NTTデータ研究所、社内に「こどもチーム」設立。子どもが希望を持って活躍できる社会の実現めざす
NTTデータ経営研究所は10月3日、「誰1人取り残さない社会」の実現に向け、社内に「こどもチーム」を立ち上げたことを発表した。子どもが希望をもって活躍できる社会をめざす。
昨今、子どもを取り巻く環境は、大きく変化している。子どもの不登校や自殺・虐待、貧困は増加し、子どもに関わる大人にも解決すべき課題があるなど、課題が多様化している。2023年4月には内閣府の外局に「こども家庭庁」が設置予定で、今後、子どもに関する取組みは、社会的にも加速していくことが想定される。
そんな中、「こどもチーム」は、NTTデータの強みである政策策定支援・人材育成・データ活用・行動デザインなどを活かし、当事者・行政・専門機関・地域づくりなどの多様な視点から、現状把握・ビジョン策定・実行支援まで実施する。子どもに関わる多様な主体とも連携する。
2022年度は、石川県加賀市とデジタル庁が行う「子どもに関する各種データの連携による支援実証事業」を実施。子どもに関する教育・保育・福祉・医療等のデータについて、分野を越えて連携し、支援が必要な子供の発見やニーズに応じた支援を、加賀市をフィールドに実証を実施する。他にも、厚生労働省の「里親・ファミリーホーム・施設のあり方の検討に関する調査研究」や、内閣官房の「未就園児等の把握、支援のためのアウトリーチの在り方に関する調査研究」などを実施するとしている。