KPMGコンサルティング「サステナブル・サプライチェーン診断サービス」提供開始
2022年10月、KPMGコンサルティング株式会社(以下、KPMGコンサルティング)はサプライチェーン全体のあり方をESG(環境・社会・ガバナンス)の観点から評価し、サステナブル・サプライチェーン構築に向けた課題・リスクの明確化から対策の実行までを支援する「サステナブル・サプライチェーン診断サービス」の提供を開始したことを発表した。サステナブル・サプライチェーンとは、製品やサービスのライフサイクルにおける環境的(E)、社会的(S)、経済的影響が管理され、良好なガバナンス(G)が実行されている状況を指す。
近年、企業はあらゆるシーンにおいてサステナビリティ課題への対応が求められており、その中でもサプライチェーンにおけるESGの対応は投資家、顧客、規制当局等、様々なステークホルダーに視点からも戦略的に取り組むべき優先事項となりつつある。また、責任のあるサプライチェーン構築は将来の財務面や名声の安全性を確保するために重要である一方、その利害関係者は多様であり、考慮する要素や程度も多様である。このような状況を受け、国際的なガイダンス・機関投資家からの要求事項・法規制に照らした評価を行えるサービスを開始した。
サステナブル・サプライチェーン診断サービスの特徴は以下の通りである。
(1)サービスアプローチ:インタビュー、アンケート結果、外部情報等をもとに多数存在するESG関連課題への対応状況を診断する。
(2)経済安全保障の観点も含めた評価プログラム:ISOやESG評価機関、各種開示基準、法規制等を考慮したKPMGがグローバルで蓄積した知見を活かした独自のプログラムで評価する。代表的なESG関連課題である人権・環境・労働、サーキュラーエコノミーに加え、経済安全保障や地政学リスクの観点も網羅する。
(3)サードパーティに対する自社の対応状況の診断:製品開発~販売に至るサードパーティの整理とサードパーティに自社としてどのような管理、要請を行っているかを診断し、サードパーティエンゲージメントにつなげる活動の改善方向性を提言する。