電通が消費者の近い将来の消費意欲を「欲望未来指数」として数値化
株式会社電通の消費者研究プロジェクト「DENTSU DESIRE DESIGN」(以下、DDD)は2022年12月、消費者の近い将来の消費意欲を測る指標として、「欲望未来指数」を開発したことを発表した。「欲望未来指数」は消費者の「買いたい・欲しい・やりたい・見たい」といった消費に関する近い将来の意向と欲望の増減を可視化したもので、消費者の心を動かすマーケティングやコミュニケーション施策に活用することができる。
「欲望未来指数」は2021年から実施している「心が動く消費調査」をもとにDDDが独自に規定した、現代の消費者が持つ43の欲求項目から構成される「11の欲望(Desire)」の総和と近い将来の消費意欲が一定以上ある人の割合をもとに算出したものだ。消費者が現在持っている欲望と、今後の消費に対する意向を掛け合わせることで顕在化するニーズにとどまらず、その奥にある人々の潜在的な消費意欲まで可視化することができる。