NTTデータ経営研究所、「未来デザインハンドブック」公開
株式会社NTTデータ経営研究所の地域未来デザインユニットでは「ひと中心(ウェルビーイング中心)の地域づくり」をミッションに掲げ、その遂行においては未来像の重要性を普及することを念頭に実践を重ねてきた。これまでの活動を通じ、地域づくりで必要な未来デザインの手法を整理するとともに、実践的なプロセスを「未来デザインハンドブック」としてまとめた。
地域づくりの現場では現在を起点に目下の課題と向き合うのみでなく、未来像を描き、そこから今すべきことを考えることも重要だ。特に、多様な主体と連携し、中長期にわたり取り組まれる地域づくりにおいては指針となる共通のビジョンとして未来の姿を共に描き、共有することが求められる。未来像の創造には多様な手段があるが、対象範囲、分野、地域等に応じて適切な手法が異なり、かつその目的や使用方法についても一連の流れで考えることが必要だ。効果的な手法を選択し、描いた未来をどのように実現していくのかを考えることが今後一層重要となるだろう。このような背景を受け、これまでの官民において実施した取り組みを踏まえ、未来を描く手法や未来デザインのバリューチェーンを整理した「未来デザインハンドブック」を公開した。
NTTデータ経営研究所では未来の実現可能性の確度、描く未来の範囲の2つをもとに未来デザイン手法をクライアントの状況に合わせてカスタマイズする。未来デザイン手法の提供にあたり、未来像の在り方、手法の選択、描いたデザインの活用方法など、調査・設計からプロジェクト化・定着支援まで全工程を伴走型で提供するとしている。