EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC) 戦略からM&Aまで一貫して支援する総合コンサル
EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、グローバルファームの包括的な知見と多様な専門家の連携を基盤に、企業や政府機関の重要な意思決定に関与してきた。本記事では、企業の特徴や理念、沿革、主要なサービス内容、求める人物像、入社後のキャリアパスやトレーニング内容、社員の声、社会貢献・ESG、関連書籍について整理する。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)とは
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EY Strategy and Consulting、以下:EYSC)は、EYのメンバーファームとしてコンサルティングおよび戦略的トランザクション支援を提供する企業である。事業の持続的な成長を目的として、民間企業や官公庁に対して戦略策定から実行支援までを一貫して行っている。同社が所属するEYは、1989年に設立された監査、税務、コンサルティング、戦略的トランザクションを主軸とするプロフェッショナルファームのグローバルネットワークであり、世界150以上の国・地域に拠点を有する。
コンサル業界地図(領域別)
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)
EYSCは、EY Japanにおけるコンサルティング機能を強化するため、2020年10月に発足した。既存のコンサルティング組織と戦略的トランザクションを支援する組織を統合したことで、経営戦略の立案からM&A、実行支援に至るまで、よりシームレスなサービス提供が可能となっている。EY Japanの各法人と密接に連携し、クライアントの複雑な経営課題に対して多角的な視点からソリューションを提示している。
グローバルネットワークとしてのEYは、ロンドンに本拠を構え、約40万人のプロフェッショナルを擁する規模を誇る。1903年および1906年に設立された会計事務所を母体とし、1989年の大合併を経て現在の体制が確立された。世界中のマーケットで均一かつ高品質なサービスを提供するため、地域ごとに統合されたエリア制を採用しており、日本はアジア・パシフィックエリアにおける主要な拠点として重要な役割を担っている。
同社の強みは、EYが長年培ってきたグローバルで一貫したノウハウや知見を日本国内のニーズに合わせて最適化できる点にある。特にビジネス環境の急速な変化に対応するため、国境を越えたクロスボーダー案件に注力しており、世界各地の専門家と連携した支援体制を構築している。企業のグローバル展開や組織再編、収益性向上など、高度な専門性が求められるプロジェクトにおいて多くの実績を有している。
近年、EYSCはデジタル活用や先端技術の導入支援をフォーカスイシューとして位置づけている。IoT、アナリティクス、RPA(Robotic Process Automation)などの技術を活用し、企業のオペレーション効率化や新たな価値創出を支援している。今後さらなる市場拡大が見込まれるデジタル領域において、コンサルティングとテクノロジーを融合させた独自の支援策を強化している。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の特徴と戦略
「より良い社会」を希求するプロフェッショナルファーム
世界40万人のEYメンバーをつなぐ強固なパーパス
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(以下、EYSC)は、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドを中心とするグローバルネットワークのメンバーファームであり、日本では「EY Japan」を構成する12の法人の1つである。コンサルティングをはじめ、アシュアランス(監査・保証)、税務、ストラテジー・アンド・トランザクション(M&Aなど)の4つのサービスラインを備えるEYは、これらを統合するプロフェッショナルファームとして世界のBIG4の一角を占める存在だ。
世界150以上の国と地域に約40万人のメンバーを擁する強大なEYのネットワークの下、あらゆるリソースを活用して「クライアントの長期的な価値創造」のために多彩なサービスを提供しているのが、EYSCである。戦略策定やM&A、ファイナンス、リスク管理、人事・組織、テクノロジー、そして業界支援といった領域を幅広く網羅し、戦略から実行、トランスフォーメーションの実現までを一気通貫でサポートする体制を築いている。
その根底を支えているのが、EYが世界共通のパーパス(存在意義)として掲げる「Building a better working world ~より良い社会の構築を目指して」である。外部環境の変化に翻弄されずに成長するための「パーパス経営」は今や世界の潮流だが、EYは10年以上前から他のBIG4に先駆けて実践。一企業の利益にとどまらず、業界や社会の持続可能な未来を照らそうとするその信条は、EYが進めるすべての活動の道しるべとして社内風土に深く根付いている。実際、このパーパスを入社の決め手に挙げるメンバーは数多い。
驚異の快進撃をもたらした成長戦略と共創力
EYSCは日本では比較的歴史の浅いコンサルティングファームだが、ここ数年は「プロジェクト・ドラゴン」を合言葉に、年率30~40%の売り上げアップという驚異的な勢いで成長を遂げてきた。その原動力の1つが、「セクターフォーカス」という戦略。業界ごとに専門性を備えたエキスパート集団を形成し、クライアントの経営課題を起点に業界全体の最適化、ひいては社会課題にまでアプローチする目線の長さと視座の高さがコンサル市場での評価に結びついている。それは業界の垣根を越えるクロスセクターの案件や、産学官民をつなぐ難度の高いプロジェクトの成功事例からも見て取れる。
EYSCの自他ともに認める強みが、「コラボレーションの力」である。社内の各部門・チームを越えた連携はもとより、社外の専門家や企業、公的機関、非営利組織とも手を結び、多方面から打ち手を講じる共創力に満ちたチーミングを得意とする。世界中のメンバーファームとの日常的な連携がその基盤にある。また、社名にも表れているように、企業戦略の策定・実行を担うトランザクション部門と、個々の事業・業務に伴走するコンサルティング部門を融合するコンサル業界初のユニークな体制にも、強さの理由がある。
新グローバル戦略で社会課題に真っ向から挑む
EYは2024年7月、グローバル全体の新戦略として〝All in” を発表。サステナビリティやマネージドサービス、トランスフォーメーションといった領域への投資を重点的に進め、外部の多様なステークホルダーとの連携を強めながら、企業や社会が直面する課題への対応を加速させる方針を打ち出した。そこには自社も顧客も、社会も含めたすべての関係者が一つになり(All in)、より良い社会を構築するために力を尽くすという決意が込められている。
また、その体制づくりの一環として、日本、韓国、ASEANから成る新しい管区(リージョン)を発足させた。EYSCにも、急成長で得た知見を生かし、アジアのさらなる発展にリーダーシップを発揮することが期待されている。したがって、グローバル市場への直接的な関与やコラボレーションも、今後ますます拡大することが予想される。
さらに、その土台となるEY全体のカルチャーとして、メンバー1人ひとりの個性を生かしながら創造性を最大化する「インクルーシブな企業文化」をいっそう推進する動きもある。EYではこれをDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルーシブネス)と呼び、メンバーの自己実現と組織の成長をもたらす源泉と位置付けている。
「マイパーパス」を胸に本気で社会を変える人材を
米フォーチュン誌が選ぶ「世界で最も働きがいのある会社」のベスト100に、EYは24年連続で選出されている。またEYの自社調査によれば、EYでの経験を「素晴らしい」と考えるメンバー比率は8割を超える。「企業のサステナビリティ目標達成に大きく貢献する企業」(英Verdantix調査)とされるEYの実績を支えている大きな柱が、人材の力であることは間違いない。EYSCでも仲間を増やすべく、成長に合わせて人事戦略を強化。新卒・中途採用ともに拡大し、4000人を超える陣容を整えた。
コンサル業界で一定のプレゼンスを固めた今、EYSCの採用戦略は「人材の質」をより重視する方向へ傾くと思われる。そこで求められる人材は、論理的思考力やリーダーシップ、協調性、コミュニケーションスキルといった基本だけでなく、業界や社会の課題に真っ向から挑み、本気で解決策を探ろうとする強い使命感と、自分自身の軸となる「マイパーパス」を備えた人物である。個社の課題がそのまま社会や地球の課題につながる時代が必要とするコンサルタントとは、そのような確固たる志を持ち、グローバルな視座から愚直に行動を起こせる人間だと、EYSCでは考えている。
多様性や相互理解に重きを置き、メンバーの合議によって方向性を定め、チームワークでミッションを完遂する。そうしたEYの企業カルチャーに合致した人材が、より強く求められることになるだろう。

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代表者代表取締役社長:近藤 聡
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設立2020年10月
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従業員数4,429名(2026年5月1日現在)※日本拠点
※EY全体:406,209名(2025年6月時点) -
所在地東京都千代田区有楽町一丁目1番2号
東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー -
拠点数※EY全体:150以上の国・地域(2026年5月時点の公開情報)
News & Topics
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の理念
以下にEYの企業理念を引く。
Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)
私たちのパーパス(存在意義)
Building a better working world ~より良い社会の構築を目指して。これがEYのパーパスです。私たちは、優れた知見や高品質なサービスの提供を通して、資本市場と世界経済における信頼の構築に貢献します。あらゆるステークホルダーに対する約束を果たすためのチームを率いる優れたリーダーを育成していきます。そうすることで、EYのメンバー、クライアント、コミュニティーにとってより良い社会の構築を目指します。
EYについてより引用
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の沿革
以下にEYSCの主な沿革を記載する。
- 1903年
- アーウィンとセオドアのアーンスト兄弟が、米国クリーブランドでアーンスト・アンド・アーンスト会計事務所を開設。
- 1906年
- アーサー・ヤングが米国シカゴでアーサー・ヤング会計事務所を開設。
- 1924年
- アーンスト・アンド・アーンスト会計事務所が、英国のウイニー・スミス・アンド・ウイニー会計事務所と提携。
アーサー・ヤング会計事務所が、英国のブローズ・パターソン会計事務所と提携。 - 1979年
- アーンスト・アンド・アーンスト会計事務所とウイニー・スミス・アンド・ウイニー会計事務所が国際間合併を果たし、アーンスト・アンド・ウイニー会計事務所が成立。世界第4位のファームとなる。
- 1989年
- アーンスト・アンド・ウイニー会計事務所とアーサー・ヤング会計事務所が合併し、アーンスト・アンド・ヤング(現 EY)が誕生。
- 2000年
- 監査クライアントに対する独立性保持のため、コンサルティング部門を売却分離。
- 2002年
- 世界各国のアンダーセン会計事務所(米国・英国・オランダを除く)を統合。
- 2010年
- EYアドバイザリーを日本で設立。
- 2017年
- 1月、EY Japanの組織再編によりEY Japanのアドバイザリー事業をEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(EYACC)として統合。
- 2020年
- 10月、EYACCとEYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社(EYTAS)が統合し「EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)」が発足。
- 2022年
- ストラテジー・アンド・トランスフォーメーション部門を新設し、サービスラインを再編。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)のサービス
セクター
- テクノロジー・メディア・通信
- 公共・社会インフラ
- 医療・医薬
- 自動車・運輸等
- 消費財・小売流通
- エネルギー
- 金融サービス
- 業界横断の取り組み
ユニット
- 戦略コンサルティング
- PMI・カーブアウト・組織再編
- 事業再生・バリューアップ
- 顧客体験
- サプライチェーン
- ファイナンス
- M&Aアドバイザリー
- 組織・人材マネジメント
- リスク
- テクノロジー
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の求める人物像
EYSCでは、EYのパーパスである「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」に深く共鳴し、クライアントの成長を通じて社会貢献を目指すマインドを持った人材が求められている。
コンサルタントとしての基盤となる論理的思考力や問題解決能力、高いコミュニケーション能力が重視される。さらに、急速に変化するビジネス環境や曖昧な状況においても、自ら解決策を模索し、チャレンジを楽しむ姿勢が評価のポイントとなる。
また、同社はグローバルネットワークを活かしたクロスボーダー案件を多数手がけているため、多様な文化やバックグラウンドを持つメンバーと協働できるチームワークや異文化への理解も不可欠である。社会の課題に対して疑問を持ち続ける好奇心や学ぶ力、周囲と切磋琢磨しながらプロジェクトを推進する人間性が重視されている。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)でのキャリアパス
EYSCにおけるキャリアは、入社時の職種に応じた組織配属からスタートする。ビジネスコンサルタントは「Advisory Consultant Group(ACG)」、テクノロジーコンサルタントは「Technology Consultant Group(TCG)」に所属し、コンサルタントとしての基礎を築く。特定の専門領域を確立する前の数年間、様々な業界やテーマのプロジェクトにアサインされることで、幅広い経験を積むことができる。
シニアコンサルタントへ昇格するタイミングでACGまたはTCGを卒業し、より専門性を深めるためにいずれかのユニットへ正式に配属となる。ただし、配属後も個人のキャリアプランに合わせてチーム間の異動に挑戦できる「キャリアチェンジ制度」が用意されており、継続して主体的なキャリア形成が支援されている。
同社における職位の段階は、概ね以下の通りである。
- コンサルタント
- シニアコンサルタント
- マネージャー
- シニアマネージャー
- ディレクター / アソシエイトパートナー
- パートナー
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)のトレーニング
EYSCでは、すべてのメンバーが優れたビジネスリーダーへ成長できるよう、基礎的なコンサルティングスキルから最先端の専門知識、EYの企業文化や価値観への理解を深めるマインドセットまでを網羅する多様な研修プログラムを用意している。単なる座学にとどまらず、個人のキャリアプランや関心に合わせて継続的な成長を促すための独自の学習支援の仕組みが整備されている。
【主な学習支援プログラム】
- EY Badges
デジタル時代に必要なスキル習得を目的とした、EYグローバル共通の社内資格認定制度。テクノロジーやリーダーシップなどの分野において、学んだ知識を実際のプロジェクトで応用することでバッジを獲得し、自身の専門性を可視化することができる。 - EY Tech MBA
すべてのEYメンバーが受講可能な、完全オンラインのMBA(経営学修士)取得制度。所定の「EY Badges」の取得などを要件とし、ビジネススキルと最先端のテクノロジーに関する専門性を継続的に高めることができる。 - 外部プラットフォームおよび語学支援
Udemyなどのオンライン学習サイトの無料利用に加え、グローバル案件で求められる語学力(英語・日本語)向上のための学習支援が提供されている。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の社員の声
EYSCでは、部署・部門・法人を越えた協業が盛んなほか、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集まり、互いの違いを尊重するカルチャーがある。また、グローバルな案件や環境で活躍できる機会があり、社員の魅力の一つとなっている。以下に、こうした環境で働く社員の声を引く。
EYに入って感じたことは、組織の風通しが良いことに加えて、部署、部門、法人を越えた協業が盛んなため、さまざまな経験・経歴を持つ専門家と働く機会があり、プロフェッショナルとして自然とお互いの違いや多様性を尊重する文化が醸成されていることでした。
入社後、アサインされるプロジェクトは海外のクライアントなど英語を活用できる場が多く、とても嬉しく思いました。また、入社動機であったDE&Iの社風も感じられ、個人一人ひとりの強みや弱み、働き方などを尊重した雰囲気がとても居心地良く感じています。
多様な社員が働いており、活気に満ちた自由闊達な雰囲気があります。私自身も含め若手は海外育ち、もしくは外国籍の社員が多く活躍しています。ビジネス上、クライアントとは日本語でコミュニケーションをとりますが、社内は英語をはじめとする多言語で、インターナショナルな雰囲気があります。案件はプロジェクトマネジャーのもと、複数名で構成されたプロジェクトチームとして動くこととなりますが、個々人の進め方やスタイルがある程度尊重され、個人の裁量に任されている面もあります。そのため若手であっても、自分の責任においてバランスを取りながら業務を進められる点は魅力的であると思います。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の社会貢献・ESG
EYSCでは、EY Japanが参加する企業としての責任(CR)プログラム「EY Ripples」を通じた社会貢献活動に取り組んでいる。このプログラムは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、2030年までに世界で10億人にポジティブな影響を与えることを目標に2018年より開始されており、EY Japanでも以下の3つの分野を中心に活動を展開している。
次世代教育・就労支援
中高生を対象とした会計講座やキャリア教育のほか、大学生向けのデザイン・シンキング・セッション、そして青山学院大学・京都大学・一橋大学などへの寄付講座の提供を通じ、若い世代が将来のキャリアに必要なスキルと知識を身につけられるよう支援している。
社会的影響力のある起業家との協働
社会課題の解決に向けて前進する起業家の事業拡大をサポートすることで、格差の緩和と持続可能な経済社会の実現に貢献している。EY Ripplesのイニシアチブとして、女性アスリートのキャリア形成を支援するWomen Athletes Business Network(WABN)、女性起業家の育成を目的とするEY Entrepreneurial Winning Women™ Japan(EWW)、地域課題解決型の起業家を後押しするEYアクセラレータープログラム、スタートアップ支援コミュニティのEY Startup Labなど、複数のプログラムを実施している。
持続可能な環境への取り組み
環境リテラシーを高めるワークショップの提供や、環境課題に取り組む起業家への支援を通じて、経済活動と環境保護・再生を両立させる行動・ビジネスモデルの普及を促している。また、EYはカーボンネガティブ宣言のもと自社の環境負荷を低減する取り組みを進めており、2025年のネットゼロ達成を目標として取り組んできた。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)についてのFAQ
EYSCはどのような企業を支援していますか?
EYSCは、民間企業から政府・官公庁まで、幅広い組織の変革を支援しています。具体的には、金融、製造、テクノロジー、通信、ヘルスケアなど多様な業界に対して、経営戦略の立案から実行支援、M&A戦略、デジタル化の推進、組織改革といった複雑な経営課題の解決を提供しています。また、グローバルネットワークの専門知見を連携させ、企業の海外進出や国境を越えたクロスボーダー案件、さらには気候変動対策といった社会課題の解決を伴う大規模プロジェクトに多く関与している点が特徴です。
EYSCが2020年に設立(組織再編)された背景や目的は何ですか?
EYSCは、EY Japanのコンサルティング機能を一層強化し、クライアントへシームレスなサービスを提供する目的で2020年10月に発足しました。それ以前は、コンサルティングサービスを提供する法人と、トランザクション(M&Aなど)を支援する法人が分かれていましたが、この組織再編により両者の知見が統合されました。結果として、企業の戦略策定から、M&Aを通じた事業再編、そしてその後の実行支援に至るまでを一貫して提供できる体制が構築され、より複雑化する経営課題に迅速に対応可能となっています。
EYSCが近年注力しているデジタルやAI領域の取り組みにはどのようなものがありますか?
EYSCは、テクノロジーとコンサルティングを融合させた企業変革の支援に注力しています。特にAI領域では、生成AIやマルチモーダルAIを活用した新規事業開発、データを用いた予測による意思決定支援、データプラットフォームの実装などを行っています。また、AIを安全に活用するための「AIガバナンス態勢構築」の支援や、会計とテクノロジーを組み合わせた独自のソリューション展開など、単なる技術導入にとどまらない全社的なDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進している点が特徴です。
EYSCの最大の強みや他のファームと比べた際の特徴は何ですか?
EYSCの最大の強みは、EYが持つグローバルネットワークとの強固な連携と総合力です。世界150以上の国・地域に広がる専門家と日常的に連携し、国境を越えたクロスボーダー案件や複雑な経営課題に対応しています。また、EY Japan内のアシュアランス(監査)、税務、戦略的トランザクション(M&Aなど)を担う各法人とシームレスに協働する体制が整っており、クライアントに対して多角的な視点から一貫したソリューションを提供できる点において、独自の立ち位置を確立しています。
EYが掲げる「Building a better working world」とはどのような理念ですか?
「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」は、EY全体が共有するグローバルなパーパス(存在意義)です。これは、単にクライアント企業の利益追求や経済成長を支援するだけでなく、社会課題の解決を通じた長期的価値の創出を目指す考え方を示しています。EYSCのコンサルティング業務においても、気候変動対策やDE&I(多様性、公平性、包括性)の推進など、社会価値と経済価値を両立させるプロジェクトが重視されており、社会貢献に直接的につながるビジネスモデルの基盤となっています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の関連書籍
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