NTT経営研、介護ロボットのニーズとシーズのマッチング支援開始
株式会社NTTデータ経営研究所は、2023年6月、厚生労働省からの委託事業として「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業」の一環で介護現場の課題(以下、ニーズ)と開発企業の要素技術及び主変技術等(以下、シーズ)のマッチング支援を行う取り組みとして、「介護ロボットのニーズ・シーズ マッチング支援事業」を開始したことを発表した。
日本の高齢化は、世界に類を見ない速度で進んでおり、介護人材不足が大きな課題となっている。限られたマンパワーを有効活用する解決策の一つとして、高齢者の自立支援を促し、介護従事者の負担を軽減し質の高い介護実現のためにロボット・センサー等の活用が期待されている。本事業は、介護現場の課題(ニーズ)、開発企業が有する製品、試作機、要素技術(シーズ)など、それぞれのマッチングを支援することで介護現場の真のニーズを反映した介護ロボットの開発を促進させることを目的としている。
本事業では、企業の参入検討・開発・製品の普及を支援するため、介護現場の課題や機器を検証するための実証フィールドなどを紹介する。具体的には、エントリー企業に対して次のような紹介、取次を実施する。
・ニーズリストを介したニーズの紹介、取次
・実証・検証に関わる相談及びフィールド(介護施設・リビングラボなど)の紹介
・製品、技術を有する開発企業、製品の普及・活用促進を行う企業の紹介、取次