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#5 コンサル未経験者もスムーズに立ち上がる!スカイライト流の研修制度

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#5 コンサル未経験者もスムーズに立ち上がる!スカイライト流の研修制度

CEG 渡辺:
未経験でコンサルティングファームへ入社する方の中には「未経験者の自分がついていけるだろうか?」と心配される方が少なくありません。
もちろん、最終的には自分の努力で成長していくしかないということは理解されています。
とは言え、スムーズに立ち上がれるか否かは、コンサルティングファームによってだいぶ差があるのが実態ですので、さすがに気になるところです(笑)。
御社の人材育成の仕組みについて教えていただけますか。

スカイライト 羽物:
入社すると、コンサルティングファームの出身だったとしても、1ヶ月はまず研修があります。
あと、システム系の仕事の未経験者であれば、これに加えて2ヶ月の研修があり、合計3ヶ月の研修プログラムとなります。
もちろん、さらにOJTもあります。

CEG 渡辺:
最初の1ヶ月はどのような研修なのでしょうか。

スカイライト 羽物:
いわゆるコンサルの仕事術が中心です。
ロジカルシンキング、クリティカルシンキングの他にも、自分で起案してプレゼンするといった総合的な演習もあれば、議事録の取り方もあります。

CEG 渡辺:
それはとても興味深いです。
実は、議事録の作成法ひとつをとっても、コンサルティング未経験者の方にはよく分からないものですよね。
このような基本からしっかり教えてもらえるというのは、すごくありがたいことだと思います。
正直、ほとんど何も教えてもらえないファームもあります。
とにかく自分なりに時間をかけながらやってみて、上司のところに持って行くと、「何をやっているんだ!」と怒鳴られるケースはいまだに多いですからね。

スカイライト 羽物:
議事録は、中身を本当に理解出来ていないと、きちんと書けないですよね。
そういう意味では、本当は難易度がとても高いのです。

研修では、まずは記録することを習慣づけるということからやっています。
それでもやはり、ファーストアサイン先のマネージャーからは、「これくらいは出来るようにして欲しい」といった要望が出てきますので、それを受け止めて、研修プログラムを時折見直しています。

CEG 渡辺:
研修体制の整備は、プロフェッショナルファームの経営において、とても大切なことだと私は考えています。
中途入社の社員を、トレーニングせずに現場に入れてしまうと、様々な問題が発生します。
まず、未経験で入社した本人が、当然のことながらかなり苦労します。
さらに、プロジェクトの現場を率いているマネージャーにもストレスがかかります。
「おいおい、エクセルくらいは使えるようになってから現場にきてくれよ」という感じですね(笑)。
当然、クライアント企業へのサービスのクオリティも下がります。
もちろん本人が努力不足のケースも少なくはないと思いますが。

入社した社員が定着できずに離職する確率も高くなれば、採用コストが上がります。
やはり、スタート時の基礎研修はしっかり行なった上で、現場へ送り出した方が良いと思っています。

スカイライト 羽物:
そうですね。1ヶ月でどこまでできるのかということはありますが、それでもある程度は出来るようになってからプロジェクトへ送り出すというのは大事ですよね。
マネージャー側に対しては、最初、一定期間はクライアント企業からお金とらなくていいから、逆に預かってくださいという形で出しているのです。
プロジェクトで人が必要だからOJTでというのは実はあまり優先しておらず、採用したそれぞれの方がOJTで最初に入るプロジェクトとしてどこがいいのか、という基準で選んでいます。

CEG 渡辺:
明確にタダというわけですね。

スカイライト 羽物:
明確にタダです。やはり、プロジェクトもいろいろな種類がありますので、本人のキャラクターやそれまでの経験によって、相性があります。
ワークを頑張っていれば評価されるというところもあれば、気の利いたことを言えないと評価されないというプロジェクトもありますので、その辺りの相性を見ています。
まずは相性が良いプロジェクトに入ってもらって、パフォーマンスをあげてもらうのが一番いいですよね。
本人にとっても最初の仕事ですし、受け入れる側にとっても、タダとはいえそれなりに負荷はかかっている訳ですから。
そのため、最初のプロジェクトだけは、本人に選ばせずに、こちらで采配するというスタイルでやっています。

CEG 渡辺:
他コンサルティングファームの出身者でも、まずは1ヶ月の座学の研修を受けてもらうということですが、どのような背景からなのでしょうか。

スカイライト 羽物:
マネージャーより前のクラスで採用されたメンバーは、まず1ヶ月は参加してもらっています。
やはり、うちはいい意味でも悪い意味でも仕事のやり方が整っていますので、それを最初に学んでもらった方がよいと思います。
議事録を書いて、次の段取りについてみんなにシェアして、そのうえで動くというチームワークを重視したスタイルです。

リーダーとしてはそれをきちんと采配する人が優秀であり、サブリーダークラスだとその中身を正確に分かって、掌握し、必要なことに向けて動ける人が優秀です。
その下は全体を把握しながら自分のタスクをきちんとこなせる人が優秀なのであって、評価もそうなっています。

仕事のやり方がこのようになっていますので、研修でも同様のことを学びます。
このやり方を身に付けてもらった方が、後々スムーズに他のメンバーと仕事ができることになります。

CEG 渡辺:
弊社も、他の人材紹介会社のトップクラスのキャリアコンサルタントが中途で参画してくれていますが、1ヶ月程度の入社研修に必ず入ってもらっています。
人材紹介業界では、しっかりと研修を行なっている会社は稀です。
そのため、優秀なキャリアコンサルタントであっても、我流でやってきているケースが多いので、大変実りの多い機会となるようです。

スカイライト 羽物:
スカイライトのコンサルタントには、スカイライト流が浸透しています。
やはり、仕事のスタンダードについて共通理解があると、仕事を進めやすいですよね。

また、他のコンサルファームだと、ある領域一辺倒という方もいらっしゃいますので、必ずしもコンサルティング業務全般の基礎を幅広くおさえている訳ではありません。
仕事の基本的なやり方をちゃんと共有して、クリティカルシンキング、ロジカルシンキングなどの研修では、頭の使い方も大事だという刺激を与えて、満を持してプロジェクトに旅立つ。
そのようなやり方をしていますね。

CEG 渡辺:
1ヶ月のコンサルの仕事術の後の2か月は、どのような研修が行われるのでしょうか。

スカイライト 羽物:
システム開発のプロセスを学ぶ研修を2ヶ月間行ないます。

CEG 渡辺:
プロジェクトで開発をするわけではないかと思いますが、なぜこのような研修が用意されているのでしょうか。

スカイライト 羽物:
若いうちにシステム開発の経験をしておいた方がいいと思ってやっています。
ただし、SIや開発系のコンサルファーム出身の方の場合は、既に経験されていますから、この研修を受けなくてもいいのです。
システムに関しては、やはり経験してみないと分からないという要素がありますので2ヶ月間だけやってもらっています。

CEG 渡辺:
PMOのプロジェクトなどに活きてくるということでしょうか。

スカイライト 羽物:
そうです。プロジェクトでは自分たちで開発をするわけではありませんし、2ヶ月やったからといって全部把握できるわけでもありません。
ただ、用語とか雰囲気は多少分かるようになります。
コンピューターやシステムがどのように動いているのかが分かるだけでも意義があります。

CEG 吉田:
それはとてもよく分かります。
私はアビームコンサルティング出身で、金融機関の業務系のコンサルティングをやっていました。
私はいわゆるITコンサルやシステム開発はやったことがなくて、業務寄りのコンサルティングを中心にやっていたので、たまにシステム系のプロジェクトが来ると不安でした。
用語も分からないので、その領域が得意なメンバーに任せていました。
特に現代の経営コンサルタントはどうしてもシステムと絡む場面が多いと思うので、システムへの抵抗感がないことは大きな武器になりますよね。

スカイライト 羽物:
ビジネスにITはつきものです。それどころかITを「使って」ビジネスをやりたいと言われたときに、少なくとも誰に相談すればいいのかぐらいの感覚は持っている必要があります。
また、相談した時に「言われたことは理解できる」という頭は持っておきたいです。
その第1歩として、システム開発系の研修をやっているということですね。

CEG 渡辺:
今は、企業が何かを実現しようと思うと、すぐにITが絡みますよね。
私たちの会社でも、何か新しいことをやろうとするとWebの開発が必要になります。
御社がこのような研修を用意されていることに対して大変納得がいきますし、そういう経験を積めるというのは羨ましいですね。

スカイライト 羽物:
少し時間はかかりますけれど、それぐらいはやろうと。
ITについてある程度経験している人ですと、スカイライトへ中途で入ってきて、最短1ヶ月でプロジェクトに入ります。
それが1番早いケースですね。ITの経験がない方は、3ヶ月かかります。

CEG 吉田:
さらに、3ヶ月間のOJTも。

スカイライト 羽物:
そうです。会社としては、最長半年間は持ち出しということになります。
でもそれでいいと思っています。
長い目で見れば、それで力付けてくれる方がいいと思っています。

CEG 渡辺:
そうですよね。うまく立ち上がって定着してくれる方がいいですよね。


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羽物 俊樹 |Toshiki Habutsu【代表取締役】

羽物 俊樹 |Toshiki Habutsu【代表取締役】

慶應義塾大学理工学研究科修士課程を修了。アンダーセン・コンサルティング(現・アクセンチュア)に入社し、金融業界を専門にマネジャーとして数々のプロジェクトを手がける。2000年、同志数名と共に、徹底したクライアント志向のビジネスコンサルティングを実現すべく、スカイライト コンサルティングを設立。代表取締役に就任。一部上場の大企業からベンチャー企業まで、数多くのクライアントを持つ。
現在では100名以上のコンサルタントが在籍し、事業領域を拡大している。同社でプロフェッショナル人材の育成に尽力し、訳書には『選ばれるプロフェッショナル』(2009年、英治出版)がある。週末には、地元小学校のサッカーチームの監督としても活躍。