BCGが経産省の「デジタル人材育成プラットフォーム事業」を支援
ボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は2022年度より経済産業省の委託を受け、デジタル人材育成のプラットフォーム事業を支援したことを発表した。これは地域の企業・産業のDX実現に向けAI技術の活用などデジタル知識・能力を持つ人材を育成することを目的としている。この事業の一環として設立したデジタル人材育成プラットフォーム「マナビDX(デラックス) Quest」において、2022年9月~2023年2月にかけてケーススタディ教育プログラムや現場研修プログラムを提供し、受講生2134名、中小企業88社が参加し、受講生満足度96%、企業満足度95%を獲得した。
「マナビDX Quest」は年齢や職業の異なるバックグラウンドを持つ受講生同士が1つのコミュニティで学びあうことが特徴で、企業の実際のデータを基にした現実味のある学びや受講生同士のインタラクティブな学び合いが高評価につながった。具体的には以下のプログラムを提供した。
・企業データに基づく実践的なケーススタディ教育プログラム:地域企業・産業のDX実現に向け、課題解決型学習を通じ、実際の企業データをもとにAI・データサイエンスなどのデジタル技術の要素を学ぶ
・地域の中小企業と協業し、デジタル技術を活用した課題解決に取り組む現場研修プログラム:地域の中小企業と2か月間協働し、DX構想・設計・検証における課題に取り組む。
受講者同士の積極的な学び合いが実施されたことに加え、現実的な学びを得られた点やビジネス/デジタルスキルを一気通貫で身につけられた点、さらに中小企業からはDX意識の醸成やDXの取り組みの加速に貢献した点が高い満足度につながったと分析。