エクスポネンシャルデザイン 脱炭素時代のエネルギー戦略を描くコンサルファーム
エクスポネンシャルデザインは、エネルギーバリューチェーンに関わる企業に対し、「クライアントとの対話から本質的な課題を引き出す」というアプローチを軸に、事業戦略の再構築を支援してきた。本記事では、企業の特徴や理念、沿革、主要なサービス内容、求める人物像、入社後のトレーニング、社会貢献・ESGについて整理する。
エクスポネンシャルデザイン HPより
エクスポネンシャルデザインとは
株式会社エクスポネンシャルデザイン(Exponential Design、以下:エクスポネンシャルデザイン)は、2003年に設立された、エネルギー分野に特化した独立系コンサルティングファームである。戦略コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、DXの3領域を事業の柱として、エネルギーバリューチェーンに関わる企業に対してソリューションを提供している。
コンサル業界地図(領域別)
エクスポネンシャルデザイン
- エムスリー
- イーソリューションズ
- ICMG
- IQVIAソリューションズ ジャパン
- 経営共創基盤 ものづくり戦略カンパニー
- オーツー・パートナーズ
- KPMGヘルスケアジャパン
- インターブランド
- 博報堂コンサルティング
- ZS
- 電通デジタル
エクスポネンシャルデザインは、電力・ガス・石油をはじめとするエネルギー産業を事業領域の中心に置いており、国内においてエネルギー分野に特化したコンサルティングサービスを手がける先駆的なファームとして位置づけられる。クライアントの対象は、エネルギーバリューチェーンの川上から川下にわたる事業者に加え、脱炭素化や再生可能エネルギーへの転換を検討する異業種企業など広範に及ぶ。
事業の3つの軸
同社の提供するサービスは、「サプライチェーン型」「経営課題型」「財務戦略型」の3つのパターンに整理されている。サプライチェーン型では、燃料発電・発電小売に関するエネルギー調達の問題や脱炭素に伴う課題への対処を行う。経営課題型では、DXやAIを活用したリスク管理、マーケティング、商品開発など、エネルギー産業全体が向かう方向を見据えた本質的な課題解決に取り組む。財務戦略型では、資金調達のあり方や投資ストラクチャーの設計、インパクト投資の観点を含めた財務面からの支援を担う。
企業としてのスタンス
同社は「コンサルタントから、エネルギービジネスのデザイナーへ」という姿勢を掲げ、クライアントとの対話を重視したアプローチをとる。情報量の多さよりも、情報を削ぎ落としたうえでの本質的な分析と多角的な仮説検証を重視しており、解決策の策定においてオリジナリティを追求することを一貫した方針としている。
社名変更と現在
同社は2003年1月22日に株式会社インダストリアル・ディシジョンズとして設立され、2023年7月に現在の株式会社エクスポネンシャルデザインへと社名を変更した。社名変更にあわせ、「新しいエネルギー産業のあり方を社会と共に再定義する、アイデア創造ユニットを目指す」をビジョンとして掲げ、エネルギー分野におけるクリエイター集団としての方向性をより明確に打ち出している。
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代表者田村 勇
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設立2003年1月22日
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所在地東京都港区南青山3-8-14
AUSPICE OMOTESANDO 5F
エクスポネンシャルデザインの理念
以下にエクスポネンシャルデザインの企業理念を引く。
私たちは社会に必要な存在となるため、以下の指針を制定しました。
これらの実践を通じてブランドを強化し、社会における企業価値の向上を目指します。Vision
私たちが目指す理想の将来像新しいエネルギー産業のあり方を社会と共に再定義する、アイデア創造ユニットを目指す。
Mission
ビジョンを実現させるために果たすべく使命エネルギーに関わるすべての人々に対し、私たちが羅針盤となって進むべく方向を指し示しながら、時代の半歩先を走り続けていく。
ミッションを遂行するための8つの力
・質問する力と傾聴する力
徹底した質問力でお客様が何に困っていて何を求めているのかを聞き出す。じっくりと耳を傾け、問題や要望を把握する。・情報収集する力
エネルギーに関わるプロとして、国内の情報はもちろんのこと海外事例にも精通し、さらに業界外の事象にもアンテナを立て、さまざまな情報を収集する。・お客様の会社を知る力
お客様の会社が、世の中においてどのようなポジションにあり、どのような問題を抱えているのか、また優位点は何か。さまざまな角度から分析し、お客様の状況をお客様以上に知る。・お客様の組織を知る力
組織内におけるパワーバランスや組織間の問題、発言権は誰が持っているのか。トップダウン型かボトムアップ型か。長いお付き合いをするために、組織全体を俯瞰して見る。・教養力
アートや音楽や料理なども含めたあらゆることに興味を持ち、本物に触れて感動し、知識だけに頼らない教養のレベルを上げていく。・常識を疑う力
世の中にある常識を常に疑い、本質を探る。・発想する力
常に自らを追い込み、自分の頭で考えること。誰かに頼らないこと。あきらめないこと。オリジナルにこだわること。・伝える力
お客様に寄り添い、お客様のためになるアイデアを誠心誠意伝える。相手に興味を持ち、共感の心を持って対応する。Value
組織を動かす根本原則。私たちの文化を形成するもの働きながら、学ぶ会社『明日学舎(あしたまなびや)』で個を磨き、自立・自律した人間を目指す。
- 時代にアジャストし、変化対応し続けていくために“アクション&ラーニング”を繰り返していく
- すべての物事や考え方が変化していく時代の中で、何ごとも自分の頭で考え、その考えを伝えるコミュニケーションスキルを磨いていく
- 専門性だけではなく、幅広い知識や教養を身につけた“プロフェッショナル”を目指す
- 不透明で、複雑化した世の中で、予測困難であっても、それすらも楽しめる“センス”を身につける
- 深さと、広さと、遠くを見渡す視座を持ち“直観力”で物事を捉え思考できる習慣を身につける
- 誠実さと、情熱と、挑戦する心を持ち合わせた “人間力”を磨き続ける
志
Vision、Mission、Value、Purposeを実践し続けるために常に胸に秘めておく思いExp.Design Mind
走り続けること。立ち止まらず、常に前を向いて。時代の半歩先を、走り続けよう。
〈走り続けること その1〉
「安定」とは。それは、安心できるポジションを見つけることでは決してない。時代は常に進んでいくものだから。立ち止まってしまったら、たちまち後退の波が押し寄せて来る。概念を変えよう。安心ではなく、安全でもない。安定とは、時代と共に走り続ける中に存在するもの。半歩先を行く、安定を目指そう。〈走り続けること その2〉
「答え」とは。答えの見つけ方は、決して方法論ではない。成功事例は過去のもだから、次もまたそのやり方が通用するなんて、考えてはいけない。成功が教えてくれるものは、答えを求め続けた結果、達成できたという事実のみ。走る事をやめてしまったら、永遠に答えにはたどりつけない。探求し続けよう。〈走り続けること その3〉
「創造」とは。創造とは、想い描くだけではなく、世に無かった物を、新たに造りあげること。時代の先を行かない者に、「創造」はできないことを知ろう。クリエイターである自負を持とう。時代の半歩先で、クリエイティブし続けよう。〈走り続けること その4〉
「挑戦」とは。戦いを挑むこと。10年先も、20年先も、戦い続けているイメージを持とう。いつの時代でも常に半歩先を走り続けているイメージを持とう。1回きりの挑戦ではなく、挑戦し続ける精神が大切であると知ろう。〈走り続けること その5〉
「胆識」とは。自分が正しいと信じ、実行しなければならないと決心した事を胆を据えて最後までやり遂げること。知識と見識を身につけて、胆識を担うということは自らを鍛え、心を磨き、命を燃やし続けるということ。 そうやって、私たちが灯したエネルギーが業界の発展へとつながり世の中へ浸透することで地球上に暮らす人々の笑顔が増えることをほんの少しでも、イメージしてみよう。その笑顔が私たちの喜びであり、社会への貢献だと考えよう。だから、私たちは「胆識」を養い走り続けなければならない。陸があって、海があって、風が吹いて、雨が降る。花が咲いて、鳥が鳴いて、人が笑う。当たり前のことだけれど、地球に住んでいるということを、決して忘れずにいたいと思う。風力、火力、水力、地熱、太陽光、バイオ、波力………。エネルギーは地球から生まれる物ばかりだから。私たちこそ、地球の大切さをもっともっと考えなければならない。
地球に生まれ、暮らす者として、先祖から、今をまかされた者として、この先、生まれて来る未来の子孫のために、誠心誠意、問い続けよう。「エネルギーの本来あるべき姿とは…。」
答えを探し続ける事。創造し続けること。
挑戦し続けること。胆識を磨き続けること。
走り続けることを決してやめない心。「 至誠通天 (しせいてんにつうず)」これがExp.Designマインド。
エクスポネンシャルデザインの沿革
以下に、エクスポネンシャルデザインの主な沿革を記載する。
- 2003年
- 株式会社インダストリアル・ディシジョンズとして設立。
- 2023年
- 株式会社エクスポネンシャルデザインに社名を変更。
エクスポネンシャルデザインのサービス
エクスポネンシャルデザインでは、電力やガスなどのエネルギー分野と、エネルギーに付随する環境分野を主な対象として様々なサービスを提供している。
業界の動向調査や分析から経営戦略の立案・策定はもちろんのこと、具体的な戦略の実行支援にあたり必要となるファイナンシャルアドバイザリーまで、その範囲は多岐にわたる。
同社はビジネスモデルの再構築パターンとして、以下の3つに分類したサービスを提供している。
サプライチェーン型
- 燃料発電
- 発電小売
経営課題型
- リスク管理
- マーケティング
- トレーディング
- 商品開発
財務戦略型
- 資金調達
- 投資ストラクチャー
- インパクト投資
エクスポネンシャルデザインの求める人物像
エクスポネンシャルデザインでは、以下のような人材像を掲げている。
ユニークな人材
斬新なアイデアを生み出し、豊富な提案ができるだけでなく、発生するリスクにも正面から向き合い、ゲームを攻略するような感覚でポジティブに対応できる人物。
未来思考の人材
時代の潮流をいち早くとらえ、遠くを見渡す視座で未来を想像できる人物。その未来からバックキャスティング(未来の目標を起点に現在の行動を逆算する思考法)で今やるべきことを定め、ムーンショット的な発想で動くことを意識できる人。
行動力のある人材
アイデアをアイデアのままで終わらせず、リアルな形として実現する段階まで持っていく実行力と、諦めない意志を持った人物。
自己研鑽をし続ける人材
同社が「働きながら学ぶ会社」と位置づける「明日学舎」を通じて自身を磨き、仕事のみならず一人の人間としての成長を求め続ける人物。
社会が抱える問題を自分ごととして捉えられる人材
自分の仕事を通じて社会へ貢献し、日本がより良い方向へ進むことを願える人物。グローバル社会の一員としての意識を持ち、日々の活動が日本にとどまらず地球規模の貢献へとつながることをイメージできる人。
エクスポネンシャルデザインのトレーニング
エクスポネンシャルデザインは、自社を「働きながら、学ぶ会社」と位置づけ、「明日学舎(あしたまなびや)」という概念のもとで社員の成長を促す方針を掲げている。専門性にとどまらず、幅広い知識や教養を身につけたプロフェッショナルを目指すことを全社的な価値観として共有しており、時代の変化に対応するための継続的“アクション&ラーニング”を重視している。
エクスポネンシャルデザインの社会貢献・ESG
エクスポネンシャルデザインは、エネルギー分野に特化したコンサルティングファームとして、脱炭素社会の実現に向けた事業活動そのものが社会への貢献につながるという立場をとっている。同社のブランドページには、エネルギーは地球から生まれるものだという認識のもと、将来の世代に向けてエネルギーの本来あるべき姿を問い続けるという姿勢が示されており、地球規模の視点からエネルギー問題に向き合う企業文化が根底にある。
エクスポネンシャルデザインについてのFAQ
エクスポネンシャルデザインはどのような企業を支援していますか?
エクスポネンシャルデザインは、電力・ガス・石油などのエネルギーバリューチェーンに関わる幅広い企業を支援しています。具体的には、発電事業者や電力小売事業者のほか、リスク管理やトレーディング戦略が必要なエネルギー関連企業、海外展開を検討している事業者、SDGsや脱炭素化への取り組みをスタートしたい企業などが対象です。エネルギー業界に新規参入する異業種企業も支援対象に含まれており、自社の電力を再生可能エネルギーに転換しつつ法人向けビジネスとして収益化を目指すケースなども手がけています。エネルギーバリューチェーンの川上から川下まで、多様な場面での課題に対応している点が特徴です。
エクスポネンシャルデザインのサービスはどのような領域に分かれていますか?
エクスポネンシャルデザインのサービスは、大きく3つのパターンに整理されています。第1は「サプライチェーン型」で、燃料発電・発電小売に関するエネルギー調達の問題や、脱炭素化に伴う課題に対処するものです。第2は「経営課題型」で、DXやAIを活用したリスク管理、マーケティング、商品開発など、エネルギー産業全体の方向性を見据えた本質的な課題解決を担います。第3は「財務戦略型」で、資金調達のあり方、投資ストラクチャーの設計、インパクト投資の観点を含む財務面からの支援です。同社は、これら3つを「過去から未来の線上のどこに位置するか」と「エネルギーへの取り組みの深さと広さ」という2軸のマトリクスで顧客の現状を把握し、必要な戦略の組み合わせを提案しています。
エクスポネンシャルデザインのコンサルティングアプローチにはどのような特徴がありますか?
エクスポネンシャルデザインは「コンサルタントから、エネルギービジネスのデザイナーへ」という姿勢を掲げており、クライアントとの対話を起点にした支援スタイルをとっています。具体的には、徹底した質問と傾聴でクライアントが本当に困っていることを引き出すことを出発点とし、情報量の多さよりも情報を削ぎ落としたうえでの本質的な分析を重視しています。問題を多角的な視点で捉え、正面だけでなく様々な角度から仮説の検証と再考を繰り返すことを特徴としており、解決策の策定においてオリジナリティを追求することを一貫した方針としています。また、「先見性と発想力を武器に未来をいち早く予測する」という姿勢を掲げており、変化への対応力を重視した支援を行っています。
エクスポネンシャルデザインが「エネルギー分野に特化」している背景は何ですか?
エクスポネンシャルデザインは、2003年に旧社名「株式会社インダストリアル・ディシジョンズ」として設立された当初から、エネルギー分野に絞り込んだコンサルティングを手がけてきました。同社は、エネルギーバリューチェーンの全領域にわたる知見を蓄積してきた点、また調査・分析から経営戦略の立案・資本政策支援まで一貫したサービスを提供できる点が、分野特化の強みとして機能しています。2023年7月の社名変更後も、エネルギーと環境を軸とした領域への注力は変わらず、脱炭素社会への移行を見据えたコンサルティングを推進しています。
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