求人検索
Concord Executive Group コンサル&ポストコンサル転職

注目企業情報

#6 最終報告書ではなく、成果をわたす

Index

アリックスパートナーズの企業情報はこちらをご覧ください。

#6 最終報告書ではなく、成果をわたす

野田:
候補者の方で、将来は事業会社の経営陣を目指されている方が多いということですけれども、我々にジョインしていただくと、プロジェクトを遂行する中で日々経営の判断を迫られますので、非常にいい訓練になると思います。
アウトサイダーとして報告書を書くのではなく、クライアントのチームメンバーと一緒にプロジェクトを進めますから、何よりおもしろいと思いますね。
「まずは何をどのくらいやらなければならないのか?」「誰がどのようにやっていくのか?」「できなかった場合、どうすればよいのか?」ということをひらすら考えます。しかも、それを考えるだけではなく、きちんと現場で実行します。

深沢
実現しないものは、全部、成果ではない。

野田:
このファームに入って初日に、社内のイントラで、「君の仕事はレポートを書くことではない。君が参加したことによって会社がどう変わったのかということが、君の成果である」というメッセージを読んだのをよく覚えていますね。

深沢:
最終報告書がないプロジェクトだらけですよ(笑)。
終わりに近づくしたがって、報告書が要らなくなるんですよね。
さっき野田が話したケースも報告書はありません。

野田:
紙に残すものは、例えば、モニタリングの表などです。
それが会社の中に残って、日々、活かされ続けています。

大野:
報告書がないプロジェクトもあるのですね。
と言うことは、御社にはそのような報告書を蓄積しておく、いわばナレッジデータベースのようなものはないのでしょうか?

深沢:
通常のコンサルティング会社で想像するようなものはありません。
もちろん、最低限のものはありまして、共有する努力はしています。
ただ、一番の肝はそこに存在していない。それは、個人に存在している。
だから、逆に、個人にリーチする仕組みや、個人にリーチしたときにみんなが反応することを促す仕組みについては、非常に強い。
どこのコンサルティング会社でも、グローバルに「こういうことを知っている人いませんか?」とリーチする仕組みというのは、多くの場合、ダメもとでメールを送るというやり方をされているのですが、我々はダメもとではなくて本当に見事に返事がきます。

渡辺:
とても興味深いお話ですね。
大手グローバルファームの方とお話していると、膨大にあるはずのグローバルのナレッジが活用されてないという話をよく聞きます。
コンサルタント数も多く、プロジェクトの数も多いファームで、情報量が膨大にも関わらず、そのナレッジが全然活用できていない。
結局、半径5メートルくらいの人しか協力してくれないと(一同笑)。
御社の場合、どうやってその仕組みが回っているのですか?

深沢:
既に動いているので、「のっからないと変な奴」という要素が大きいですね(笑)。
私は反応の薄いところから来ましたので、最初は自分のチームがそういうことをやろうとするとき、「まあ、やるならやっといたら」という感じで見ていました。
でも、実際に情報が入ってきますし、プロジェクトに関わってない人も含めて “ああだ、こうだ”と口出してくれるんですよ。
そうすると、自然とその仕組みを使うようになります。
これは、もうカルチャーとして根付いています。

野田:
アリックスではクロスボーダーのプロジェクトも多くやりますので、海外のオフィスのメンバーとも頻繁に一緒に働きます。
プロジェクトの中で、一旦つらいことを一緒に経験すると、たちまち同志になるわけですよ。
そうすると、その後にそのメンバーに「こういうこと知っている人知らない?」と聞くだけでも、ワーっと世界中の情報が集まってきます。
我々のファームのサイズは、プロフェッショナルが1000人くらいです。
その中でエンタープライズ・インプルーブメント(業績改善、予防的再生)、ターンアラウンド&リストラクチャリング、フィナンシャル・アドバイザリーサービス(訴訟関連の支援や移転価格など)、インフォメーション・マネジメント・サービス(ビッグデータ関連)の4つのサービスラインに分かれています。
従って、エンタープライズ・インプルーブメントをとってみてもたかだか300人程度なので、誰が何をやっていて、どういうことが得意なのか、といったことは、だいたいバイ・ネームで分かっていますね。

→#7 アリックスパートナーズの採用基準とは

深沢政彦 | Masahiko Fukazawa【マネージング ディレクター 日本共同代表】

深沢政彦 | Masahiko Fukazawa【マネージング ディレクター 日本共同代表】

一橋大学経済学部卒業。マサチューセッツ工科大学スローンスクールMBA。
住友銀行(現・三井住友銀行)を経てA.T.カーニーに入社。数多くのクライアント企業に対して事業戦略、再生、統合などに取り組み、米国本社取締役、日本支社代表、中国支社会長およびA.T. カーニー韓国の会長代理を歴任。2012年、アリックスパートナーズに参画。


野田努 | Tsutom Noda【マネージング ディレクター 日本共同代表】

野田努 | Tsutom Noda【マネージング ディレクター 日本共同代表】

慶応義塾大学経済学部卒業。ハーバード・ビジネス・スクールMBA。
日本長期信用銀行(現 新生銀行)を経てマッキンゼー・アンド・カンパニー、KPMGトランザクションサービス(米国)に参画。日本企業の海外事業展開や買収・事業統合を中心に、幅広いテーマのコンサルティングを行う。その後、ユニゾン・キャピタルにてCFOを務め、2007年よりアリックスパートナーズに参画。