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#5 三菱総研のコンサルタントに求められる「コミュニケーション」とは

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#5 三菱総研のコンサルタントに求められる「コミュニケーション」とは


三菱総合研究所 プレミア インタビュー 瀬川秀俊氏

CEG福永ここからは採用に関しても伺いたいと思います。
中途入社の方の場合、どのような価値観の方が活躍されているのですか?

三菱総合研究所 プレミア インタビュー 瀬川秀俊氏

三菱総研 瀬川我々は中長期的な目線でコンサルティングを行っているので、どんなお客様とも短期的なプロジェクトだけで終わりではなく、長いお付き合いが前提になります。また我々自身の働き方についても持続可能性を重視しています。
そういった意味では、当社に2~3年だけいて次にステップアップしようとする方よりも、長い目線でキャリアを考える方が合うと思います。また、クライアントや専門領域を1つに絞るというよりも、広い視野でコンサルティングに取り組みたいという方が良いのではないかと思います。

CEG福永やはり、中長期的な時間軸や、広い視野という点は重視されているのですね。

三菱総研 瀬川当社には、コンサルティングを通じて社会に貢献したい、製造業をもっと盛り上げたい、またシンクタンク側でも社会に貢献したいといった、高い視座を持ったメンバーが多くいます。
中長期的な目線はもちろん、1企業というより、国、業界や産業、場合によっては世界といった視野で考えられる方が合うと思います。

CEG福永価値観についてはよくわかりました。では、スキル面に関してはいかがですか?

三菱総研 瀬川コンサルタントという仕事柄、やはり論理性などの能力は最低限必要ですが、一方で論理性だけでは足りないと思っています。当社は、民間企業だけでなく国や地方自治体といった様々な人とともに未来を創っていく、そういう立ち位置で仕事をしているので、人を巻き込むことが必要になります。

三菱総合研究所 プレミア インタビュー

CEG福永そうなると、リーダーシップやコミュニケーション能力といったところが必要になりますね。

三菱総研 瀬川コミュニケーションにも2通りあると思っていて、まずは論理的に内容を正しく伝える「論理性のコミュニケーション」があり、コンサルタントには欠かせないものです。それに加えて、「感情のコミュニケーション」というのがあると考えています。例えば、何かを提案したときに「そうだよな」と皆に納得される人がいれば、「言っていることはわかるけれど…」という反応をされる人、両方いるわけです。相手に共感してもらえる、させることが出来るかというのは、感情のコミュニケーションの差だと思っています。

この両方のコミュニケーションを出来るということが、結局はリーダーシップに繋がるのではないでしょうか。論理性だけでリーダーシップを取れる局面は限られます。一方で感情のコミュニケーションだけで引っ張るというのもなかなか難しいですよね。両方揃っていることが、やはりある程度必要ではないかと思います。
プロジェクトマネージャーの場合、如何にメンバーのやる気を引き出すか、支援をしてもらえるようにするかということが特に大事なので、やはり両方のコミュニケーションが重要だと思っています。当社で仕事をすれば、2つの側面がバランスよく育つとも言えますね。

CEG福永三菱総研には論理性のコミュニケーションと感情のコミュニケーションのバランスが良いコンサルタントが集まっていることが、チームワークの良さにもつながっているのかもしれませんね。
一方でコンサルタントの場合、プロフェッショナルということもあり、個の強さというのも当然必要になると思います。

三菱総合研究所 プレミア インタビュー 瀬川秀俊氏

三菱総研 瀬川この点については1つの論点でもあると思うのですが、コンサルタントの仕事柄、自己主張はやはり必要だと思うのです。お客様は尊重するものの、客観的な立場から「これが正しい」「この方向性は間違っている」と言わなければならない場面が必ずあります。ですから、確立した「個」が全くない人は、コンサルタントとして活躍するのは難しいと思います。
一方で、結果として個が強まり過ぎてしまい、チームワークをなかなか取れないコンサルタントも世の中にはかなり存在するというのも事実だと思います。当社は1人だけで進める仕事はあまりなく、様々な人を巻き込む必要があります。そういう意味では、確立した個も重要なのですが、基本的には1つのゴールに向かって協力するので、チームワークを重視する、ある種の人間的な成熟度もやはり必要になります。
チームワークをとるためにはコミュニケーションや相手に対するリスペクトが大切です。
シンクタンクのメンバーは先端・専門領域に優れていて、コンサルタントは、事業やマネジメントという観点で経験や知見があります。我々は、お互いへの尊敬の念をしっかり持ち、良い部分は相互に認め合って協力していくというメンタリティ、そしてその上でコミュニケーションを取って業務を進めています。

三菱総合研究所 プレミア インタビュー

CEG西谷確かに、我々の業務でも周囲の協力が必要な場面はありますが、人間的に未熟であると協力を得られないように感じますね。

三菱総研 瀬川そういう意味では、相手の視点に立って考えられるか、ということも大事だと考えています。よく「お客様志向」と言われますが、この言葉は誤解されやすい面があります。こちら側が勝手にお客様志向だと考えているのであれば、それは本当の意味でのお客様志向ではないはずです。お客様志向はこちらが勝手に考えるというよりも、お客様が何を基準に選んでいるのか、何に関心をもっているのかという視点が重要です。「お客様が大事にしているものは何か」という考えが出来ること、つまりはお客様の立場に立って、大事にしている価値観や選択基準に気付き、配慮出来ることがコンサルタントにも必要だと思います。
もちろんトレーニングで鍛えられる部分はあるので、最初から完璧に出来ている必要はないですが、相手の考えていることに気を遣うことが出来る素養をもっていることが必要だと思います。

#6 「チャレンジ」をサポートするコンサルティング環境

瀬川 秀俊 | Hidetoshi Segawa【経営コンサルティング事業本部長 参与】

瀬川 秀俊 | Hidetoshi Segawa【経営コンサルティング事業本部長 参与】

神戸大学卒。専門は組織・人材分野。
総合系および外資人事系コンサルティングファームにて、経営統合やリストラクチャリングに伴う大規模な組織人事改革等、組織・人材分野の様々なプロジェクトに責任者として従事。その後ベンチャー企業取締役を経て、2010年に三菱総合研究所に入社。
2016年より現職。