アクセンチュア、世界のテクノロジートレンドに関する最新調査レポート「テクノロジービジョン2023」を発表
アクセンチュアは、2023年3月、世界のテクノロジートレンドに関する最新調査レポート「Accenture Technology Vision 2023(以下、テクノロジービジョン2023)」を発表した。「テクノロジービジョン2023」では、現実空間とデジタル空間が密接につながっていく中、ジェネレーティブAIをはじめとした先進的なテクノロジーがビジネスの新時代を切り拓きつつあることを明らかにした。
今回のレポートでは「アトムとビットが出会う時代-新たな現実世界の礎を築く(When Atoms Meet Bits: The Foundations of Our New Reality)」と題し、まさに企業が事業の再創造を加速させようとする現在、現実とデジタルの融合を促進するテクノロジーのトレンドを定義した。
ChatGPTの急速な浸透により人間の能力を拡張する技術としてジェネレーティブAIが世界的に注目されている。アクセンチュアは全労働時間の40%において言語ベースのAIによるサポートや補強が組み込まれると予測している。今回の調査では経営幹部の98%が「今後3~5年間でAI基盤モデルが自社の戦略において重要な役割を担う」と回答した。テクノロジービジョン2023では、現実とデジタルが融合した「共有現実(Shared Reality)」を創造する上で重要となる4つのテクノロジートレンド「ジェネレーティブAI」「デジタルアイデンティティ」「私たちのデータ」「フロンティアの果てへ」を定義した。
アクセンチュアは、長年の研究や業務に基づき全社横断型のチーム「Generative AI and Large Language Model(LLM) Center of Excellence」を創設。このチームにはジェネレーティブAIの専門家1,600人が所属するほか、アクセンチュア全体で40,000人超のAIやデータの専門家が有する知見や経験を活用する。さらに、ジェネレーティブAIや大規模言語モデルに関する詳細な調査結果をまとめたレポート「A New Era of Generative AI for Everyone」を発行し、経営幹部がジェネレーティブAIを活用して創造的破壊をもたらすための実践的な知見も提供している。