強い決意を持っての転職活動!諦めない心で外資ファームに合格

INさん 34歳 (男性) 海外難関大学卒外務省派遣員 ⇒ 専門商社 ⇒ 総合コンサルティングファーム

キャリアの転換を漠然と考え始めたとき、私はチリのバルパライソという港町にいました。
その後にほとんど全ての面接官に苦笑された通り、私の経歴はあまり一般的とは言えないと思います。
高校までを東北の田舎町で過ごしたのち、日本の大学へは行かずにアメリカに留学して中国の地域研究を専攻、卒業後は日本の中央官庁からの派遣でアメリカとサウジアラビアで公務に従事し、三年の任期を終えると今度は一転して日系の商社に就職してずっと海外回りばかりしてきました。

そんな生活を送りながら、仕事で立ち寄った地球の裏側の街で太平洋のさざ波を眺めていると、特にこれといったきっかけがあったわけでもないのですが、あぁ、いつの間にか俺も三十を過ぎてしまったのだなという思いがふとよぎったのを覚えています。
これから三十余年の人生を考えたときに、支えてくれた多くの方々に恩を返せるような仕事、またこれまでのユニークなキャリアで培った知見を人生を賭けて最大限に発揮できる仕事というものを考えていかなければならない地点に自分が立っていることに気が付けた幸福な日でした。

たいした能力もなく大きなことを言えるような人間ではありませんが、世界を相手にする仕事をしながら見えてきた国際社会における日本という国の現状と未来構築、あるいは自身の故郷を襲った震災からの復興や世界各地に存在する多くの社会課題に対して自分が何をできるのかを考えているうちに、仕事を通じて課題解決の手法を身につけながら広く社会に影響力を与えられるキャリアとして、コンサルティング業というものが浮かんできました。
三十代前半から挑戦することができ、待遇も良く、将来性があり、その業務内容が自分の嗜好に合っているというのももちろんありましたが、それらは結果的に浮かんできた利点でしかなく、まず大切なのはそれを志す熱い想いでした。

コンコードさんを選んだのは、高校時代からの友人の紹介でした。
彼自身は金融畑なのでコンサルティングファームへの転職は副次的なものだったかもしれませんが、対応のきめ細かさや保有している情報の多さなどを熱心に勧めてくれたので、まずはお話を聞いてみようと面談に伺ったのを覚えています。

担当して下さったキャリアコンサルタントとお話をしているうちに、自身のキャリアに対する考えを客観的にまとめ、それを伝えることの大切さ、難しさというものに気付かされました。
私は話しながら、書きながら自分の考えを把握していくタイプでなのですが、最初の段階ではきちんと自分の考えを伝えられたか不安になるところもありました。
しかしながら、何度かキャリアイメージのすり合わせをしたり、実際の業界地図を描いて頂いたりしているうちに、きちんと考えを理解して頂き、適切な助言やときには答えに詰まるような鋭い指摘を下さったことが重なって、転職に対する意思の後押しを頂くことができました。

私は年間3~4ヶ月は海外にいる仕事を続けながら転職活動をしていたため、なかなか面談にも行けず、書類が遅れてしまうことも多々ありました。それでも細かな指摘も粘り強く継続して下さり、ペースの調整などその後も二人三脚で助けて下さいました。

書類が整ったのは最初の面談から2~3ヶ月後でしたが、実際に面接プロセスに入ったのは出張ラッシュが落ち着いた半年後くらいからでした。
私は年齢やこれまでの不思議なキャリアが災いして、書類で落とされることも多く、希望の会社の面接までたどり着けないこともたくさんあって悔しい思いをすることもありましたが、書類の通ったところをひとつひとつ大切に研究しては面接に臨みました。

それからたくさんの会社を受けましたが、今になって思うのは、やはり会社・面接官との相性というものが大きく作用するという現実です。
どんなにしっかりとシミュレーションをして臨んでもうまく考えが伝わらなかったり、見送り理由を読んでいると、自分の意図とは違った勘違いをされていたりすることが多々ありました。

このようなことを言ってしまうと元も子もないのですが、確実に言えることは、準備不足やロジックの崩壊は必ず見送りにつながるという事実です。
あまり志望度の高くない会社だからといって研究を怠ると、面接官には絶対にそれが伝わります。
志望度が準備段階でさほど高くなくても、実際に会社に行って話をしているうちに志望度が増すことも私の場合よくあったので、一社会人として恥ずかしくない準備だけはするべきだと思います。

はじめは戦略系を第一志望にしていましたが、面接を2~3ヶ月するうちに受けられるところが無くなってしまいました。
最終まで行っても見送られることが何度かあり、キャリア計画が間違っているのではないか、そもそも自分には難しすぎたチャレンジだったのではないかと落ち込むこともありました。

しかし落ち着いて考えてみると、自分の置かれた現状というものは見えてきます。
無い物ねだりをしても何一つ解決するわけではないので、自分が本当にやりたいこと・やるべきこと・できることを把握し、これからの進め方を考える。
そのために必要な情報提供やペースの調整はコンコードがやって下さるので、頼れるところはお願いし、自分は自分のするべきことを着々と進める。
そういった心づもりで週末や仕事の後にケース面接の勉強やあらゆる質問に対する回答を練っているうちに、自分に向いている会社や業態というのは自ずと見えてきました。

私は最終的に、面接開始からほぼ一年、最初の面談から数えたら実に一年半を経て内定を頂くことができました。
運によるところもあったと思います。合わない面接官が一人でも出てきたら、華麗なキャリアをもっているわけでもなく面接も苦手な私では突破は難しかったと思います。
ただし、仕事を継続しながら時間が無い中で入念な下準備を続け、そもそも何故自分は転職をしたいのか、転職して何をしたいのかという思いを持ち続けたことが内定につながったことは、揺るぎない事実として残りました。

小手先の技術に頼った転職活動は、たとえ内定につながったとしても長続きしないキャリアとなってしまいます。
動機の軽薄な転職は、長続きしないどころか社会人としての資質を細らせる致命的な作用を及ぼすことになります。
信頼できるキャリアコンサルタントと細部に至るまで意思疎通を行い、熱さと冷静さを保ち続け、実りある転職をして頂ける方が多く出てこられることを祈っております。

コンサルティングファームの転職体験談Story

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