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#7 未来の理想像を打ち出すコンサルティング~スカイライトの今後の戦略

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#7 未来の理想像を打ち出すコンサルティング~スカイライトの今後の戦略

CEG 渡辺:
最後に、御社が今後注力されていくことについてお伺いできればと思います。

スカイライト 羽物:
1つ目は、コンサルティングサービスを伸ばすことです。
今やっている仕事は、高い評価をいただいていますが、やはり課題もあるのです。
クライアントサイドから要望がたくさん出てきた際に、それをうまく捌きながら形にすることは、すごく上手にできていて高評価です。
一方で、「プラスアルファを付け足してくれるともっと良かったのに」というお客さんも1割くらいはいらっしゃいます。

CEG 渡辺:
もっとチャレンジングな提案をして欲しかったということでしょうか。

スカイライト 羽物:
そうですね。やり過ぎてしまうと口だけになってしまうのですが、でもそういうものの必要性を感じるのも事実です。
社会が大きく変化し、未来がどうなるか分からないという中で、キーマンの人たちも未来の理想像を打ち出すことが難しくなっています。
本部長や役員クラスといった上位層ほど、刺激が欲しいと思われている方がいらっしゃいます。

CEG 渡辺:
ビジネスイノベーションや起業チャレンジを通じて、御社自体が未来を吸収していく機会を持っているという点が活きそうですね。

スカイライト 羽物:
大企業の新規事業立上げ支援のプロジェクトが多数ありますので、その際に活きていますね。
ただ正直なところ、他のシーンにはまだ有機的に繋がっていません。
起業チャレンジや自社の事業開発経験を、大企業のいわゆる普通のコンサルティングにフィードバックして活かせると、面白いですよね。

CEG 渡辺:
他にはどのようなことに注力されていくのでしょうか。

スカイライト 羽物:
2つ目は、コンサルティングの周辺のビジネスをもっと拡大させていくことです。
ヴェルディやジュエリーの取り組みがその事例ですが、これをもっと増やしていきたいと思っています。

3つ目は、グローバルでの事業展開です。
ASEAN地域への日系企業の進出に関するビジネスも大きくなってきているので、そこで事業を生み出せないかを模索しています。

CEG 渡辺:
現在、羽物社長が注目されている地域はありますか。

スカイライト 羽物:
現時点では、日系企業の多いタイかシンガポールが有望だと思っています。
外国人社員が増えてはきたとは言え、弊社は日本の企業です。
日系企業との取引の方がスムーズに進むと思っています。
ただ、日本でやっているビジネスを、そのままタイやシンガポールでできるかと言うと、そこは少し違うかもしれませんね。
まだ現地でのニーズをしっかり捉えきれていないので、これからのチャレンジですね。

そして4つ目として、最近取り組み始めたこととしては、「コンサルティングの仕事を科学する」というものがあります。
大学の研究者と提携して、今年の5月にプロジェクトを始めたところです。

CEG 渡辺:
コンサルティングの仕事そのものを分析するということですか?
具体的にはどのようなことをしていらっしゃるのでしょうか。

スカイライト 羽物:
手前味噌ではありますが、スカイライトのコンサルティングは高い評価をいただいています。
その「種」の部分は何かを科学的に分析する、ということをしているのです。

顧客満足度調査をすると、多数のマネージャーが、多数のクライアント様から高い評価を得ていることが分かりました。
例えば、「話を前に進めてくれる」、「話を整理してまとめてくれる」、「信頼できる」といった評価をいただいています。
もちろん、状況依存性が高いですし、職人芸ではあると思うのですが、我々のコンサルタントに何か共通のものがあるのではないかと考えています。そこに興味があります。
そこが分かれば、コンサルティングロボットが誕生するかもしれません。

CEG 渡辺:
なるほど、非常に面白いですね。
優秀なコンサルタントの共通する点が分かると、まずはコンサルタントを育成する際に大いに役立ちますし、ご指摘のようにAIやロボットを活用することも出来ますね。
具体的にはどのようにプロジェクトを進めていらっしゃるのですか。

スカイライト 羽物:
我々が行なっている会議を守秘義務に反しない範囲で録画しています。
それを言語分析、認知科学を専門としている大学の研究チームに提供して、分析していただいています。

CEG 渡辺:
「スカイライトのコンサルティングとは何か?」を紐解くということですね。
その録画データは、録画されたコンサルタントの方にも役立ちそうです。
自分の発言が場に与えているインパクトを客観視する貴重な機会となりますよね。

スカイライト 羽物:
おっしゃる通りです。
自分の発言やファシリテーションについて、メタ認知ができるのは大きいですよね。
こういった能力は、今まではコンサルタントが感覚的に身につけて、実践していたのですが、職人芸だからといって分析を諦めてはいけないと思います。

CEG 渡辺:
そうですよね。囲碁や将棋も天才的なプレイヤーたちの職人芸の世界でしたが、ついにAIが人間に勝つ時代になりました。

スカイライト 羽物:
将来的には、人間のコンサルタントに相談するよりも先に、ロボットに聞いてみようという世界が実現するのかもしれませんね(笑)。

CEG 渡辺:
本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

スカイライト 羽物:
こちらこそありがとうございました。

編集後記

今回のインタビューを通じて、スカイライトコンサルティングは、志ある優秀な人材にとって大変働きやすい環境であるということを強く感じました。
コンサル未経験者でもスムーズに立ち上がることができる手厚い育成体制、自分が希望するプロジェクトに手を挙げることができるアサイン制度、さらには自分の想いを事業として提案して実現できる機会など、成長意欲の高い人材にとってはこの上ない環境が整っています。
このような環境があるからこそ、コンサルタントが自律的に成長し、プロジェクトで高い価値を発揮し、クライアント企業から高い評価を得ているのでしょう。

また、AIを活用した「コンサルティングを科学する」取り組みなど、新しい世の中のニーズに応え続けることで、事業の幅を拡大させています。
羽物社長の提唱する「広義のコンサルティング」としての事業領域はこれからも広がり続けることでしょう。
スカイライトコンサルティングの動向からは、今後も目が離せません。

羽物 俊樹 |Toshiki Habutsu【代表取締役】

羽物 俊樹 |Toshiki Habutsu【代表取締役】

慶應義塾大学理工学研究科修士課程を修了。アンダーセン・コンサルティング(現・アクセンチュア)に入社し、金融業界を専門にマネジャーとして数々のプロジェクトを手がける。2000年、同志数名と共に、徹底したクライアント志向のビジネスコンサルティングを実現すべく、スカイライト コンサルティングを設立。代表取締役に就任。一部上場の大企業からベンチャー企業まで、数多くのクライアントを持つ。
現在では100名以上のコンサルタントが在籍し、事業領域を拡大している。同社でプロフェッショナル人材の育成に尽力し、訳書には『選ばれるプロフェッショナル』(2009年、英治出版)がある。週末には、地元小学校のサッカーチームの監督としても活躍。