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#1 パブリックな役割が広がる時代に生きる

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#1 パブリックな役割が広がる時代に生きる

渡辺:
コンコードのご相談者の方は、名門大を卒業されて、一流企業で活躍している方がとても多いのだけど、昨今、社会貢献あるいは社会変革という領域の仕事に高いご関心を持つ方が急増してきているんだよね。
その実現方法の一つとして、NPOを創業するとか社会起業という選択があったりする。
でも、もともと社会変革の保守本流としては、政治家という仕事があるよね。

津村議員:
そうだね(笑)。

渡辺:
でも、政治家という仕事はまだまだ実態が知られてない(笑)。
例えば、政治家になるにはどうすれば良いのか?
二世議員の方が地盤を引き継ぐというのはよく分かるけど、ビジネスパーソンの皆さんが、政治の世界に入るにはどうすればいいのかは、かなり見えにくい。
それに選挙もあるので、リスクが高いイメージもある。
ビジネスエリートとして活躍している人からすると、今のポジションを離れて、政治家になるのはいろいろな意味でハードルが高いよね。

津村議員:
分かるなあ。

渡辺:
そこで、今日は、ビジネスパーソンとして活躍していた津村君が、二世政治家でないのにもかかわらず、政治家に転身できた方法。
さらに、10年以上の政治家としてのご経験を踏まえて、仕事の実態などについてお聞き出来ればと思っています。
宜しくお願いします!

津村議員:
こちらこそ宜しくお願いします!
先ほどのNPOや社会起業に対する動きは、僕も感じるところがあるよね。
昔は、そもそも政治家どころか王様や大名しかいなかった。世の中のリーダーは全て世襲のエリート層だった。
それが産業革命以降、一人ひとりの個人が自立出来るだけの経済的な豊かさというのが生まれた。
そうなることで、一部の世襲エリート層以外の一般の人たちも教育水準も上がって、将来設計を考えたり、社会に物申したりしていく。
そういった意味では、だんだんフラットな社会になってきているよね。

渡辺:
まさにそうだよね。

津村議員:
そう考えると、プロの政治家自体も、もともと世襲の人が中心だった。
でも今は、僕達のようなサラリーマンの息子にも政治家になる道が広がってきているわけだよね。
もっと言うとプロの政治家ではない、民間の方々も、パブリックなものにすごく意識が高くなって、様々な活動をしはじめている。
ある人達は、社会起業家やNPOなどを、新しい公共という概念でくくっているんだけど、ITインフラの登場もその活動を加速させているよね。

渡辺:
その通りだよね。

津村議員:
だから、僕達政治家にとってはちょっと複雑なことではあるんだ(笑)。
今や、パブリックな役割というのは、政治家が独占しているものではなくなっている。
それで、経営者、起業家、NPOなど多様な民間のリーダーの方々が、社会について、とても高い意識で活動されているからね。
僕達はそれに埋没しないように、ものすごいプレッシャーも感じる。そういう意味では、安住できない緊張感がある。

渡辺:
なるほど、そうなんだね。それはとても興味深い話だなあ。

津村議員:
この50年、100年の時代の大きな変化が、僕達の政治家という立場や、新しい公共という大きな変化というものをつくっている。
これは決して永遠のものでもないし、昔からあったものでもないし、すごくかけがえの無いものだという意識を持って仕事をしたいよね。
特に、最後にルールメイキングをするのは、我々政治家のレゾンデートルでもあるので。

渡辺:
時代の変化やタイミングの有り難さは強く感じるよね。
社会起業家やNPOなどを目指している人たちも、いろいろと社会に強い問題意識を持っている。
言い方を変えると、社会に対して不満に思っていることがあるから、社会変革に関心を持つわけだよね。
確かに、社会保障や教育問題や貧困問題等々、世の中問題だらけ。でも一方で、誰か他の人が全部つくり変えた後だと、自分が関わって社会を良くしていく余地もなくなる。
そういう意味では、色々と変えていかなければならないことは多いけど、社会を良くすることに関わっていける、すごく良い時期に自分たちが生きているのだ、有り難いことなのだと捉えている人が多いね。

津村議員:
本当にとても有り難いことだよね。

#2 地盤無し! ビジネスパーソンから政治家へのチャレンジ

津村啓介【衆議院議員(当選5回、岡山2区)】

津村啓介【衆議院議員(当選5回、岡山2区)】

1971年、岡山県生まれ。東京大学法学部(政治コース)卒。1994年、日本銀行入行。在職中にオックスフォード大学経営学修士(MBA)取得。2003年、初当選。2007年、世界経済フォーラムより「世界の若手リーダー250人」に選出。民主党政権時代には、内閣府大臣政務官として、新設の国家戦略室を担当。現在、国会では衆議院国土交通委員会、科学技術・イノベーション推進特別委員会に所属。


渡辺 秀和【コンコードエグゼクティブグループ 代表取締役社長 CEO】

渡辺 秀和【コンコードエグゼクティブグループ 代表取締役社長 CEO】

一橋大学卒。三和総合研究所(現:MURC)戦略コンサル部門にて最年少マネージャーとして活躍。ムービン・ストラテジック・キャリアで5年連続No.1キャリアコンサルタントとして活躍後、2008年に当社を設立。2014年著書「ビジネスエリートへのキャリア戦略」を出版。コンサル業界・ファンド・事業会社幹部・起業家などへ1000人を越える相談者の転身を支援。