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#4 インドで3Dプリンターを使ったジュエリービジネスを立ち上げる

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#4 インドで3Dプリンターを使ったジュエリービジネスを立ち上げる

CEG 渡辺:
御社は、インドでジュエリービジネスを展開されるなど、コンサルティングの枠にとどまらずにビジネスプロデュースもされていますよね。

スカイライト 羽物:
この事業を提案してきたのは、インド人のスタッフなのです。
彼は日本の大学に留学していて、新卒でうちに入社しました。
入社半年ぐらいは通常のコンサルティングを担当していましたが、起業家精神旺盛なもので、飲みの席で脇に座ってきて、面白い話があると言ってきたんですね(一同笑)。
それがこのインドでのジュエリービジネスだったのです。
「飲んでいないときに一度プレゼン聞かせて」と言って、プレゼンを聞いて、じゃあやろうという話になりました。

CEG 渡辺:
なぜ、インドでジュエリービジネスなのでしょうか。

スカイライト 羽物:
実は、インドは金をたくさん買うんですよ。
人口が多いというのもありますけど、金の購入額が世界一なのです。

CEG 渡辺:
そうなんですか、それは意外でした。

スカイライト 羽物:
インドのジュエリー業界は、産業としては非常に盛んなのですが、ビジネスモデル自体はとても古いままです。
指輪でいうと、デザイナー、型起こしをする人、型に合わせてつくる人、磨く人というふうに、全員分業になっています。
出来た指輪をジュエリーショップが箱ケースに並べて売り、その中から顧客が買うというモデルです。
指輪を買うとなると、当然サイズ変更など出来ると思いますよね。
ところが驚いたことに、高級ジュエリーショップでも出来ないんですよね。

CEG 渡辺:
驚くほどプロダクトアウトですね。

スカイライト 羽物:
プロダクトをつくる人は作る専門。それを大手が仕入れて、並べて、マージンを付けて売る、というやり方をしているんですよね。
なので、サイズ変更とか、ましてやデザイン変更なんて全くできない。
そこで、カスタマイズできたら、新しいニーズを掘り起こせるのではないかと考えました。
3Dプリンターでデザインをカスタマイズしたり、3Dプリンターならではの、手でデザインできないようなものをつくれたりするだろうと。
このようにして、3Dプリンターを使ってカスタマイズジュエリービジネスをやろうということになりました。

そもそもインド人はジュエリーを買うのでニーズもあるし、インドは経済が伸びていてアッパーミドル層が分厚くなってきますからね。
そういった層がカスタマイズした他の人と違うものを買いたいとか、自分に合ったものを買いたいと思うようになるのは自然なことだね、ということでスタートしました。

CEG 渡辺:
面白いですね。
現在、インドでジュエリーを製作しているのですか。

スカイライト 羽物:
インドでつくって、インドで売っています。
まだ小規模でしか行なっていませんが、いろいろと大変なこともあります。

CEG 渡辺:
どのようなことで苦労があるのでしょうか。

スカイライト 羽物:
ジュエリービジネスとしての苦労というより、インドでやること自体の大変さがあります。
インドは配送網が整っていないですしね。
あとはしょっちゅう停電が起こるのも困ります。
3Dプリンターで造形中に停電すると停まっちゃうんですよね。

CEG 渡辺:
なるほど、やはり海外でのビジネスにはいろいろな苦労があるのですね。
立ち上げた社員の方がインドに戻られてリードしているのですよね。

スカイライト 羽物:
今、ニューデリーにいます。
インド人で日本の大学を卒業して日本で就職しましたが、今は母国でこの事業のトップをやっています。

CEG 渡辺:
若くても実力があれば、このような活躍ができるのですね。

スカイライト 羽物:
トランスコスモスが、スカイライトへ67パーセントの出資をしている親会社となります。
当然、トランスコスモスへ今回の事業立上げについても説明しています。
インドのジュエリービジネスの話をすると、やはりはじめはかなり驚かれましたね(笑)。
でも、今はとても関心を持ってもらっています。

CEG 渡辺:
トランスコスモスさんとしては、この事業をどのように捉えているのでしょうか。

スカイライト 羽物:
インドのECは伸びているということを彼らも知っています。
今回のインドのジュエリービジネスもECです。
「ECとして伸びていくマーケットに入っていく。これくらいのマーケットニーズがあって、このくらいのチャンスがある」と説明したら、「勝負どきに勝負するってことですね。それはもう大賛成です」といった反応でした。
彼らもオーナー企業ですし、起業家精神旺盛なんですよね。

CEG 渡辺:
なるほど、そのようなスタンスでいていただけるのは、とてもありがたいですよね。
また、トランスコスモスさんは、新しい領域の事業をしてきているので、その点でも理解がスムーズそうですね。

スカイライト 羽物:
そうですね。トランスコスモスは、日本だけではなく、グローバルECのサポートを標榜していて、ASEANにも進出しています。
しかし、まだインドへの進出はあまり進んでいないので、その点でもマッチしていたのかも知れません。

CEG 渡辺:
なるほど。今後、トランスコスモスさんとインドで協業するような展開もありそうですね。
このような新しい事業展開についても、スムーズに受け入れていただけるのは、素晴らしいことですね。

スカイライト 羽物:
応援してくれています。本当にありがたいことですね。

#5 コンサル未経験者もスムーズに立ち上がる!スカイライト流の研修制度

羽物 俊樹 |Toshiki Habutsu【代表取締役】

羽物 俊樹 |Toshiki Habutsu【代表取締役】

慶應義塾大学理工学研究科修士課程を修了。アンダーセン・コンサルティング(現・アクセンチュア)に入社し、金融業界を専門にマネジャーとして数々のプロジェクトを手がける。2000年、同志数名と共に、徹底したクライアント志向のビジネスコンサルティングを実現すべく、スカイライト コンサルティングを設立。代表取締役に就任。一部上場の大企業からベンチャー企業まで、数多くのクライアントを持つ。
現在では100名以上のコンサルタントが在籍し、事業領域を拡大している。同社でプロフェッショナル人材の育成に尽力し、訳書には『選ばれるプロフェッショナル』(2009年、英治出版)がある。週末には、地元小学校のサッカーチームの監督としても活躍。