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#1 事業投資、事業開発、社会貢献――コンサルの枠を超えた「広義のコンサルティング」とは?

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#1 事業投資、事業開発、社会貢献――コンサルの枠を超えた「広義のコンサルティング」とは?

CEG 渡辺:
本日はどうぞ宜しくお願い致します。

スカイライト 羽物:
どうぞ宜しくお願い致します。

CEG 渡辺:
まずは、御社の事業内容と特徴についてお聞かせ頂ければと思います。
御社はコンサルティングサービスと併せて、「ビジネスイノベーション」というスポーツビジネスへの投資、インドでの3Dプリンターを活用したベンチャー企業の立上げ、起業コンテストといった新しい取り組みもされていますよね。これはどのような意図からなのでしょうか。

スカイライト 羽物:
スカイライトコンサルティングは名称のとおり、コンサルティングが主力の事業です。
このお話をする際、広い意味でのコンサルティングと狭い意味でのコンサルティングというお話をよくしています。

狭義のコンサルティングとは、お客様からフィーを貰って、お客様から与えられた課題に応えていくこと。業務改善やシステム導入、法令対応などがこれにあたります。
コンサルタントが働き、1ヶ月の単価があり、それが翌月に入金されるといった短期的なキャッシュフローで回るビジネスモデルです。利益もそこで確定するモデルになります。

一方、広義のコンサルティングとは、何らかの課題を解決して、結果として経済的に成り立てばいいというもの。事業開発やビジネスイノベーション、社会貢献もこれに該当してくると思います。
このようなものは、短期的な利益には直接結びつかず、弊社側である程度リスクを取ることになります。
リターンを得られるとしても長期のスパンになり不確実性が高くなるからです。
そういう長期的視点も持って取り組んでいる点は、弊社の特徴だと思っています。
長期の事業開発になると、他の企業様と組むこともあれば、弊社独自でやるということもあります。

CEG 渡辺:
コンサルタントが培ってきたスキルを活用して、従来のコンサルサービスの枠を超えて、社会に役立つ幅広い活動に取り組んでいく仕事――羽物社長のおっしゃる広義のコンサルティングに、高い関心を持つ方が急速に増えています。
御社がこのような領域に進出しているのは、社会的な変化やクライアントのニーズの変化など、背景に何があるのでしょうか。

スカイライト 羽物:
もともと、コンサルティングの枠にとらわれずにやっていこうというのが、創業時からの発想です。
我々はアクセンチュア出身のメンバーが中心になってつくったという経緯があり、だからこそアクセンチュアで出来なかったこともやろうという気持ちがあります。
自分たちがリスクを取って投資するとか、事業開発をするというのは、当時のアクセンチュアの枠組みの中ではやりづらいことでした。
そのような、やりたかったけど出来なかったことをどんどんやっていこうよ、という考え方はもともとありました。

しかし、やろうと言ってすぐにたくさんできるわけでもありません。
まずは企業向けのコンサルティングをしっかりやる。狭い意味でのコンサルティング事業をしっかり伸ばして行く。
その上で、何かビジネスの芽があったら、リスクを取ってやっていくということを、方針としました。
このように活動する中で、我々自身も知見が深まり、いろいろなネットワークも出来てきました。

CEG 渡辺:
もともと創業時から、新しいコンサルティングや広義のコンサルティングを視野にいれていらっしゃったのですね。

スカイライト 羽物:
はい、そうです。弊社では「起業チャレンジ」という取り組みを行っています。
20代のリーダーを主対象として、起業家を輩出しよう、応援しようというプログラムです。
ビジネスプランを書いて応募していただく、ビジネスプランコンテスト形式をとっています。
3~4チームぐらいに絞ってから、それぞれに1ヶ月から1ヶ月半程度、弊社のコンサルタントがついて、プランをブラッシュアップしていきます。

CEG 渡辺:
コンサルタントの方がそんなに手厚くサポートされるのですか。
しっかりとした丁寧なプログラムですね。

スカイライト 羽物:
そうなのです。もちろん、ブラッシュアップと言っても、コンサルタントが一方的に意見を言う訳ではありません。
「そもそも、なんでこれやりたいの?」とか、「このサービスっていいと思うんだけど、誰が買ってくれると思っている?」といった問いかけをするのです。
それによってさらに深く考えてもらうために、ブラッシュアップ・ミーティングを行なっています。

最終的にはビジネスプランにまとめて、全役員に向けてプレゼンをしていただきます。
そこで高評価となると、最大300万円の賞金を出します。
そのお金は、会社をつくる資金にしてもらいます。設立された会社の資本金のうち、15パーセントは我々のシェアになるのですが、「85パーセントはあなたにあげちゃいますから、会社をつくって始めてください!」というプログラムにしています。

CEG 渡辺:
太っ腹ですね(笑) 。しかも、コンサルタントがついてサポートしてくれるというのも、これまた太っ腹ですね。

スカイライト 羽物:
私のお腹も、(物理的に)太っ腹ですからね(笑)。
このプログラムは、今年で10回目となっています。2007年に最初の募集を開始して、第1回目の受賞が2008年です。リーマン・ショックの直前くらいに開始したわけです。
当時は、アクセラレーターなどのインキュベーションする人たちが、日本にまだほとんどいませんでした。
じゃあ、我々がそういうことをやってみようか、ということでスタートしました。

CEG 渡辺:
コンサルティングファームに在籍する方から、「将来起業したいのですが、良いアイデアがないんですよね・・・」というご相談を受けることが多々あります。
ですが、御社であれば、最先端のビジネスプランを見ることも出来ますし、多くの起業家と間近に触れあうことも出来ます。
起業家を目指す方にとって、肌感覚も含めて、多くの刺激を受けることが出来る環境のように思います。

スカイライト 羽物:
プランをいろいろ見られることより、「リスクを取ってやっていいんだ」という感覚を持てるのが大きいと思います。
ビジネスアイデアに巡り合うかどうかは、その人によりますし、ひょっとしたら誰かが思いついたアイデアに参加するかも知れません。
事業をやっていくことは巡り合わせの連続です。「あの時、あいつに出会ったから、今はこんな事業をやっているんだ」と言うこともありますよね(笑)。
それでいいのかなと思っています。

CEG 渡辺:
「やっていいんだ」という感覚は、起業する上でとても重要ですよね。

スカイライト 羽物:
スカイライトでは、起業チャレンジだけでなく、人工知能などの最先端の動きに関する調査も行なっています。
このような活動を通じて、認識が広がり、新しいことに取り組んで良いという環境ができてきていると思います。

#2 スピーディーに事業を立ち上げる、スカイライト流の“動く”コンサルティング

羽物 俊樹 |Toshiki Habutsu【代表取締役】

羽物 俊樹 |Toshiki Habutsu【代表取締役】

慶應義塾大学理工学研究科修士課程を修了。アンダーセン・コンサルティング(現・アクセンチュア)に入社し、金融業界を専門にマネジャーとして数々のプロジェクトを手がける。2000年、同志数名と共に、徹底したクライアント志向のビジネスコンサルティングを実現すべく、スカイライト コンサルティングを設立。代表取締役に就任。一部上場の大企業からベンチャー企業まで、数多くのクライアントを持つ。
現在では100名以上のコンサルタントが在籍し、事業領域を拡大している。同社でプロフェッショナル人材の育成に尽力し、訳書には『選ばれるプロフェッショナル』(2009年、英治出版)がある。週末には、地元小学校のサッカーチームの監督としても活躍。