電通グループ4社、2030年までに起こりうる未来トレンドまとめ「電通未来曼茶羅2023」を発表
株式会社電通デジタル(以下、電通デジタル)と国内電通グループ3社は、共同で、2030年までに起こるとされるトレンドをまとめ、未来起点の経営戦略立案や新規事業、サービス開発に活用可能な中期未来予測ツール「電通未来曼茶羅2023(以下、未来曼茶羅2023)」の提供を開始したことを発表した。
昨今のテクノロジーの急速な発展により、世の中の変化が著しく活発化している。人々の価値観は恒常的かつ迅速に変化し、同時に人々の消費行動をも変化させ、社会経済に大きな影響を与えている。ビジネスにおいてもこれまでの業界の垣根が失われており、異業種同士がつながることで業界ごとに散在していた知見やアイデアが組み合わされ、過去に類を見ない規模のサービスも誕生している。このような不確実性の高い時代において、企業はいかにイノベーションを生み出せるかが問われている。このためには自社が置かれている環境の変化を常に把握し、新しい価値観を受け入れ、提供する商品・サービスや経営戦略を柔軟に変化・適応させていくことが要求される。このような背景を踏まえ、国内電通グループでは2010年に、未来で予想される事象をまとめた中期未来予測ツール「未来曼茶羅」の提供を開始している。「人口・世帯」「社会・経済」「科学・技術」「まち・自然」の4つのカテゴリーにトレンドテーマを網羅的に分類し、各トレンドの概要とデータ、関連トピック、それらが未来にもたらす変化や重要になる視点をまとめている。「未来曼茶羅」を使用したコンサルティングサービスも提供しており、これまでもアップデートを重ねながら多くのクライアント企業の経営戦略や事業シナリオの策定、商品・サービス開発等に活用されてきた。
今回発表された「未来曼茶羅2023」は時代の変化に合わせて21のテーマを追加し、最新版では72のトレンドテーマを設定している。最新版では2030年までの数年間に起こりうる未来トレンドのなかでも、近年急速な拡大を見せ、今後のビジネスに多大な影響を与えると予測される価値観やテクノロジー、社会動向も踏まえている。各トレンドにおける今後の展望や商機について多角的視点から紹介する「未来へのヒント」においては最新の知見から得た示唆が盛り込まれている。