マッキンゼー、パンデミックが「スーパースター」都市の不動産に及ぼした影響を分析
マッキンゼーは、不動産業界におけるCOVID-19パンデミックの長期的な影響の見立てを公開した。
パンデミックにより人々の働き方が変容したことで、世界の「スーパースター」都市(世界のGDPとその成長率に対して突出したシェアをもつ都市)において不動産市場に大きな影響がみられるという。
レポートは、オフィス・住宅・商業をめぐる将来の需要をモデル化した。そのうえで、オフィスと商業に対する需要は2030年にかけて減少すること、および特定の都市や地域が深刻な影響を受けることを指摘した。
また、レポートは不動産の問題が都市財政にとって重大な課題であると認識している。しかし、それを変革への機会として捉え、柔軟性と適応力をもつ都市設計がさらなる繁栄を導くとしている。