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#3 クライアント企業の人材を最大限に活用するには

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アリックスパートナーズの企業情報はこちらをご覧ください。

#3 クライアント企業の人材を最大限に活用するには

渡辺:
通常のファームの人員構成は、ピラミッド型になっています。しかし、アリックスパートナーズの人員構成は、中堅層がぶ厚くなっていますよね。
これも、早期に成果を出していくという御社のコンサルティングスタイルと関連しているように思いますが、いかがでしょうか?

深沢:
そうです。我々の組織はピラミッド型ではなくて菱形の人員構成になっています。
プロジェクトの進め方に関連して言いますと、「既にクライアント企業の中に存在するもの、及び、クライアント企業のみなさんを最大限に活用する」と申し上げました。
ジュニアなコンサルタントが何か大掛かりな分析をするというのも我々スタイルに合いませんし、そもそもその時間的余裕もありません。

大野:
御社へ応募したいという方の中には、ディレクターでチャレンジしたい方、VPでチャンレジしたい方、アソシエイトでチャレンジしたい方、それぞれいらっしゃると思いますが、ポジションごとに求める役割はどのように違うのでしょうか?

野田:
ラフな言い方をしますと、まず、ディレクターが、プロジェクトの中心です。プロジェクト全体を現場ハンズオンでマネージします。棟梁みたいなものです。
当然、難しいプロジェクト場合は、我々マネージング・ディレクターが入ることもありますが、基本的にはディレクターがプロジェクト全体をマネージする役割です。
次に、VP(ヴァイス・プレジデント)も、重要な役割を果たしています。
プロジェクトは必ず幾つかのチャンクに分かれていて、VPは、チャンクの一つをきちんとマネージする。ディレクターの役割とかなり似ていますが、そのスコープがもう少し明確になっています。
アソシエイトは、ディレクターやVPをサポートする形で分析作業やオペレーションを行います。
我々はレポート・ライティングにあまり重きを置いていません。
いいレポートを書いても、実行されなければ意味がないと考えています。
そういう意味で、分析は早く行い、実効性の高い計画に落としこんで、きちんと丁寧に実行を進めていきます。

大野:
アソシエイトの方にも、VPと同じような、VPの一部を担えるようなスキルや人間力が求められるということでしょうか?

深沢:
求められますね。アソシエイトは分析を担当すると言いましたが、その分析を一人で行うことはほとんどありません。
我々は「クライアント社内の人材を最大限に活用する」ということをしますから、多くの場合は、クライアント企業のみなさんに動いて頂きながら、分析を進めていくことになります。
そのため、アソシエイトにもリーダーシップが必要になってきますし、どの程度まで細かくデータを分析すべきかというジャッジメントが自分でできないといけない。

渡辺:
つまり、アソシエイトが、クライアント企業の社員をリードし、現実的な分析のゴールを自身で見極めつつ、分析作業をすすめていくということですね。
これは、通常のファームのアソシエイト・アナリストクラスの仕事とはだいぶ異なりますね。

野田:
そうなのです。我々のプロジェクトはさまざまで、期間としても、私が経験した最短は1週間。長ければ、当然1年や2年。
その期間はどのように決まっているかというと、意思決定までに残された時間です。
1週間後に何らかの重要な意思決定をしなければならいという切羽詰まった状態で、我々のところに依頼が来るケースもあります。
そういう場合に、悠長にデータリクエストして、読み込んで、しっかり分析してというやり方で、「2ヶ月かけてやりましょう」なんて言ったら、顧客のニーズに応えられなくなります。
我々は、残された時間で意思決定を行えるだけに十分な必要最小限の仕事をしなければならない。それを設計して行うということが求められます。
そうすると、あまり重箱の隅を突いていていても仕方ありませんので、どこまで掘り込めば時間内にできるのかという見極めが必要です。
そして、その情報がきちんと意思決定に必要なファクターにアドレスしていなければなりません。

→#4 プロジェクト最前線(1)~問題は複合的に起きる

深沢政彦 | Masahiko Fukazawa【マネージング ディレクター 日本共同代表】

深沢政彦 | Masahiko Fukazawa【マネージング ディレクター 日本共同代表】

一橋大学経済学部卒業。マサチューセッツ工科大学スローンスクールMBA。
住友銀行(現・三井住友銀行)を経てA.T.カーニーに入社。数多くのクライアント企業に対して事業戦略、再生、統合などに取り組み、米国本社取締役、日本支社代表、中国支社会長およびA.T. カーニー韓国の会長代理を歴任。2012年、アリックスパートナーズに参画。


野田努 | Tsutom Noda【マネージング ディレクター 日本共同代表】

野田努 | Tsutom Noda【マネージング ディレクター 日本共同代表】

慶応義塾大学経済学部卒業。ハーバード・ビジネス・スクールMBA。
日本長期信用銀行(現 新生銀行)を経てマッキンゼー・アンド・カンパニー、KPMGトランザクションサービス(米国)に参画。日本企業の海外事業展開や買収・事業統合を中心に、幅広いテーマのコンサルティングを行う。その後、ユニゾン・キャピタルにてCFOを務め、2007年よりアリックスパートナーズに参画。