再生におけるフィナンシャルアドバイザリー
- 私的整理におけるアドバイス
- 法的整理(会社厚生・民事再生)におけるアドバイス
- コスト構造・業務改革に向けた施策の策定・実行支援
- 組織・機能・ガバナンスの再設計・整備・運用支援
- サプライチェーン再構築・高度化支援
- 運転資本最適化支援
- KPI再設計・経営管理高度化支援
- 戦略オプション検討支援(継続・売却・清算)
- 事業撤退支援
- 貸出債権評価・売買支援
フォレンジック
- 不正調査・危機対応支援
- サイバーセキュリティ・IT関連インシデント対応支援
- 不正リスクマネジメント体制の高度化支援
- 不正感知・モニタリングの高度化支援
- サードパーティリスク管理関連サービス
- M&AおよびPMIにおけるリスク管理・危機管理
- 係争支援およびe-Discovery対応支援
- 知的財産権・契約遵守調査・ソフトウェア資産管理高度化支援
KPMG FASの求める人物像
KPMG FASのキャリア採用では、対象職種の相応の知識・経験が求められるほか、コミュニケーション能力、論理的思考力、英語力(職種により求められるレベルは異なる)、4年生大学卒以上の学歴などが必要とされる場合がある。
KPMG FASでのキャリアパス
ジュニアアソシエイト/アナリストから、パートナー/マネージングディレクターまで、全5つにキャリアが段階化されている。
キャリア採用ではアソシエイト~マネージャークラスの採用が行われている。
各職位に求められる役割は以下の通りである。
ジュニアアソシエイト/アナリスト
上長から与えられた指示を理解したうえで、任された作業の進行状況を自ら管理し、責任をもって実務を進める。
シニアアソシエイト/アソシエイト
プロジェクトで求められる範囲や成果を踏まえ、関連する業務も含めて主体的に遂行する。あわせて、後輩の育成や支援を行いながら、担当領域のタスクを主導する役割を担う。
シニアマネジャー/マネジャー
複数の案件、あるいは大規模プロジェクトの遂行責任を持ち、計画的かつ高品質に成果を提供する。さらに、メンバーのキャリア形成を把握し、定期的なフィードバックを通じて課題を明確にし、能力開発を促す。
ディレクター
特定の業界やアカウントにとどまらず、ファーム全体の発展と収益向上に貢献する視点で活動する。また、行動や姿勢を通じてメンバーに模範を示す存在となる。
パートナー/マネージングディレクター
組織全体の運営や経営に最終的な責任を持ち、長期的な方向性の策定と実行を担う。
KPMG FASのトレーニング
KPMG FASは、「People Developer ~ 人を育てよう」というスローガンを掲げ、プロフェッショナルとして成長できる機会を提供する組織体制と企業文化を有している。
新入社員に対しては、入社前後の研修や実務を通じたOJT制度により、M&Aや経営戦略分野で活躍するうえで必要とされる基礎的な知識やスキルを段階的に習得できる仕組みが用意されている。配属後も、各種専門トレーニングや実践的な学習機会が豊富に提供されており、コンサルタントとしての成長を継続的かつ組織的に支援する体制が整備されている。
人材育成では3つの軸(Foundation, Technical, People & Leadership)が重要視され、カテゴリごとに多数のプログラムが用意されている。
- Foundation(求められる基本的・普遍的な力)
- PCスキル、クリティカルシンキングなど
- Technical(業務に関わる深い知見)
- 経営戦略、M&A/PMI、事業再生・事業変革、フォレンジックなど
- People & Leadership(人とコミュニケートし統率する力)
- ネゴシエーションスキル、コーチングスキル、短期海外留学など
KPMG FASの社員の声
クロスボーダー案件や大手企業のM&A案件におけるKPMG FASのプレゼンスは、多くの社員にとって魅力となっている。
上場企業を中心に大手企業のM&A案件に携わることができるのは、KPMG FASの大きな魅力です。またクロスボーダー案件が多いことも特徴で、チーム内でバイリンガルが占める割合は50%を超えています。グローバルで活躍してみたい方にとっても、挑戦しがいのある環境でしょう。
KPMG FAS公式サイトより引用
クロスボーダー案件ならではの高度な専門性を要するプロジェクトを経験できるのも、KPMG FASで働く魅力の一つでしょう。困難な案件が多いだけに、クライアントから頼りにされているのだと実感できます。
KPMG FAS公式サイトより引用
KPMG FASの社会貢献・ESG
KPMG FASはクライアント企業に対し、以下のようなサステナビリティ領域関連サービスを展開している。
- サステナビリティ関連報告資料の作成支援
- トピック別のサステナビリティ課題に対するアドバイザリー業務
- サステナビリティ課題の解決を通じた企業価値向上支援
また、KPMG FAS自体も、寄付講座をはじめとする社会貢献活動を拡大するため、2022年に従業員主体のCSR組織「FAS Community Impact(FCI)」を設立。現在は募金、IDE(インクルージョン・ダイバーシティ&エクイティ)、プロボノ、環境保全の4分野を中心に活動し、高校生向けキャリア講座の提供など独自の取り組みも行っている。
KPMG FASの関連書籍
KPMG FASへの転職を志す方へ、面接までに読むべきお勧めの書籍をご紹介します。
-
図解でわかる ESGと経営戦略のすべて -
図解でわかる 企業価値評価のすべて
- 条件から探す
- カテゴリから探す


