アクセンチュア、さらなる変革加速に向けAIに30億ドル投資
アクセンチュアは2023年6月、データおよびAI(人工知能)関連事業に今後3年間で30億ドルを投資することを発表した。幅広い業界のクライアントに対し、さらなる成長・効率化・レジリエンス(強靭性)向上を支援するためAIを迅速かつ責任をもって進化させ、活用できる環境を整備するとしている。
今回の投資は、アクセンチュアのAI分野における10年以上にわたる知見と実績をさらに強化するものであるとする。アクセンチュアは世界中で1450件以上のAI関連特許(出願中含む)の他、マーケティング、小売、セキュリティ、製造等幅広い領域で数百に及ぶAIクライアントソリューションを保有する。アクセンチュアは国内のAI Poweredサービスやmy Wizard、SynOps、MyNavといった市場をリードするAIプラットフォームを通じて数千以上のクライアントに対してAIを組み込んだサービス提供を行い、かつてない効率・洞察・価値を提供している。
今回発表されたAIへの投資の内容は、AIイノベーションに必要不可欠な戦略開発、オペレーションモデル、ビジネスケース、デジタル・コア・アーキテクチャの開発支援などが挙げられている。
アクセンチュアは「今後10年間で、AIはメガトレンドとなり、産業、企業、そして私たちの生活や働き方を変革していくだろう」と予測。そのうえで「データおよびAI関連事業を強化することで、アクセンチュアが持つ強さと幅の広さを生かし、お客様がAIの可能性を最大限に活用できる体制を強化する」ことを目指している。