EYが生成AIを含むAIの利用および開発・運用に係るガバナンス態勢構築支援サービスの提供開始
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(以下、EYSC)は、ChatGPT等の生成AIを含む利用及び開発・運用に係るガバナンス態勢の構築支援サービスの提供を開始することを発表した。
昨今、ChatGPT等の生成AIに対する世界的関心が急速に高まっており、組織においてAIの利用やAIと関連したサービスの開発・利用が加速している。AIには信頼性・正確性やプライバシー・知的財産権などの多様なリスクが存在するため、組織がAIを活用して目標達成をするためには、AIリスクを統制するための基本的な体制や規制、プロセスの整備が求められる。
EYSCでは、AIの利用あるいは開発・運用を検討・実施している企業に対し、AIリスクを考慮しつつ、AIが有する可能性や効果を最大化するために必要なガバナンス構築を支援する。EYはグローバルで「Trusted AI」と呼ばれるAIガバナンスのフレームワークを有し、AI原則、開発ライフサイクル、リスクを管理し、AIの信頼性を高めるための要件定義を行っている。これはEUのAI規則案、シンガポールのAIフレームワーク、カナダのAI・データ法、OECDの信頼できるAIのためのガバナンス等に沿っているため、グローバルの最新規制動向を踏まえた助言が可能だ。また、AIガバナンスに関する知見に加え、ユースケース検討などのAI利活用のための支援、およびテクノロジーや人材育成に関する支援も行うことにより、ワンストップでクライアントをサポートする。具体的な提供サービスは以下の通りだ。
1. AI利用のためのガバナンス構築支援サービス
法規性や各種ガイドラインをベースに、クライアントが有する既存の社内規定類と整合を取り、エンドユーザーがAIを利用する際の管理体制や規制など、ガバナンス態勢構築を支援する。
2. AI開発・運用のガバナンス構築支援サービス
システム開発ライフサイクル(System Development Life Cycle. SDLC)に沿って、AIを含むシステム/サービスを開発・運用する際のガバナンスの現状を評価し、改善点を明確化したうえで管理体制やルール等の強化を支援する。