リブ・コンサルティング カンパニーベース型の伴走支援が強みの経営コンサル
リブ・コンサルティングは、一部の機能を切り出す部分最適ではなく、全社課題を一貫して担う《カンパニーベース》の支援アプローチを軸に、ベンチャーから大企業まで幅広い規模の企業の経営に関与してきた。本記事では、企業の特徴や理念、沿革、主要なサービス内容、求める人物像、入社後のキャリアパスやトレーニング内容、社員の声、社会貢献・ESG、関連書籍について整理する。
リブ・コンサルティングとは
株式会社リブ・コンサルティング(LiB Consulting、以下:リブ・コンサルティング)は、2012年に設立された経営コンサルティングファームである。総合経営コンサルティングおよびDXコンサルティングを主な事業として、ベンチャー企業から中堅・中小企業、大企業まで幅広い規模の企業に対して戦略立案から実行支援までを提供している。国内本社のほかタイ(バンコク)に拠点を置く。
コンサル業界地図(領域別)
リブ・コンサルティングは、代表取締役・関厳氏が「”100年後の世界を良くする会社”を増やす」という理念のもと創業した。設立当初から中堅・ベンチャー企業向けの支援に注力し、当時の業界では主流でなかったこの顧客層への本格的なコンサルティングという独自のポジショニングを確立してきた。その後、支援対象を拡大し、現在は大企業向けの案件も手がけるほか、累計プロジェクト数は1万件を超えている。
カンパニーベースの伴走型支援
リブ・コンサルティングが掲げるのは、《カンパニーベース》でクライアントの経営課題に向き合うコンサルティングスタイルである。一部の機能や課題を切り出して対処する《プロジェクトベース》の支援とは異なり、全社的な経営課題の解決を一貫して伴走する点に特徴がある。戦略構築、マーケティング、ファイナンス、人事組織、M&Aといった経営機能全般をカバーし、クライアントの業績・組織・仕組みの底上げを目的とした支援を行っている。
同社は総合経営コンサルティングを軸としつつ、近年はAIを活用したソリューション、新規事業開発、セールス・マーケティング改革、組織人事、海外戦略(とくにタイ市場)など、領域を広げている。また、コンサルティング・ノウハウをSaaSにパッケージ化した「アンバサダークラウド」のような製品開発にも取り組んでおり、コンサルティングと自社プロダクトを組み合わせた事業展開を進めている。
近年の動向
2025年12月、リブ・コンサルティングは東京証券取引所グロース市場に上場した。創業から約13年で上場を果たした形となる。2024年12月期の連結売上高は約50億円規模に達しており、2025年12月期も前期比22.8%増の61.09億円となっている。
グループ体制としては、コンサルティング案件をフリーコンサルタントに紹介するFlow Group、SFA・CRM・MAの導入・活用支援を手がけるGoofy、営業代行のプルーセル、ベンチャー投資のImpact Venture Capitalなどの関連会社を擁する。また、タイでのコンサルティング事業を展開するLiB Consulting (Thailand) Co., Ltd.を通じ、アジア市場への対応も図っている。
リブ・コンサルティングの特徴と戦略
企業をグロースさせるコンサルティングで100年後の世界を良くする会社を増やす
中堅・ベンチャー企業をインパクトカンパニーへ
リブ・コンサルティングは2012年に設立され、わずか9年間で190名超の組織に拡大した急成長中のファームだ。
同社が掲げるテーマは、〝100年後の世界を良くする会社〟を増やすこと。同社ではそれを「インパクトカンパニーづくり」と呼ぶ。
「インパクトカンパニー」とは、同社オリジナルの言葉で、展開する事業やサービスによって社会に〝Before〟〝After〟が生まれるようなインパクトを生む企業を指しており、世の中の変化スピードにアグレッシブに呼応していく、中堅・ベンチャー企業群にこそインパクトカンパニーは多いと考えている。
実際に、中堅・ベンチャー企業群には世の中を変えていく気概と明確なビジョンをもった経営者が多いが、経営リソースや経営状況が原因で、思い描くスピードで成長できていないことがよくある。
同社は、そういった企業こそ、本質的にコンサルティングを求めている企業であると考える。
中堅・ベンチャー企業が抱える課題は多く、また世の中の急速な変化に伴って〝過去に正解だと言われた方法〟が通じない現実が起きている。
そのような状況下では、従来の〝分厚い報告書を納品するだけのコンサルティング〟や〝戦略の実行は企業任せのコンサルティング〟は通じなくなっており、経営者が本質的に求めているのは〝成果〟であり、企業のグロース=成長である。
同社では、企業が継続的に発展し世の中にインパクトを与えるために追求するべき成果を「5つの成果」と定義づけている。
「業績」「仕組み」「人財育成」「CIS(顧客感動満足)」「EIS(社員感動満足)」の5つである。
同社はこれらをバランスよく高めていくことこそが、インパクトカンパニーづくりに直結すると考えている。
経営者と対峙しながら企業をグロースへと導くコンサルティング
同社のコンサルティングスタイルの特徴は「カンパニーベース」であり、同じコンサルタントがクライアントのあらゆる経営課題を一貫して支援する。
そのため、戦略構築、マーケティング、ファイナンス、人事組織、M&Aといった経営機能全般に常に高いレベルが求められる。
大手企業向けコンサルティングに多い、経営機能ごとに異なるコンサルタントが短期間のプロジェクト形式でクライアントを支援する「プロジェクトベース」とは異なり、同社のコンサルタントは、特定の機能に偏らないスキルを習得することができる。
同社では、企業をグロースさせていくためには「経営の一貫性」と「トップライン(売上高)を上げること」の2つが重要論点になると考えている。
経営の一貫性とは、企業の経営理念に従い市場環境の変化に対応した事業戦略、組織設計、人財育成が一貫していることを指し、この一貫性こそが「5つの成果」の追求であり、企業が継続的に発展する土台となると考えている。そのため、企業経営を俯瞰してリードできる「カンパニーベース」を取り入れている。
また、トップラインを上げるためには経営の一貫性は前提条件であり、そのうえで描いた戦略にマーケティング&セールスの機能によって付加価値をどれだけ乗せられるかが鍵となる。
また同社では、自社でCVC機能を有しており、本当にコンサルティングが必要なインパクトカンパニーに対しては、投資を行いそのフィーでグロースをブーストさせて、バリューアップする支援も行っている。
「カンパニーベース」で経営をリードすること、継続的な発展を見据えた「5つの成果」を追求することで、企業をグロースへと導くことが実現できる。
実際に、同社の若手コンサルタントは配属直後から現場で経営者と対峙する機会をもち、同社特有の「集合天才マインド」によって醸成された教え合う文化と社内に蓄積された企業グロースのナレッジ活用によって、早期の段階から経営者・企業をリードするコンサルタントになることができる。
〝100年後の世界を良くする会社を増やす〟ために、まずは自社がインパクトカンパニーとなる
先述のように、環境変化の激しい現代において、なぜリブ・コンサルティングは企業をグロースさせるコンサルティングが実現できるのか。
同社では、クライアントを支援する立場であるコンサルティング会社が「教えたことが自社ではできていない」状態では本質的に経営をリードできないと考え、自社もベンチャー企業であることから「自分たちが
ショーケースとなってベストプラクティスを出していく」ことを重視している。
そのため、コンサルティング業界では度外視されやすい「コンサルタントの働き方」にも同社では注力をしており、継続的な活動によって「Great Place to Work」が選ぶ“働きがいのある会社ランキング”では7年連続でベストカンパニーに、また「リンクアンドモチベーション」が主催する“ベストモチベーションカンパニーアワード”では、3年連続でベストカンパニーに選出されている。
その取り組みの一部として、全社員が経営層に対して社内の環境や働き方、クライアントへの提供価値強化について開発や改善の提案をできる機会などがある。
同社のコンサルタントが強い働きがいをもっている最大の理由は、1人ひとりが本気でインパクトカンパニーづくりに誇りをもって働いていることにある。
採用活動においても同社は“人財投下”を惜しまない。新卒採用では一定の選考を通過した学生に対してトップコンサルタントが1人ずつメンターとして付き、就職活動を通じて学生が最適な道を選べるようサポートするリクルーター活動をしている。
採用活動にこれだけの“人財”とコストを投下するファームは稀である。
このように、自らもベンチャー企業として事業づくり、組織づくり、人づくりに社員1人ひとりがコミットしてインパクトカンパニーになろうとする組織であることが、コンサルティング難易度の高い中堅・ベンチャー企業に対して高い支援満足度と成果を創出できている最大の理由である。

-
代表者代表取締役:関 厳
-
設立2012年7月
-
従業員数約370名(2026年4月時点)
-
所在地東京都中央区日本橋二丁目7-1
東京日本橋タワー29階 -
拠点数国内(東京)、タイ(バンコク)
News & Topics
リブ・コンサルティングの理念
以下にリブ・コンサルティングの企業理念を引く。
“100年後の世界を良くする会社”を増やす
私たちは、コンサルティングという仕事を、現在、そして未来の世界にプラスの価値をもたらす会社の発展をサポートすることで、世の中をより良い方向に変えていく活動であると考えています。
“100年後の世界を良くする会社”とは?
- 志がある
- 情熱がある
- 独自性がある
- 社会性がある
- 5つの成果を追求している
会社の生み出す価値とは、“経営者ひとりの力だけではなく、会社組織そのものに継続的な力と文化があってこそ生み出されるもの”と私たちは考えています。
したがって、私たちのコンサルティングサービスは、戦略・組織・オペレーションの領域全てをカバーし、成果にこだわったコンサルティングで、クライアントの未来をリードします。5つの成果とは
- 業績
- CIS 顧客感動満足
- EIS 社員感動満足
- 人財育成
- よりよい仕組み
「5つの成果」のどれか一つでも欠けていると会社組織の永続的な成長や発展は実現しません。
私たちは、自分たちのコンサルティングが「5つの成果」の創出に貢献できているか常に自問自答し、クライアントとともに、“100年後の世界を良くする会社” を目指します。リブ・コンサルティング公式サイトより引用
リブ・コンサルティングの沿革
以下にリブ・コンサルティングの主な沿革を記載する。
- 2012年
- 関厳氏によりリブ・コンサルティングを設立。
- 2013年
- 大手町に移転。
- モビリティインダストリーを発足。
- 住宅・不動産インダストリーを発足。
- 2017年
- マーケティング&セールスグループを発足。
- 組織開発コンサルティンググループを発足。
- 2020年
- DXコンサルティンググループを発足。
- テクノロジーコンサルティンググループ発足。
- 2021年
- 株式会社プルーセルを設立。
- クラウドサービス「アンバサダークラウド」を正式リリース。
- 2024年
- 株式会社Goofyを100%子会社化。
- 日本橋(現オフィス)に移転。
- 2025年
- 株式会社Flow Groupを100%子会社化。
- Preferred Networksと業務提携契約を締結。
- 東京証券取引所グロース市場に上場。
リブ・コンサルティングのサービス
インダストリー
- IT・通信・メディア
- 金融
- 産業財
- 商社
- 消費財
- ヘルスケア・ライフサイエンス
- 建築・不動産
- モビリティ・エネルギー
- カーディーラー
- 住宅・不動産
- ベンチャー・スタートアップ
ファンクション
- AI
- 事業開発
- セールス・マーケティング
- 戦略
- 組織人事
- EVトランスフォーメーション
- ベンチャー支援
- 海外戦略
- SaaS
リブ・コンサルティングの求める人物像
リブ・コンサルティングでは、「”100年後の世界を良くする会社”を増やす」というミッションへの共感を採用の前提として重視している。事業領域や担当業務にとらわれず、クライアントの経営課題の解決に向けて結果にこだわって関わっていける人材が求められている。
同社の代表は、コンサルティングの仕事を「クライアントに新しい価値を届けて共に成果を出すこと」と位置づけており、単に分析や資料作成にとどまらず、戦略の立案から実行まで一貫して関与しようとする姿勢を重視している。クライアントの事業や組織に対して深く踏み込み、目に見える変化や成果をもたらすことへの意欲が求められている。
また、自らのスキルや市場価値の向上だけを目的とするのではなく、仕事を通じて社会にインパクトを与えることへの関心も重要視されている。ミッションに完全に共鳴している必要はなく、一定の共感や共鳴を持ちながら組織に関わることができる人材を広く受け入れる方針がとられている。
リブ・コンサルティングでのキャリアパス
リブ・コンサルティングでは、入社後はユース期間(オンボーディング期間)を経て、事業部へ配属され、コンサルタントとしてプロジェクトに参画する。その後、プロジェクトリーダー、マネージャー、パートナーへとステップアップしていく。入社後数年でプロジェクトリーダーへ昇格した事例も複数ある。
コンサルタントとしての業務はクライアントへの支援が中心となるが、それ以外にも自社の採用・育成活動や新規事業への関与など、社内の多様な役割に挑戦できる機会が用意されている。入社数年目から採用担当やトレーナー、事業部内の組織づくりに携わるケースもある。
リブ・コンサルティングのトレーニング
リブ・コンサルティングでは、コンサルタント同士がナレッジを教え合い、学び合う「集合天才」という考え方を育成の基盤に置いており、入社前から段階的な育成プログラムが設けられている。
入社前・入社直後のサポート
内定後は、課題図書やe-learning、内定者研修・合宿、1on1など、入社前からコンサルタントとしての準備を進めるサポートが行われる。入社後はまず基礎研修として、コンサルタントとしての仕事の進め方・スキル・マインドに関するインプットとアウトプットを集中的に行う。Vertical研修では実際のコンサルティングケースに取り組み、外部講師からのフィードバックを通じてアウトプットの質とスピードを磨く機会が設けられている。
ユース期間(オンボーディング)
基礎研修を経た後、本配属前のユース期間では複数のコンサルティングプロジェクトにアサインされ、OJTを通じて実務を経験する。業界未経験で入社したメンバーに対しては、トレーナーによる週次の1on1が実施される。本配属は相互選択制を採用しており、個人のキャリア希望も考慮される。
配属後の教育プログラム
配属後は、職位やキャリアステージに応じた多様なプログラムが継続的に提供される。社内MBAと位置づけるLiB Universityでは、コンサルタントとしての専門スキルに加え、経営リテラシーを高めるための自社講師によるプログラムが用意されている。
主な研修・プログラムは以下の通り。
- 統計エクセル講座、コミュニケーション講座、プロマネ勉強会、実施設計勉強会(コンサルタント向けスキル研修)
- トレーナー制度(シニアコンサルタント未満が対象。上位職がトレーニングをサポート)
- CDP(Career Development Plan)(キャリアプランと組織での成果を整理する制度)
- TSP(Talent Support Program)(次期マネージャー・パートナー候補の選抜メンバーを対象に、パートナー・役員陣が1on1面談を実施)
- 自己革新研修(クライアント成果最大化に向け自身の課題と向き合う研修)
- カンテラ勉強会(代表取締役・関厳氏と経営観をアップデートする研修)
- EMBA(マネージャー以上を対象としたエグゼクティブ向けMBA研修)
- リーダーズ研修(マネージャー以上を対象に、ピープルマネジメントと組織目標達成を支援するためのスキル向上研修)
リブ・コンサルティングの社員の声
リブ・コンサルティングでは、ベンチャー・中小企業から大手企業まで幅広いクライアントを対象に、実行まで踏み込んだ伴走型のコンサルティングを行っている。クライアント企業の意思決定の速さと変化の手ごたえを直に感じられる環境が、コンサルタントとしてのやりがいにつながっているとの声もある。
前職で行ってきた大手企業との一番の違いは、とにかく意思決定が早いところです。大手企業の場合、意思決定までに時間がかかり、その合意形成のプロセスもかなり複雑です。それを超えていく面白さも感じてはいたのですが、数年単位の時間がかかるため本当に変革につながる仕事ができたと手ごたえを感じたのは前職の5年半の時間の中で1社あったかどうかというのが率直なところです。その点、ベンチャーでは、トップがGOと言えば一気に動いていく。小回りが利く企業ばかりですから、自分が支援をしたことによる変化が見えやすい点もやりがいに繋がっています。会社を変えていこうというエネルギーを自分で生み出していけるのがこの仕事の面白さだと感じています。
リブ・コンサルティング公式サイトより引用
また、社内においても「やりたいことを誰も止めない」風土が根付いており、合理的な根拠のある提案であれば経営陣が積極的に後押しするカルチャーがあることが、社員インタビューからうかがえる。
リブ・コンサルティングのカルチャーで魅力だと感じているのは、「やりたいことを誰も止めない風土がある」ことです。当社には「リブマインド」と呼ばれる11個のマインドがあるのですが、そのなかに「成長へのプライド」という言葉があります。新しいことへのチャレンジを推奨し、応援するというカルチャーが明文化されているのです。
(中略)
自分たちのやりたいことに対して、数字的な根拠があり「100年後の世界をよくする」というミッションに適っているのであれば、経営陣も積極的に背中を推してくれます。リブ・コンサルティング公式サイトより引用
リブ・コンサルティングの社会貢献・ESG
リブ・コンサルティングは、「”100年後の世界を良くする会社”を増やす」というミッションのもと、コンサルティング活動を通じた社会貢献をSDGsの観点から整理し、複数の領域で取り組みを進めている。
人材育成と知識の社会発信
コンサルタントの専門性向上に向けた社内教育プログラムの整備に加え、獲得した知見を社外にも積極的に発信することを方針として掲げている。自社の公式YouTubeチャンネルを通じた経営・コンサルティング情報の定期発信もその一環である。
ジェンダー平等への取り組み
性別を問わず能力を基準とした採用・評価を行う方針のもと、社内での男女の年収・昇進に差異を設けない取り組みを実施している。クライアント支援においても女性活躍を起点とした組織変革を手がけており、支援先企業が「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」グランプリを受賞した実績がある。
働きがいのある職場づくり
同ミッションへの共感を軸にした組織運営を行い、社員満足度サーベイや経営情報のオープン化を通じて、社員一人ひとりの当事者意識を高める取り組みを継続している。「働きがいのある会社」ランキング(中規模部門、Great Place To Work® Institute)において8年連続でベストカンパニーに選出されている。
イノベーション支援と格差是正
ベンチャー企業への支援を事業の柱の一つとして位置づけ、グループ会社のImpact Venture Capitalを通じた資本参加の仕組みも活用しながら、スタートアップ・ベンチャー企業の成長を支援している。また、東南アジア・日本の地方中堅企業・ベンチャー企業それぞれへのコンサルティングを通じて、国・地域・企業規模間の格差是正にも取り組んでいる。
リブ・コンサルティングについてのFAQ
リブ・コンサルティングはどのような企業を支援していますか?
リブ・コンサルティングは、ベンチャー・スタートアップから中堅・中小企業、大企業まで幅広い規模の企業を対象にコンサルティングを行っています。設立当初は中堅・ベンチャー企業への支援に特化しており、当時の業界では主流ではなかった同顧客層への本格的な経営コンサルティングという独自のポジショニングを確立してきました。その後、支援対象を拡大し、現在は大企業向けの案件も手がけています。2025年上期の売上構成比は、ベンチャー企業向け支援が24%、中堅・中小企業向けが42%、大企業向けが34%となっており、幅広い顧客層への対応実績を積み重ねています。業種面では、IT・通信・メディア、金融、産業財、消費財、ヘルスケア・ライフサイエンス、建築・不動産、モビリティ・エネルギーなど、多様なインダストリーを対象としています。
リブ・コンサルティングの「カンパニーベース」とはどのような支援スタイルですか?
リブ・コンサルティングが掲げる「カンパニーベース」とは、クライアント企業の一部の機能や課題だけを切り出して対処する「プロジェクトベース」の支援とは異なり、全社的な経営課題の解決に一貫して関与するコンサルティングスタイルです。戦略構築、マーケティング、ファイナンス、人事組織、M&Aといった経営機能全般をカバーし、業績・組織・仕組みを総合的に底上げすることを目的としています。同社の代表メッセージでは、クライアント企業の経営における根本的な課題に触れ、「業績」「CIS(顧客感動満足)」「EIS(社員感動満足)」「人財育成」「より良い仕組み」という5つの成果を総合的に高めることをコンサルティングの目的として明示しています。こうしたアプローチは、大手企業中心のコンサルティング業界において、中堅・ベンチャー企業の経営全般に深く関与するという差別化軸を形成してきました。
リブ・コンサルティングが近年注力しているコンサルティング領域は何ですか?
リブ・コンサルティングは、総合経営コンサルティングを軸としながら、近年は複数の成長領域に注力しています。とくにAI・DX領域では、生成AIを活用したビジネスプロセスオートメーション(BPA)、AIを活用したデータアナリティクス、生成AIによる営業DXコンサルティングなどのソリューションを展開しています。また、新規事業開発、セールス・マーケティング改革、組織人事、海外戦略(タイ市場)なども注力領域として位置づけています。さらに、コンサルティング・ノウハウをSaaSにパッケージ化した「アンバサダークラウド」など、自社プロダクトの開発にも取り組んでおり、コンサルティングとプロダクトを組み合わせた事業展開を進めています。エンタープライズ(大企業)向け案件への対応強化も近年の動向として挙げられます。
リブ・コンサルティングのグループ会社・関連会社にはどのようなものがありますか?
リブ・コンサルティングは、親会社である同社を含め計6社で構成されるグループ体制を持っています。各社の事業内容は以下のとおりです。
株式会社Flow Groupは、コンサルティング業界に特化したフリーコンサルタント向けの人材事業を展開しています。株式会社Goofyは、Salesforce等のSFA(営業支援システム)・CRM・MAの導入および活用支援に特化したコンサルティングを行っており、2024年に子会社化されました。株式会社プルーセルは、営業代行業務を主な事業としており、2021年の設立以来クライアント企業の営業組織の強化を支援しています。株式会社Impact Venture Capitalは、ベンチャー投資(CVC)に従事しており、代表取締役の関厳氏が同社の代表取締役を兼務しています。LiB Consulting (Thailand) Co., Ltd.は、タイ(バンコク)を拠点にコンサルティング事業を展開し、日系企業のアジア進出支援なども手がけています。また、韓国のISKRA Consulting Inc.とは業務提携関係にあります。
リブ・コンサルティングは上場していますか?
はい、リブ・コンサルティングは2025年12月25日に東京証券取引所グロース市場に上場しています(証券コード:480A)。上場時の公式リリースでは、「戦略立案にとどまらず、事業や組織の根幹に向き合う実行支援型コンサルティングを提供している」と同社は述べており、上場を機に事業を持続的に成長させ企業価値の向上を実現する方針を明らかにしています。直近の業績では、2024年12月期の連結売上高は約50億円規模に達しており、2025年12月期も増収基調で推移しています。上場で得た資金は主に採用費用および人件費に充てる予定で、組織規模の拡大を通じた事業成長を目指しています。
リブ・コンサルティングの関連書籍
リブ・コンサルティングへの転職を志す方へ、同社および業界への理解を深めるうえで参考となる書籍をご紹介します。
-
BtoBグロースプレイブック PMFから売上100億までに企業が超えるべき5つの試練 -
Energy Innovation モビリティ×エネルギー融合が生み出す新たな事業へのアプローチ -
アジア進出企業の経営 成功のメカニズム -
モビリティ×エネルギー領域の融合 EVX(EVトランスフォーメーション) ~EVシフトにより生まれる新たな事業へのアプローチ~ -
ストックセールス 顧客が雪だるま式に増えていく 「4つのメッセージモデル」 -
経営戦略としての紹介営業 -
モンスター組織 停滞・混沌・沈没…8つの復活ストーリー -
隠れたキーマンを探せ! データが解明した最新B2B営業法 -
アクセル デジタル時代の営業 最強の教科書
- 条件から探す
- カテゴリから探す




