三菱UFJリサーチ&コンサルティング 官民の知見で課題を解決する総合シンクタンク
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、国内最大級の金融グループが有する広範なネットワークと、シンクタンクとしての高度な専門性を基盤に、民間企業や官公庁の意思決定を多角的に推進してきた。本記事では、企業の特徴や理念、沿革、主要なサービス内容、求める人物像、入社後のキャリアパスやトレーニング内容、社員の声、社会貢献・ESG、関連書籍について整理する。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング HPより
三菱UFJリサーチ&コンサルティングとは
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(Mitsubishi UFJ Research and Consulting、以下:MURC)は、1985年に設立された総合シンクタンク・コンサルティングファームである。戦略立案や業務改革、政策研究などを中心に、民間企業から官公庁まで幅広い組織に対して調査・提言・実行支援を行っている。三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、同グループの広範なネットワークを活用した支援体制も有する。
コンサル業界地図(領域別)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
同社のルーツは、1985年に設立された株式会社三和総合研究所に遡る。その後、2002年に三和総合研究所と株式会社東海総合研究所が合併して株式会社UFJ総合研究所が誕生した。さらに2006年、ダイヤモンドビジネスコンサルティング株式会社、株式会社東京リサーチインターナショナル、UFJ総合研究所の3社が合併し、現在のMURCが発足した。
主な事業内容は、各種コンサルティング、マクロ経済調査、政策研究・提言、人材開発など多岐にわたる。民間向けには大企業から中小企業までの幅広い戦略立案や業務改革を支援し、官公庁向けには中央官庁の政策研究や地方公共団体向けの調査業務を受託している。純粋なシンクタンク・コンサルティングファームとして、クライアントや活動領域が広範囲にわたる点が特徴である。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の広範なネットワークとの連携も、同社の大きな強みとなっている。金融グループの総合力を生かした提案だけでなく、アジア地域を中心とするグローバルなコンサルティングや海外進出支援なども積極的に展開している。金融系シンクタンク・コンサルティングファームとしては、国内最大レベルの陣容を誇っている。
近年では、社会課題の複雑化やテクノロジーの進展に伴い、AIの社会実装やデジタルインフラ戦略、医療DX、循環経済など最新のテーマに対する調査や提言も強化している。また、機関誌や出版物の刊行、ビジネスセミナーの開催を通じた情報発信を積極的に行っている。研究者やエコノミストなど各界へ多様な人材を輩出していることでも知られている。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの特徴と戦略
コンサルティング×シンクタンク「ハイブリッド型」の支援で企業・社会へ貢献
MUFGのシンクタンク・コンサルティング機能として進化を続けるファーム
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(以下、MURC)は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)の総合シンクタンク・コンサルティングファームだ。設立から30年以上の歴史をもち、三菱総研・野村総研などとともに日本を代表するシンクタンク・コンサルファームの1つである。
同社は大企業から中堅・中小企業、国内外の政府関係機関、金融機関に至るまで、幅広いクライアントに対し、経営戦略・組織人事戦略・デジタル化戦略・サステナビリティ経営支援・海外ビジネス展開支援など、多彩な経営コンサルティングサービスを提供している。
歴史に裏打ちされた専門性に加え、近年では未来社会予測やESG・デジタル・スマートシティへの取り組みなど、社会の課題に直結する分野への取り組みを強化している。
MURCは、日本最大の金融グループであるMUFGの中において、民間企業に対するマネジメントコンサルティング機能を専門的に担う存在として位置付けられている。MUFGは、全世界で約270社以上のグループ会社、約18万人の従業員が働く日本最大、そして世界有数の総合金融グループだ。国内では130万社を超える法人の取引先をもつ(2021年現在)。
長引く金融緩和の中、巨大金融グループであるMUFGはグループを挙げて非金融分野の強化を急ぐ。その先鋒がMURCだ。「MUFGの充実した顧客・経営リソース」「先端領域を含む、経営コンサルティング力」「シンクタンクの基盤」この3つをあわせもつMURCのコンサルティングサービスには大きな可能性がある。
加えて、近年はデジタルやグローバルの分野などで外部機関との提携にも力を入れており、同社のコンサルティング領域の進化と拡大は続いている。
さまざまな領域で専門家がコラボレーション「知のハイブリッド」でクライアントに貢献
MURCの強みの1つは、コンサルティング部門とシンクタンク部門が連携して、クライアントの経営課題を解決できること。両部門はそれぞれ独立した組織だが、社内に経営・機能の視点と、政策・産業の視点の2つをもつことで知見の深まりや、アプローチの多様性が生まれている。
例えば、スマートシティに関するプロジェクトでは、諸外国を含めた国レベルの政策や地方自治体の実情理解などを行ったうえで、民間企業や地方自治体を戦略策定から実現支援まで伴走して支える取り組みを行う。こうした動きは同社ならではのユニークなものだ。
また、近年拡大中のデジタル分野のコンサルティングでもコラボレーションの事例は多い。IT改革の専門家に加えて社内の人事・経営管理などの専門家、セクターの専門家とチームアップを行い、企業のデジタル化に貢献するといった例も増えている。
海外ビジネス展開支援では、MUFGの約600の国内拠点、世界約50カ国以上、約1200の海外拠点のネットワークを活かし、「国境を越えたマッチング」を強力に支援することができる。日本の地方の良いモノを世界に発信し、販路拡大を支援するプロジェクトはその一例だ。内需が縮小する中で、MUFGの強固なネットワークを活かした海外ビジネス展開支援は日本企業のプレゼンス拡大に貢献している。
同社の基盤である専門性の高いコンサルティングサービスに、同社内外の専門力を組み合わせてハイブリッドに提供する、新しいシンクタンク・コンサルティングファーム像を志向している。
柔軟で自由度の高い働き方 成長できる環境
日本最大の金融グループの一員であるMURCのクライアントの業種や規模は多岐にわたっている。日本を代表するような超大手企業の案件からスタートアップ企業への支援までさまざまだ。中堅企業を相手に経営者の悩みに直接応じるような案件も若手コンサルタントのやりがいになっている。多様なファイナンスソリューションを提供するMUFG各社の営業や企画、調査、開発メンバーとの協働案件も非常にユニークで刺激的だ。
プロジェクトには、3~4名のコンサルタントがアサインされ、3カ月~1年間程度で遂行することが多い。現時点では、クライアント先への常駐は少なく、多くのコンサルタントはいくつかの案件を並行して担当する。
複数の業界の知見を同時に得ながら、自身の専門性を高めていく例が多い同社では、新卒採用、キャリア採用の双方を行っており、毎年数十名程度のコンサルタントが入社している。コンサルタントが生産性高く活躍できるよう、リモートワーク環境の整備や各種のオンラインリソース、ナレッジシェアの仕組みが整備されている。金融機関系としては少し意外に思われるが、フリーアドレス、服装原則自由などの働き方を従来から採用している。
コンサルタントには「しっかりとした実力を身につけ、長く活躍してほしい」というスタンスの同社だが、コンサルタントとしての経験を積んだのちに、企業の経営幹部職、スタートアップ企業やベンチャーキャピタル、大学教員、起業、NPOなどで活躍する人材も多いという。
社会全体を考える高い視座から日本経済に貢献する
日本をマザーマーケット(基盤市場)とする総合金融グループの一員として、MURCは日本企業の繁栄と社会の発展に強い責任感とプライドをもつ。同社では経営幹部から若手まで「日本企業の強み・良さを真に活かすために何が必要か」を常に問い、実行に移している。
これは、プロジェクト単位の短期的な成果にとどまらず、クライアントとの強固で永続的な信頼関係を構築していく総合金融グループとしてのDNA、使命と言える。日本企業の成長が、日本社会の発展につながる。大きな責任と、それを実現していく高い志をもつ有力ファームだ。

-
代表者代表取締役社長:池田 雅一
-
設立1985年(2006年に現在の三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発足)
-
従業員数約1,400名(2026年4月時点)
-
所在地東京都港区虎ノ門5-11-2
オランダヒルズ森タワー -
拠点数3カ所(2026年4月時点の公開情報)
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの理念
以下にMURCの企業理念を引く。
企業理念( Philosophy )
“Humanismに立脚し、RomanticismとRealismの両立を目指す。”
私たちは、明るい未来を拓くため、 人と社会に対する信頼を基盤として、理想と実現性を踏まえた先駆的な知的価値を創造します。
企業使命( Mission )
- プロフェッショナルチームが常にベストを提供し、お客さまの成功に貢献します。
- 社会が有する知的資源の融合を主導し、社会のさらなる可能性を追求します。
- そのために、お客さまの繁栄と社会の発展に貢献する、インフルエンシャル・フォースを目指します。
経営方針( Policies )
- 複合的な事業分野と内外ネットワークの有機的活用により、総合シンクタンク機能を発揮します。
- 多様な人材が集い、仕事を通じて切磋琢磨し自己実現を図る、魅力ある知的集団を形成します。
- 現場の活力と情報を生かしながら、戦略的かつ整合性のとれた展開ができる組織運営を行います。
- グループ各社との連携を深め、グループ全体のプレゼンス向上に貢献します。
- 公正中立で、透明性が高い経営を行い、持続的かつ自立的に発展できる収益基盤を確立します。
行動指針( Principles )
- 3つの挑戦(情熱・最善・研鑚)と2つの約束(協働・倫理) -
真のプロフェッショナル集団として、
- 【情熱】 高い志と情熱をもって、未来を先取る価値創造に果敢に挑戦します。
- 【最善】 常にお客さまのために最善を尽くし、期待を超える付加価値を提供します。
- 【研鑚】 一流の気概をもって自ら研鑚に努め、知見を共有して仲間の成長に貢献します。
- 【協働】 互いの信頼と尊重に基づき協働し、組織として相乗効果を発揮します。
- 【倫理】 公正中立の立場で高い倫理観を持ち、社会的規範に則った行動をします。
当社は三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として「MUFG行動規範」に基づき活動しています。
MURC公式サイトより引用
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの沿革
以下にMURCの主な沿革を記載する。
- 1979年
- 株式会社東銀リサーチインターナショナルを設立。
- 株式会社セントラル経営センターを設立。
- 1980年
- ダイヤモンドセミナー株式会社を設立。
- 1985年
- 株式会社三和総合研究所を設立。
- ダイヤモンドセミナーが、ダイヤモンドビジネスコンサルティング株式会社に社名変更。
- 1988年
- セントラル経営センターが、株式会社東海総合研究所に社名変更。
- 2000年
- 東銀リサーチインターナショナルが、株式会社東京リサーチインターナショナルに社名変更。
- 2002年
- 三和銀行と東海銀行の合併(株式会社UFJ銀行発足)に伴い、三和総合研究所と東海総合研究所が合併し、株式会社UFJ総合研究所に社名変更。
- 2006年
- UFJ銀行と東京三菱銀行の合併により、三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)が発足。
- UFJ総合研究所、ダイヤモンドビジネスコンサルティング、東京リサーチインターナショナルの3社が合併し、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社を設立。
- 2007年
- 投資調査部を三菱UFJ証券(現・三菱UFJ証券ホールディングス)に移管。
- 東京都港区港南に本社を移転。
- 2011年
- 東京都港区虎ノ門に本社を移転。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのサービス
テーマ別
- 経営戦略
- 組織・人事戦略
- デジタルイノベーション
- 国際(グローバルビジネス・開発支援・国際戦略・グローバルヘルス)
- サステナビリティ(環境・資源・エネルギー・ESG・人権)
- 共生・ダイバーシティ
- GRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)・防災(政策)
- 経済・産業・雇用・労働
- 医療・介護・福祉・教育・子ども
- 自治体経営・官民協働
- まちづくり・観光・交通・スポーツ・スマートシティ
- 自然資源・農林水産業・食料システム
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの求める人物像
MURCでは、コンサルタントと研究員それぞれに求められる素養を明示しており、職種によって重視される特性が異なる。
コンサルタントに求められる素養
コンサルタントには、多岐にわたる業界や課題に向き合うための知的な姿勢が根底にある。未知の領域に対して自ら学ぼうとする探究心・好奇心を持つことが前提とされ、そのうえで、複雑な情報を整理・分析し本質を見抜く論理性が求められる。クライアントへの提言を理解・納得させるコミュニケーション力も不可欠であり、常にクライアント・ファーストの姿勢でニーズを察知する対人感受性・顧客志向性も重視される。さらに、周囲を巻き込みながら粘り強くゴールに向かう主体性も、コンサルタントとしての基本的な資質として位置づけられている。
研究員に求められる素養
研究員には、公共政策や社会課題の解決という使命に向き合う、異なる軸での素養が求められる。夢や志を持って自立的に課題に取り組む情熱を持つことが出発点とされ、自らの職責を理解して責任を持ってやり遂げる姿勢(最善)が不可欠とされる。幅広い分野への関心を持ち、継続的に自己研鑽に励む姿勢(研鑽)も重視される。また、多様な考え方を受け入れつつチームの一員として力を発揮する協働の姿勢、そして社会人・シンクタンク研究員・同社の一員としての責任を自覚した行動(倫理)が求められる。
両職種に共通するのは、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルたちが互いに高め合いながら新たな知的価値を生み出すというMURCの組織文化への共鳴であり、専門性を磨き続ける意志を持つ人材が同社では重視されている。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングでのキャリアパス
MURCでは、コンサルタントと研究員それぞれに明確なキャリアステージが設けられており、職位ごとに期待される役割が定められている。
コンサルタントのキャリアステージ
コンサルタントのキャリアは、ビジネスアナリスト、アソシエイト/コンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー、プリンシパルの5段階で構成される。
ビジネスアナリスト
プロジェクトのメンバーとして先輩の指示やサポートを受けながら、情報収集・データ分析・資料作成といった基礎業務を担う。さまざまなプロジェクトを経験しながら、コンサルタントとしての基礎能力と素養を身につける時期にあたる。
アソシエイト/コンサルタント
引き続きプロジェクトメンバーとして活動しながら、自律的に仕事を進めることが求められるステージ。自らの担当分野について仮説や作業計画を立て、主体的に業務を推進する。プロジェクトのサブリーダーを任されたり、営業活動に参画する例も出てくる段階である。
マネージャー
プロジェクト全体を自律的に運営する立場となり、受注から完了後の顧客フォローまでを自ら推進することが求められる。プロジェクト遂行にとどまらず、執筆や講演といった対外的な情報発信も期待されるポジションである。
シニアマネージャー
自他ともに認める専門分野を確立し、プロジェクトのマネジメントに加えて新規案件の獲得能力も求められる。専門分野の第一人者として、講演や出版、メディア出演などを通じ同社のブランディングに貢献することも期待される。
プリンシパル
会社を代表するコンサルタントとして、一定規模以上の受注を獲得する実力が求められる。チームのマネジメントを担いながら、メンバーの育成機会を提供し、組織全体の受注力・生産性向上に向けた施策の立案・遂行も期待される。
研究員のキャリアステージ
研究員のキャリアは、準研究員、研究員、副主任研究員、主任研究員/上席主任研究員、主席研究員の5段階で構成される。
準研究員
プロジェクトリーダーや先輩研究員の指示のもと、事例収集やヒアリングのまとめ、資料作成といったプロジェクトの土台づくりを担う。情報収集や報告書作成など、研究員として必要な基礎スキルを習得する段階にあたる。
研究員
プロジェクトチームの一員として与えられたテーマを遂行しながら、具体的な専門性を身につけることが期待される。経験を積み重ねながら専門領域を深め、自身の案件獲得も視野に入れて業務を推進する。
副主任研究員
自身の裁量でチームを編成し、プロジェクトリーダーとしてプロジェクト全体を運営する立場となる。営業から納品までを完結させる能力が求められるとともに、新規案件の獲得も期待される。
主任研究員/上席主任研究員
プロジェクトの運営・管理に加え、営業活動や後進の指導・育成を担う。競合他社と比較しても優れた企画力が求められるほか、専門分野における執筆や講演など、第一線級の対外的な活動も期待される。
主席研究員
特定分野の専門家として社会的に認知される存在であり、執筆・講演・メディア出演・大学講師就任などを通じて同社のプレステージ向上に貢献する。社内では研究マネジメントの分野で指導的役割を果たし、全社的視野で組織運営の一翼を担う。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのトレーニング
MURCでは、入社後から段階的に専門性を高められるよう、研修体系と自律的な学びを支援する複数の制度が整備されている。
研修体系
入社当初は、プロフェッショナルとしての土台となるビジネス基礎を身につけることからスタートし、その後、情報収集・調査設計、ロジカルシンキング、データサイエンス、プレゼン技法などコンサル・リサーチの実務に直結するスキルを段階的に習得していく。講師には社内外の第一線で活躍するコンサルタントや研究員・エコノミスト、有識者が当たり、最先端の内容が盛り込まれている。基礎研修を終えた後は、部門・部署ごとのカリキュラムやOJTを通じて継続的に成長を支援する体制が敷かれている。
自律的キャリア形成を支援する取り組み
研修制度に加え、社員が主体的に学び続けるための支援制度も充実している。
自己投資支援制度では、通信教育・外部研修・セミナー受講・資格取得などに要する費用を、会社の承認のもとで年間最大10万円まで支給される。語学研修や専門スキルの習得に活用されるケースが多い。
リベラルアーツ投資支援制度は、業務との直接的な関連にかかわらず、自己研鑽につながると本人が判断した書籍を年間3万円を上限に購入できる仕組みだ。専門知識にとどまらない幅広い教養の醸成を後押しする。
社内学習・ナレッジマネジメント
同社では、個人の学びにとどまらず、組織全体での知の共有・創造にも力を入れている。「環境」「マクロ経済」「DX」など社会情勢を踏まえたテーマのもと、専門分野の第一線で活躍する社内の研究員・コンサルタントが講師を務める全社向けセミナーMURCカレッジが定期的に開催されている。また、普段関わりの少ない他部門との交流や知見の共有を目的とした「知見交流イベント」、専門性の相互研鑽を促す組織横断型の活動「社内学会」など、ナレッジシェアの取り組みも積極的に展開されている。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの社員の声
MURCでは、コンサルタントと研究員が各専門分野を持ちながら部署を超えて連携し、クライアントの課題に向き合う。育成体制や働き方の面でも社員の自律性が尊重されており、個人の成長を支える環境が整えられている。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)には私のような経営戦略のコンサルタントだけでなく、人事、IT、環境等、各専門分野で活躍するコンサルタントが揃っています。「吉野に相談すれば、適切に課題解決を推進してくれる」という信頼を寄せていただけるよう、オールMURCでのコンサルティングとして提供できる価値をどのように高めるかを意識して取り組んでいます。
人材育成への意識が高いと思います。コンサルティング事業本部では、入社1年目は3ヵ月の集合研修を経て、4ヵ月ずつ2部署へOJTローテーションされるため、自身のキャリアを考えながら経験を積むことが可能です。また、働き方の自由度が高く、もちろん与えられた役割を果たすことは大前提ですが、裁量労働制やフルリモートでの勤務ができます。
シンクタンクとコンサルティングの両機能を持つ同社では、研究員が多様な分野を横断的に扱いながら、地域や行政の現場と直接向き合う機会もある。以下に、現場との対話を重ねながら政策支援に取り組む研究員の声を引く。
そうした多様な分野を横断的に調査・分析し、事例をもとに提案できるのは、シンクタンクならではの強みです。しかし、分野も立場も異なる人々は、それぞれ異なる「言葉」で語っています。俯瞰的な視点から一方的に伝えるだけでは、真の意味でのコミュニケーションにはなりません。それぞれの背景を理解し、相手の言葉を受け止めながら、伝えるべきことを丁寧に把握し、他者が理解しやすいよう資料化する等「翻訳」すること。これこそが、シンクタンクの研究員として本当に大切な役割なのだと、宮古島市での2年半の経験を通じて実感しました。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの社会貢献・ESG
MURCは、「社会が直面する困難な課題にブレイクスルーを提供することで、日本、社会、そして世界に貢献する」というパーパス(存在意義)を掲げ、事業活動を通じた社会課題の解決を中核に位置づけている。
ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進
同社は長年にわたりD&I推進に取り組んでおり、2025年1月にはその強化に向けて、チーフ・ダイバーシティ&インクルージョン・オフィサー(CDIO)を設置した。性別・年齢・職種・雇用形態といった属性にかかわらず一人ひとりの個性と可能性を尊重し、全社員がワーク・ライフ・バランスを確保しながら能力を最大限に発揮できる職場環境の整備を進めている。
具体的な施策として、性別を問わず婚姻と同様の関係にある社員の「パートナー」を配偶者に準ずる取り扱いとする「パートナーシップ認定制度」を新設したほか、在宅勤務を就業規則に明記するなど柔軟な働き方を制度として定着させている。また、就労支援施設と連携した障がい者雇用の取り組みを長年継続しており、完全在宅での勤務を可能にする環境も整備されている。
ダイバーシティ推進に取り組む企業へのコンサルティング等、同分野での外部支援活動も評価されており、ダイバーシティ経営のすそ野を広げる活動を行う企業として経済産業大臣表彰も受賞している。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングについてのFAQ
MURCはどのような組織を支援していますか?
MURCは、民間企業から中央官庁、地方公共団体まで、非常に幅広い組織を支援対象としています。民間向けには、大手企業の経営戦略策定や海外進出支援に加え、中堅・中小企業の経営改善や人材育成も手がけています。官公庁向けには、経済産業省や厚生労働省をはじめとする中央官庁の政策立案を支える調査研究や、地方自治体の地域振興策の策定などに深く関与しています。このように、営利組織と公的組織の両面から社会課題にアプローチできる点が、同社の大きな特徴です。
MURCの強みは何ですか?
MURCの最大の強みは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の広範なネットワークと、シンクタンクとしての専門性を融合させた総合力にあります。MUFGの顧客基盤を活用した高度なコンサルティング提供が可能なほか、金融グループならではの経済・金融動向に対する深い洞察力を有しています。また、アジアを中心としたグローバル拠点を活用し、企業の海外進出や現地での事業運営支援にも強みを発揮しています。シンクタンク・コンサル・人材開発の3機能を一体で提供できる体制も、競合他社にはない優位性となっています。
近年、MURCが注力しているテーマは何ですか?
MURCは、急速な社会変化に対応するため、デジタル変革(DX)やサステナビリティ領域の強化に注力しています。具体的には、AIやデータの利活用による業務変革の推進、スマートシティの構築、医療・介護分野のDX支援などが挙げられます。また、カーボンニュートラルの実現に向けたGX(グリーントランスフォーメーション)や、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の構築に関する調査・提言も積極的に行っています。テクノロジーの知見と社会制度の理解を組み合わせ、複雑な社会課題に対する実効性の高いソリューションを提供しています。
MURCのシンクタンクとコンサルティングファームの役割に違いはありますか?
MURCにおいて、シンクタンク部門は主に官公庁をクライアントとし、社会制度の設計や政策立案のための調査研究を担います。一方、コンサルティング部門は民間企業を主な対象とし、個別の経営課題解決や競争力強化に向けた実行支援を行います。同社の特徴は、この両部門が密接に連携している点にあります。例えば、シンクタンクが捉えた未来の社会動向を民間の戦略策定に活かしたり、民間の実務的な課題を政策提言に反映させたりするなど、官民の知見を往復させることで、一企業にとどまらないマクロな視点を持った支援が可能となっています。
MURCはグローバル展開においてどのような支援が可能ですか?
MURCは、MUFGのグローバルネットワークを基盤としつつ、アジア地域を中心とした独自のネットワークも構築しています。タイやインドネシア、ベトナムなどの東南アジア諸国における市場調査、現地参入戦略の立案、現地法人設立のコンサルティングなどを数多く支援しています。また、現地の政府機関や経済団体とのパイプも有しており、法規制の動向調査やロビイング支援など、現地の商慣習や制度に精通したコンサルタントによるきめ細やかなサポートを提供できる点が、日系企業にとって大きな安心材料となっています。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの関連書籍
MURCへの転職を志す方へ、同社および業界への理解を深めるうえで参考となる書籍をご紹介します。
-
人材を活かす 評価制度の基本書 -
2026年日本はこうなる -
人材を活かす 賃金制度の基本書 -
PMIの実務プロセス -
EBPM エビデンスに基づく政策形成の導入と実践
- 条件から探す
- カテゴリから探す



